やる夫は見えている地雷を踏んだようです ≫ やる夫は見えている地雷を踏んだようです 09
やる夫は見えている地雷を踏んだようです 09
,-r_'Zヽ1Yヾ_ｭ-､
r'`7ヽ,イ_ｽＴゝ‐zﾍjヽ. これから９話目を投下します。
l`スZ_Y_い_,-ﾍｌイ_j､T,ゝ7
_,ト'Ｔヽ_ﾉ､ ﾒ､7イ-rヘいＫス._ 今回は非常にキツイ胸糞描写が多数あります。家庭板的意味で。
ヽﾚｖ'ｰﾄ､/7-､ｆ`ﾅＶ-､ﾊノ､lヽｨ′
,ﾚ'Ｔｰ!７´ト､_Ｋ´Ｙヽﾉ､j-ｲﾞＹ、 また、えっちぃ描写が今までで一番多いです。
,ゝiくヽﾚくY_ノｖヽい'ｰくメゝト!、
ﾚ'人ﾉ｀{二ＸＸ二}`;ヘﾚ′ １８歳未満のよゐこは決して見ないでください。
´ ／{/}＼ ｀
└v{/}ｖ┘
{/}
{/} そういうのが苦手な方は、今回は飛ばしても
{/}
＿{/}＿ 多分話の繋がりは困りません。
i´‐一''┴─｀i
l∧ ∧∧ ∧l 遠慮なく飛ばしてください(´・ω・｀)
｀ｌ工 工 工l´
＿_ _＿ _|＿|＿|＿| _＿__ _ ＿
. ﾆﾆ／ ／ ｌ_|＿|＿|_l. / l |ﾆﾆ コマ数は３８です。
ニ／ ／ ／ / / / ￤ |ﾆﾆ
￣｀￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ´￣
『あたし』の名はキョン子。
メシア教資本で経営される、孤児院で生活してる。
ただのキョン子で、苗字はない。
名前も、戸籍上は『京子』となってるけど、京子でもない。
孤児院の子はみんな、院長の苗字の「橘」で名乗ることになってるけど、
あたしはそんな苗字は絶対名乗らない。
孤児院は、元々メシア教徒だった人間の子供を、教会が引き取る形で集められているらしい。
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三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
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「引き取られる親戚」が存在する子供はここに来る事はないらしく、
天涯孤独じゃない子はここには一人もいない。
厳密には、「ここ以外に親類縁者がいる」者が来ない。
孤児院の他の子たちはみんな天涯孤独だったけど、
あたしと『妹』だけは、二人一緒にここに来たから。
' .y./ヽ,,,ゝ''´ ,-‐ﾆﾆ>i ./=´- / ./ ／ ,/
i/ .~i,`､ !`´ l / .／ ∠___.／ ,/
. ll '',ゝ ､__ ｀‐--'´,,イ .／ , !- '´ ____ｬ''´
' ./ ﾇ､‐ ´ ./.r´ ヽi _,/ `i
/ ヽ､,/ l `‐- , i´' ノ､
. 'ｬ-ｪ ＿＿ _,,ｪ,-t‐,'i ﾉ !__,_／ l
. l ､ ヽ '-.ｨ'`'´ `ヽ-_‐‐'´ `---ィ`i
かなり控えめに言ってもこの孤児院はクソだけど、両親の元とどっちがマシだったかは微妙だ。
なぜなら、両親はどっちも『敬虔なメシア教徒』で、稼ぎの大半は教会に『寄付』していたから。
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i . !㍊㌫㍊㌫㍑㌍㌶㌶㍊㌫! !
ヾ i㍑㌫㌫㍊㌫㍑㌍㌶㍊㌫i!. . i
｀ 、ﾄ㌶㍍㌫㍊㌫㍑㌍㌶㍊㌫i! ; ;
㌦㍊㌍㌫㍊㌫㍑㌍㌶㍊!i . ! '
㌦㍊㌍㌫㍊㌫㍑㌍㌶ , . '
｀〝㌦㌫㍊㌫㍑㌍ _ ´
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この時期、あたしも妹も満腹になるまで食った記憶がない。
この飽食の現代日本でだぞ。信じられるか？
夫婦仲も最悪で、お袋はしょっちゅう金切り声で怒鳴ってた。
一般的にどうなのかは知らんが、親父は一方的にDVを受けてたように思う。親父が受ける側だ。
どうも親父はEDだったみたいで、そのこともよく痛烈に罵倒してた。
じゃああたしらは誰の種なんだよって話だ。親父が種無しのフニャチンなら、お前は売女だろうが。
γ,､ ._
~` ､ﾌ ﾄh
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あたしが小学１年、妹が３歳の時、親父が電車にダイブ。遺書もなし。
そのまま何故かお袋がお縄になり、獄中で自殺。
どういう経緯とかは知らん。知りたくもない。
お袋の遺書は２通あって、一つは懇意にしてたメシア教の司祭を告発する内容。
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_rニL _ / ヽ WWj
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Ｈ l ＼＼/|､＿,|ヽ く__l ! |__| )
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もう一通はあたし宛てだったらしい。（ちなみに妹宛てはなかった）
が、そっちは読まずに焼き捨てた。どうせ碌な事は書いてなかったろう。
そして、あたしらは孤児院に引き取られ、その孤児院の学区の小学校に転向した。
良かったのは、そこでは普通に飯が食えたこと。
門限までの時間は、好きに過ごしてよかったこと。
悪かったのは、そこがメシア教の直営の孤児院だったこと。
そして……
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最悪だったのが、そこがメシア教の人体実験場だったことだ。
あたしも妹も、「メシア様の先兵」となるべく、異能者教育を施された。
食事のあとに必ず１個、魔石を食わされた。
毎夕食後、メシア教の教義と、悪魔や異能についての知識を教え込まれた。
そして……「天使人間」の試作品にされた。
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* ﾟ *:| | | ＿ .Ⅵ:｀ヽ＿ Vﾄ､__＞"´ ＼r=ｘ. ＼ ＼ + * ｡ + . ｡ + ﾟ
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. + : ﾟ __ * ﾟ __ . +.: _/＿_ / ∨{;l | | .|: Y´ ./ :|_ｿ +: ＼ ＼＼::::::> ｀ヽ.ｘ ∨∧
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* ﾟ ﾟ ／／:::::::::／:::::／｢{:::| ／ ./r─┐l :|.| | ./7 V ハ :i! + : ｡ : ＼＼ ／ヽ ＼::::ヽ ＼ ＼
｡ ﾟ __ ／／:::::::::／::／/つ弋/|／+ ゜.｡｢廴＿| ｌ :|.| ｌ二二／ ハ !/ + * : ﾟ 。＼{｢:::::ハ::::}二} ＼ ＼
〈ハ／::::::: ／::／.／ {乂ソﾊ .: ﾟ ｡ | |＿ :|.| ／／!V｣ * . + ﾟ * V{::ソ⌒ll ＼＼ ＼ ＼
. V∧:::::／::／.／ ｡.:* ￣｀´: ｡ + ﾄ､ ∨ ',|── イ.∠＿|ハ ｡ ﾟ + : ｡Ⅵ二.ソ ＼.> ＼ ＼
* . ',０∨::::<.／ * . ﾟ * . ＼l二二∧ ',‐┬＝彡 l＼! .: + * :. ｡ + * ＼ /＼ ＼
。 ＼ >"´。 ﾟ.: .: ｡ ﾟ *: ｢￣￣| ∨ ヽ| | :| * ﾟ . 。 .: * ｡ ﾟ .: ＼/ ＼l
+ ﾟ . + ｡ * ﾟ: | :| ＼＿| | :| ｡ :. ﾟ * * + ｡ ｡ ＼ ./
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+ . ｡ .: ﾟ + * ｡ : +.∨ ∧ |} |::/￣￣∨ハ * .: ﾟ 。 ｡ + .:
悪魔合体という技術がある。
それは、２種以上の悪魔から、別の悪魔を作り出すというもので、
合体の法則はあるらしいがメシア教はそのノウハウを持たず、
この分野では多種多様な悪魔を従えるガイア教にかなり遅れを取っているらしい。
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/ ヽ、＿＿＿＿＿＿_／ヽ ./ ヽ、＿＿＿＿＿＿_／ヽ | .| .|
|ヽ、ｲ＿＿＿＿＿_＿ﾍ／| |ヽ、ｲ＿＿＿＿＿_＿ﾍ／| | .| .|
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.ヽ、|＿＿介＿介＿＿_!／. ヽ、|＿＿_介＿介_＿__!／ | .| .|
ノ/ ﾉﾉ （ ( （（ | ⑪ | .|
（ （ （ ( ） ） ） ） |＿从＿＿＿|／
. ＼＼ ＼ヽ ／ノ ／ / ///
ヽ ., - '' " ￣ ￣ " '' - , ／ ／ .///
( ) ノノﾉ
:| ﾞ ' ｰ- , , ＿ _ , , -‐ '' " |三三三三三三三三三三ﾝ
ﾞ ' ｰ - , , ＿_＿ _ , -‐ '' "
そしてその延長線上に、「人間と悪魔を合体させる」という外道な技術があった。
悪魔合体と異なり、人間との合体の場合「別の悪魔」にはならず、
悪魔の特徴と能力を継承した人間、『悪魔人』になるらしい。
「天使人間」とは要するに、その悪魔人のうち、「種族：天使」の悪魔を合体させたものを指す。
孤児院の中で、マグネタイトと親和性が高かった者から順に、
その合体の対象とされていった。
嬉しくもないことに、親和性トップはあたし、２番目は妹だった。
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結果として、あたしは天使エンジェルという悪魔（天使なのに悪魔だ）と合体し、
天使人間となった。
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,.:' / ' ヾヽ ヽ!ヽ iヽヾゝ
. / / ヽ ヾ ヾ ヽ
. i. （ 、 -.ヽ ヽ
i ヽ i _,,..,,ヾ ヽ
i / '! ,,..-''"__ ｀ /ミ､
! i ' ",.-''"´ヽ｀'ヽ___,,,b. i i
! _,.,_ ! ___ri ◎ ,, ,, y-‐!-< !
i /,..、ヾ+＝＝―-! ｰ--''ノ/ / ヽ＋
! / ./ヽ ', 、 ヽ､_ _／ . ヽi
ヽ .!、 ヽヾ ヾ ￣ ､､、!
ヽ ヽ ｀' ｀ ‐_,,,_ __,,!
ヽ 彡'｀''ｰ1. ~ i
i i , , .; ; _,',.'.,!
! i' ,,.-''" !
! ヽ' , , '" !
r=ニi ヽ､_', , , , !
ﾉ ￣''‐- ..,,_ ｀"''-'..,,_;__ ; ' , ;__;,'/
／ "''ー- ..,,,＿ r"""" ゝ,
"'‐,､ /./
/ ! ! ヽ
メシア教の技術者は残念そうに、「失敗だ」と言っていた。
次に合体した妹は、『妹だったもの』になってしまった。
_,;;:一´￣￣￣￣｀ー:;;､_
/;;;;;'￣ﾉ!/|::/ヽ:::|､ヾ｀＼:::::ヽ
,i;;;;/::::::::::::::l':::::::::''::::::::::::::::ヾ;;:!
,!;;〔:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〃 !
!;;;;;〕、:::::＿:::::::::::::::::;＿_:::::::::L !
!:;':::::::￣::::::ヽ::::::::::/:::::::::｀::;;::''; !
!l::::::::, ' ⌒丶:::::::::':, ' ⌒丶 l!
,!=!ﾆ（ ）:⌒:（ ）ﾆ!=!
,ｒｲ:::::::丶＿,ノ/|:::;::' 丶＿,ノ ﾄ-､
! ﾃ!:::;::::::::::::::::'::;|:'' !ｆ ,!
ヽ､|:::ヽ::::::::::::::::| ,〃 !ノ
!:::::::::::;;::;:, ,,` ′､､ ､ , !
';::::::｀=ﾆニ二二ニニﾆ='′ ,ｲ
ヾ , ,, ､､/,|
`､,, " , ､゛､,ｒ'′ | _
＼",;, ' ;; ､､ ゛／ ﾉ _ｙ':::::｀、
｀ｰ┬--一'′/ ,ｒ'´::::::::::::::i、
,ｒ'´〉 ,ｒ'´:::::::::::::::::::::::i、
メシア教の技術者は満足そうに、こうつぶやいた。
「成功だ。やはり自我が弱い、幼い子の方が被検体として向いているな」
「成功例」は皆、孤児院から居なくなり、どこかよそへ連れていかれた。
院長はこう言った。
「素晴らしい、お前の妹は選ばれたのだ。その栄誉を主に感謝しなさい」
クソ食らえ。
V! ∨, , - 、 .; ﾍ| |
V iヽ、 《 / ﾐ ｿ, { |
〈 ﾍ、 A | .| =＝ミ / リ.| ≦三≧}
〉 ｀ｲ ﾆﾆﾆﾆ| |＿ ﾍ / ノ .ﾄ {三三三 〉
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ﾄ ! |ｺｆ￣￣| | / ﾊ!i ; |. | ! | {
| ． l∃ | |∀ / |l ﾉ / ! . |
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,ｵ― 、＿ .l|:::::::::::≧、 .| :|┌─ ´:::|彡彡| ；． :|
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年長を中心に「残留組」が孤児院に残り、小学校に通い続けた。
そんなある日、『オレ』はケガをして、クラスメイトに魔法の使用を見られた。
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ィ:.´:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.`:..､
.／:./ 二二＼:.:.＼:.:.:.:.ヽ
/:.:.:/／:.:.:.:.:､:.:.:.:.､:.:.:.:ﾞ〈＼:ﾊ
':.//:.:.:ハ:､:.:.:.!Ｘ´ド＼:.:. ! /:. i
i:〈/ｲ:.-!-ト ＼{ .ィ=ミ :!:. 片:.:.:|
|:.:| l|:.:.:| =lﾄ 以 |:.:.|:.l＼:!
|:.:| l|:.:.ﾊ‘ 以 , ""ｲ:.:.|:.l ﾄ｡ヽ
|:.:| l|:.:.:∧"" ノ⌒ヽ/:.:.:从_l:.:∨
l:/ ,l|:.:.:.:.:.:〕iトゝ --彳:.:/￣￣ ｀ヽ
|' /ムﾄ :.:.{:.:.:.イ＿ノ|:.:.’ ∧
〈./ ハ:.》´ r j:/.ｫ 、 ∧
.′ / (ﾒ ゝ） / } __.∧
./ / ￣ ' ﾊ／ ＿}
/＿/ﾞ ｀ /:.:.ゝﾍ ヽ
.〈＿_.! ＼ 、 /:.:.l:.:厂 ﾟ，
/ ！ ＼ {:.:./ｿ У
./ /| ＼ ∨ / /
その相手があいつ。涼宮ハルヒだった。
女だてらにクラスのガキ大将。
一種の天才で、やることなすこと何でもうまくこなすガキだった。
頭もよく、豪運で、運動神経も良かったあいつは、世の中思い通りに行く事ばかりだったらしく、
「面白いこと」「不思議なこと」に飢えていた。ふざけた話だ。
（V /
(/＼|/ ＿_
＞ ､ | ／}) ＿＿＿＿_
（/＼ :! イ ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〕iト．
＿__,/）（/＼|∧) ／:.:.∠二二二二二、:.:.:.:.＼
(/⌒Ｖ)ヽ.│ ':.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:、:.:.:.＼:.:.:.:.:.ヽ
(/ (ハ|/:.:/:.:.:.:/l:/ハ:.:.:.:.:.:.「 ＼:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.i
∧:/l:.:.:./ ＼ ＼:.:.:.:l ／ ＼:.:|:.:.:|＼＼
X|:.:.:.|丁 示 ＼:示 丁│:.:| ､_}
|:.|:.: ﾉ 乂_ン 乂_ン :|:.:.:l)__/|
//|从 "" ＿＿__ "" |:.:/ 圦 ＼
{,ハ ゝ 〈 ヽ /:.ﾊ| |:.:.|＼}
＼ ￢=‐- ─┴=/:ｲ:.:.|_|:.:.|
|У/ /' |｢＼:.:ハ
￣￣| (丞) ∨:|￣l/
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に二二二¨ ノ＼_
rく ／/､__
＼ 二二ハ二二. く＿}_}
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ああそうだ、あいつはガキの頃から唯我独尊だったさ。
行動力過多で、毎回バカばっかりやってた。
だが、あいつの無茶に付き合わされるのは、しんどくはあったが、嫌いじゃなかった。
当然あいつはオレの魔法に興味を持ち、ぐいぐいと迫ってきた。
最終的にオレは根負けし、洗いざらい喋ってしまった。
最初はメシア教に興味深々だったが、話を聞き終わったあいつは怒り狂った。
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r‐_､‐'/: :,':j{: : : : : :| : : : ‘，:',＼＿_〉 このあたしが！必ず！あんたを自由にして！
Y ／|: : |:ハ: : : : :.ト､: : : :|.:.| ‘，､、
__У : i|: : |' ＼: :|: : :|／ ､: :|.:.|:＼/ 、＼ あんたの妹を助け出してあげるわ！
-=／ /: : i|: : |i,芹ら|从:| 芹う'Y: |∨:|＼＼ ＼
／／ ／' /: : : i|: : ﾄ､弋ｿ , 弋ｿﾉ: :|ﾉ: :| ＼＼ }ヽ
<／ ／' /／ : :ｉ|ｉ: :|iﾑ"" ""ｨ: : 'i: : :|i ＼＼
// . :': : : : i:ｉ八:∧ ＞ ´｀ イ}}ﾉ: /i:i: : |:', ヽ‘，
ｰ' ／／: : : i:i:i:i:i;' ＼', {＼ ﾉ : /∨ : : : ', i }
／'´/／ : i:i:i:i:i:i:} ＼＼ `ｰ'／／ |: : : : : :', ﾚ
' //l : :.从i:i:i:i/ l‘，｀`´／ / |: : /.: : :.',
/ .'/ |: :./ V_ﾉ＿＿ { （・/ ,'.:./|: : j|: :',
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| ﾏL─)ﾉ川ｿﾏL
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もちろん、そんなことできっこないってわかってた。
でも、オレたちのために怒ってくれたことが、嬉しかった。
今まで、一人だってオレたちの味方になってくれるやつなんていなかったんだ。
……その日から、オレたちは親友となった。
それからあいつは、ずっとオカルトについて調べ続けたらしい。
中学のころ、あいつは一人でDDS-NETにたどり着き、あいつのスマホはCOMPになっていた。
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悪魔人は悪魔と同様、COMPに『仲間』登録ができる。
オレはハルヒとともに異界に籠るようになり、孤児院はそれを知って止めるどころか推奨した。
本音で言うなら、異界のボスを狩りたかった。
レベル上げという面で言うなら、これ以上効率のいいことはない。
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ノ::::-‐===ミ:＞ ´ 〉 ヽ::_「
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だが、近郊にあった異界は全て有力組織の『管理異界』であり、
ボスを倒して異界を支配することはそのままそこの組織に喧嘩を売ることを意味した。
駆け出しのハルヒはもちろん、最低位に過ぎないエンジェルの悪魔人であるオレも、
そんなことをすれば明日の朝日だって拝めないだろう。
……それ以前に大抵のボスには勝てないが。
そんなとき、ハルヒの仲魔の【魔獣ラタトスク】が、秘匿された異界を見つけたと報告してきた。
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'. `l ｌ
'. ! |
もしそれが本当で、手に負えるレベルのボスだった場合、一気にレベルがあげられる。
それどころか、ボスを仲魔にして、異界を支配すらできるかもしれない。
支配異界を手に入れることができれば、恒常的にマグネタイトや、異界産の物資が手に入る。
独立組織を立ち上げる事すら、夢ではないかもしれない。
しかも、外部から異界と分からないという謎の秘匿性を持つ異界。
/／ ヽ: : ヾ. ′ /: :/:|: :.＼
／ ＼:_:＞. ｰ- ' ,７´: :.!: : : :.＼
／イ: : : : ミ:.､≧。 ／: : : : :! : : :ﾄ､:.＼
／ ,: : : : : i: : :/: r i.｀¨¨´ |{ﾐ.: : : :|: : : :, ＼:ヽ
/: : :_:_:_:j: :/_ノ! | .!} ト､: {:_:_:, - ､ ヾ＼
/:.／ //}: :! | |-､ , -| ! }: ヽ. i! { ヽ.__＿.,,
rー- y′ .{!{/: :j__,ｨj .| | ヾミ: : } ノ }
{ V: r''彡′ ! ', ヽ:ヽ , |
人 /: :／ _ノ ｀Y´ 乂 ヽ:ヽ ／ .!、
／::::::ヽ ､/: :/____ く i! /,;--=Ｖ: :.V ／::::ヽ
.,＼／:::::＼__./: :/ /{::::::/ ｀≧=--=≦´ ヾ:::j､ ∨:}__ ／::::::::::ﾄ:/ ､
.／ ＼:::::／: : : ;′. ｀¨´ =!= ｀.|i! }: : : :＼:::::／ ヽ
{ .／､´: : : : : { { { } } ./: : : : : :｀¨ヽ., 〉
.,:ヽ ヽ: : :/: :ゝ.. ヾ .:彡ｲ､ __ ノィ´: : : : : : : : :／ /
/: : :＼ ＼': : : : : : 丁 i ´ ￣ﾉ /: : : : : : : : :／ ／
./: : : : : :.＼ ＼: : : : :.} | / /ｫ: : : : : : ／ ／: :ヽ
維持のリスクが非常に低い。
よだれが出るような美味しい案件だ。
都合がよすぎて、何かの罠かと疑いたくなるほどだ。
そして当然のように、オレたちはその餌に飛びついた。
その結果が……これだ。
／: : : : : : : : : : : : : :_: : : : :＼-―- ､: _:_:_:_:_:_:_／:ヽ. ＼
／: : : : : : : : : : : : : : :/ ヽ: : : : ≧=-＜＿＿＿ノ: :＼: ＼ ＼ ., -､ ,､_,､_ 〃＼ ,-.､
./: : : : : : : : : : :／-.= -| は | :_: : : : : : : : : :≧ｘ: : ＼:_=-- ､:￣＼ | ﾋﾟ |, - ＝ | は ヽ_ _,､_, / ﾋﾟ.|
/: : : : : : : : : ／ ／| あ..|:. :.≧=- :_: : : : : : : ≧ｘ' ＼＼`ｰ＼: l ｸ .| | あ | ¨ﾆ= | ｸ |
./: : : : : : : : ／ ／:-:.l っ.l=ニ:_: : : :.≧:､ : : : : : : : ＼. ∨≧=:.l: ヽ--ゝ | っ .ﾉ ﾉ＿ノ
ハ: : : : : :／ ／: : : :_:ゝ_乂 :＼ ¨／ ､: : :＼: : : : : : :._＼l_ : : : l: :/ |_ _／ ＼ ；；
|: : : : : : / / : : : : : : : ≧=- _ : X ＼},.ﾍヽ : : : / ヽ＼: |: |:/ ＼ ；；
|: : : : : / /: : : : : : : : : : : : :＼｀ヾ＼ .,ｨ斧､ ＼ :| は | : ＼ノ
|: : :. :./ /: : : : : : : : : : :＼: : : ＼ .,.仆::刀. ＼ `| .あ.| : : :ハ
|: : : :,′ ./.: : : : : : : : : :.≧､:＼ヽ:ハ ｨ之:::少＼＼＼.| っ.l : : : :.‘， | _≧= -= ､
／l: : :.;′ .,′: : : : : : : : : : : : :＼:＼ヾ| .} _) ＼＼＼乂_ノ､ : : : : : Ⅵ ´ ＼
／ .l: : : | ,: : : : : : : : ヾ: :_: : : : : : ＼} ＼j,'＼＼＼ l:| ﾄ､: : : : :‘| ＼
,.ｲ: : : :l ,′: : : : :＼: : ＼ :ﾄ､_: : : :ハ. ＼＼＼＼ =-.､ﾘ |ハ: : : : ::. ＼
／ /.:. :./| ,: : : :＼ : : : ＼: : `ﾄ､ ￣ ヾ| ＼＼＼ /: : : : :} .| ＼ : : ハ . ＼
./: : /:八 ,: : : {: : : ＼: : : :＼: l :＼_ ,仗坏 ＼＼ ` 人: : : :/ .j. ＼:. :.|. ‘，
../ : :/ : : |:ヾ: : :八: : : : :＼_: : : ≧=-一に:::乂＼＼ ￣ i { , .イ ＼| ＼
,′: |: : :八 : 八: : :＼: :／ }＞――ｧ≧ヾ=(__)一 , .j＜＿＿＿_＿ .l _ ≧=――‐=≦､ ＿
: : :八: : : : : :/ ヽ.: : :/ ／／_二二二ｱ￣ ヽ＝イﾆ=-＜:_:_: : : : : :-=≦, ／ ＿ﾆ=- ¨ ￣
: : : : .:＼: : : l は |ｒ-/ < < ./ ､＿ ノ ／ _ ﾆ=- ﾆ=―――――― '―= ¨￣
＼ : : : : ≧=| あ | :/ ∧ Y .ﾉ＿, イ_./-=ﾆ , ≧=- ＿ ＿ -=≦
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￣ﾆ=-.| .： .| 三≧=-` ＼.＞-イ＼-=ﾆ ,
ゝ_乂-=三三三三三≧=-〈 -=ﾆ
￣.ﾆ=-=三三三三三}' ￣ ＿,
￣.ﾆ=-=三三‘，r‐=ﾆ ＿ -=≦
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.. /.:.:/:.:.:.:.:.i:.:.,:ﾄ:.:.:.:.:.:', ＼! ＼j:ハ:.:.:.i:.:.:.| ひぃ、ひぃ、いひぃーっ！
. /:.:イ:.:.:.:.:.:.:|,ﾒ:.| ＼:.:.:.', ,ｨf芋iミ､}:.:.:.!:.:.:|
. ／ }:.:.:.:.:.:/! ヾ ___ ＼:', 乏zﾘ っ:.:.:|:.:.:.! ゆる、ひてェ♥もう、いきらく、にゃい！です！
. |:.:.i:.:.:.:.:.|ｨfﾊ沁 ヽ /／/／!:.:.:.:|:.:.:,
. ;:.:ﾊ::.:.:.:.:C 泛ﾒ /／/／/／ jｲ.:.:.|.:.;
V ';.::.:.:.{ﾊ/／/／ --､ ,:.:.:.:,:.:′
.}:.:.:.:.|､ﾍ u （ ＿_ ﾉ ｲ:.:.:.:i/
∧.:.:.:{:.:.:..≧=-- __ イ{ |:.:.:./
. /:.:.:',:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:ﾉj l､|:.:/＿__
／ ￣ Tﾌ ＿ ー-ヽ. /-‐j:/ ￣ ヽ
/ ／ ｀ヽ、 ､
,{ γ ..:.:.:.:.. Y ゝ ',
. ,.:.i / .,:.:.{ッ:.:.:.:. } ヽ .}
/.:.:l ; i:.:.:.:.:.:.:.:.: ; ヽ .i
. /:.:./ヽ i ..ゝ:.:.:.:.:.:.ﾉ. , ∨ﾆ〉
/:.:./i.:.:.:'{ } ∨
／￣￣￣＼
.. ／ -―、 ―-＼
／ ｨてﾌ> ｉ iｨてﾌ> ＼ はーい、それじゃここまでのおさらいをするおー♪
| （__人__） |
＼ ^ ／
／ ＼ｸｨｯｸｨｯ
, -―――-､
／ __ ヽ、
/´ /´ ● __ ヽ おまいらに、奴隷として植え付けた条件は
/ ゝ....ノ /´● ヽ
{ r ゝ- ′ ヽ 以下の３つだおー。
ゝ `ｒ-ｲ＿,) |
／ ＼ |r┬ｙ′ / １．感覚の極端な鋭敏化
／ ` ､_ `ー' ＿／
l `ー――‐-T´ ２．ハルヒとキョン子の感覚共有
| j
３．やる夫への反抗心感知時、横隔膜の反応低下
_,. -‐ ､
／ ,.､ ヽ
／ ,彳ヾ ヽ ﾇﾌﾟｯﾇﾌﾟｯ 二人のうち、どちらかのここを弄るとー？
／ r''´;:ｨ::ヽ ',
'´ヽ ノ ,ｨ',ゝ-く`ｲ ｰ--' /´ヽ 「「ひんっ？あんっうぁぁぁぁぁ！？」」
', イ /:j ﾉ,. ｲ !ヽ ヽ /
', ／ ／::/ り’'!ヽ ヽ:ヽ ` / ｺﾘｯ
', /:::::/ ,.' ' ` '、ヽ::ヽ. /
ヽ /::::// ､ ,.. ヽ、',::::',/ そんな風に、二人同時に感覚があるおー。
V::://_,.ノ`￣´ヽｰヽヽ:/
ヽ:/ // {`-', / /
i| i ｲ |` .y /
'ヽj, | / /
ｰ' し' /
/
〈
ヽ
`ｰ
＿＿＿_
／ ― ＼
. ／ (● ) ﾍ＼ で、３の反抗心についてだけど、
| （⌒ (● ) ｜
ﾍ ￣｀､__） ｜ まだ逆らう気力はあるかおー？
ヽ ｜
, へ、 ＿／
. | ＾ヽ
. | １ |
, -―――- ごめ、なさい、無理、です、
,:.:.:.:.:.:.:.:.:-‐……‐ミ.: : :＼
＿__ ／.:.:.:.:／ -‐……‐- ヽ|_]､ヽ ゆるして、ください……
/ ヽ . ,.ﾍ,.ｨ:.:.:/／´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|二7ハ
|l ┼. | く／ ./ :/´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::ﾄ.、. :.:.:.::|.∨＼!| ＿__
|ﾚ<ﾅヽ| . ,〈_ｨ,.ｲ:.:.{. :.:i:lﾄ､::.l:.:.!:.::|丶ー:-:-:.:.:.:从/>. / ヽ
|. あ ..| . くノ/ /.ﾞ:.:.|.:.:.:iﾙイ ﾄ､ｌ:.:.ｌ 'ぅ拔ヾ.:.:.〈:::::f｀ヽ |l ┼. |
| ・ | . /:く ｲ.::.:.:.:|::.:.:7xぅ拔 レ' vツ }:::;:::::: |:: |,.．- ﾐ. |ﾚ<ﾅヽ|
| ・ | .八.:.:.:.:.i. :.:圦 vツ 、 ;';';';ノｲ:::::::::|:: | ヽ . |. あ ..|
ヽ.・ / }.:.:.:.|:.:小;';';';' -=彡ｲ:::::::|:: | ',. | ・ |
￣ ∧: :.ｊ.八込、u . ` ｀ , ::::::::ｉ::::: |:: | |. | ・ |
）.: : : :).:.:.:.＞ .. __／ |::::::::|::::::ﾙ'. |. ヽ.・ /
/´ ..}人.:.:.:.:.´;.:.:.:..≧´| ﾚ' Y.レ'....ヽ( ﾄ. ￣..．...__
' /´ .ノ'. ヽ.:.j. ; / ', ',ヽ＿,ｨ'" ｀`ヽ、
' .', ヽ. ; / ', ', ヽ
'. 、 ＼ ./ . ', ', i ヽ
ヽ、 ヽ / u ' u . ' '. ‘，
_ _ ＼ } ,. - ､ { '. .i '. ヽ
__{ Υ ヽ-､ >'´ ヽ . .::::;. '. l ‘， ヽ
r{ i ﾄ. Y i′ ' . ::ゞ' '. l /.､ ヽ
| i ヽ. Y ﾉ_{ ヽ、 '. '. / ヽ ヽ
ヽ-ヽ-ヽ〉┴-ヽ.... ...: ｀ ニ´/⌒ l-‐' ′ ＼ ‘，
ゞー-- ...,,,＿＿_ / ./´ ヽ } __,ｨ ＼ ',
,＞,' / /└‐i .ノ´ ｀ ＼. '
/ ヽ! i ./ ./ ﾉ7′ ＼ }
＼ﾉし| }､/ /./ ＞ ､ __ノ
｀´ ヽノ´
´ `
. ／ 丶
' , 、 ヽ
' , '´ ＼ '.
′.／ .... ＼
|／: :.:.:.. ヽ !
／:.:.: . . . :. . :. :. :.:.:.:.:. :.:. ',|
.':.ィ:.:.: .:.:.: .: .:.:.:. :.:.:.:.:.:. :.:. :.:.:. :. :.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.ヽ
'／/:.:.: .:.:.:.:.: .:.:.:.:./i:.. :.|､:.:i:.:.:. :.:.:.:.:.､:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:'. ムリ、無理！
/' ′:.:.:.:.:.:.:..:.:./|:./ .:.:. | Ⅵi:.:.:.:.: |､:.:i＼:.:.:.:.ﾄ､:.:.:.:.:.:.:Ｎ:'.
.′:.:.:.:.: /:.:./ .|.′ .:.:.| Ⅵ:.:.:.:. | Ⅵ ＼:.|. Ⅵ :.:.: i .}:.i もう、苦しいの、嫌です、ごめんなさい！
i:.:.:.:.:.:.:/i:._/＿|＿_ ヽ| }/＼:.:.| ﾞL.. -―― :.:.:.: l .}/
|:.:.:.:.:./ .|:/jr==rz:｡._￣ ./ 寸´ ,.ィ示i￣}!.|:.:.:.:.:.|
|:.:.:.:.:i ､ !' {! ら辷爪 升'_リ ｜:.:.:. ′
|:.:.:.:.:| ＼ﾑ ｀¨¨¨ﾟ′./ / / / / ￣ ./|:.:.:.:.′ ﾌｰｯ、ﾌｰｯ
'.:.:.:.:.| ./`ﾍ / / / / / / i! / / / / / / .ｲ´|:.:.:/
. '.:.:. | /ｲ:.:.:.＞ . , ､__ . イ .|: /
'.:.:| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞ . ゝ--' . f ヽ:| |/
. ,`i!-―- ;.:.:._:_:∧_,.| ｀ - ´ |、＿ , -―- ､
／ ＼ ＼
. / `ー ､ ＿_ ,｡r ヽ
/ ´ ハ
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八 ﾉ :::／ |
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_| ﾄ､ ::::::::::＿, -､. l ::::::::::::::_::::: : ,.ｲ : 八_jノヽ
/八.ﾉ }-≦ ヽ/ :. ::::::::〃ｿ:, ; ≦: }: : : ／: : :ﾊ
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/ / ¨〉､ .人 ,. .-=≦: : : : : : : : /¨: : : : : : : :〈
. / / /: : } ／ >､＜: : : : : : : : : : : : , :イ:_:_: : : : : : :／
{ イ/ノ: : : :|¨ ／: : :ヽ: : : : : : : : : : :イ￣ ／￣￣
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ 残念だおー。
／ （◯）, ､（◯）＼
| ""￣ 'ｰ=-'￣" | その３はしかたない、確認は飛ばすかおー。
＼ ／
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ で、その変化だけど。それは恒久的なものだおー。
.. ／ 《;･;》 《;･;》 ＼
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼ COMPを手放すことで、それ以上の変化はなくなるけど、
| ﾄｪｪｪｲ |
＼ ヽﾆﾆｿ ／ 「それ以降変わらなくなる」だけで、変更後の状態は継続するお。
＿＿＿
. ／ ＼ それに、やろうと思えば、食事や排せつはおろか、呼吸にすら
／ ⌒ ⌒ ＼
／ ,.=・=､ ,.=・=､ ＼ 極端な性的快感を付けるとかもできるおー。
.| （__人__） |
＼ ゝ-u' ／ 息をすって吐くたびに絶頂できるお？
／ ＼
‐─´-..､.:.:ヽ
, .:."´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヾ､ それ、は、ゆるして、
／.:.／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.､.:.:.＼
／.:.／.:.:.:.:.:.:.:.ｌ.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼.:.:ヽ ゆるして、ください
/.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:..:ｌ.:.}.:.:.:.:.:ｌ.:.:.:.:.:.:',.:.:.:.:.:ヽ.:ﾊ
. /.:.:〃.:.:.:.:.:.:,'.:.:.|.:.!.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.|.:.ｌ.:.:.:.:.:.:.:',.:ｌ も、さからい、ません、から！
/.:./:/ .:.:.:/.:|.:.:.ﾊﾊ.:.:.:.:.:ﾊ.:.:.:.:!.:.i.ｌ.:.:.: ',!
,'.:./.:.′ ....:′.!_,'_⊥-.:.:.|:ｌ ､.:.:.ｌ.:.ｌ| ...:|:',
i.:.i!.:.:| :.:.:.:|￣|.:!__ | !.:.:.:|｀ﾞ‐-.:i.__|.:.. .:.:.:!.:ｌ ﾊｧ、ﾊｧ
ﾍ{|.:.:.! :.:.:,豸う坏ミ､ ',.:.:.;豸ぅミ､､|`.:.:.:.:.:.|.:.!
!.:.i!.:.:.:|.:,ｃV;;;;ツっ ＼.:cV;::::;ﾉヾ.:.:.:.:.:.:ｌ.:′
ｌ.:ﾊ.:.:.:ﾚ{／/／/ , /／｀ひ |.:.:.:.:.:.:./、
ﾚ |.:.:.:.:ﾊu ; /|.:.:.:.:.:ｌ.|::::＼
..‐､ │ .へ t‐__---, _/./､′／.:.ﾊ{::::ｌ:::ヽﾋﾟｸｯ
│.. 1ｌ Y ､`‐........-‐ ﾆ ! ／丶:.:i::ﾘ::::ぃ:::丶 ﾋﾞｸﾝ♥
／￣￣￣＼
／ ─ ─ ＼ さて、それじゃ、それらを踏まえたうえでおまえらに聞くお。
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | ハルヒ、キョン子。おまえら、どうやってここを知った？
＼ ｀ ⌒´ ／
／ | 何が目的だったんだお？
（＿ ) ・ ・ |｜
ｌ⌒ヽ ＿ﾉ | ----お前らの背景にいる組織はどこだお？
| r ` (;;;U;;) ）__）
（＿ノ ￣ ／ ／
（ ＿）
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／:.,.:へ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.へ:.:.:.:.:.:.:.:.＼
,.:.:／:.:..＞ ￣￣ ＜ヽ:.:.:ヽ:.:.:.:＼ ……つまりキョン子はメシア教、
/:./:.:./´ ＿＿_ }:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:,
/:/:.:.:/ ,.ィ:.:.:.:./:.:.:.:..',≧:.､i:.:.:.:.:.:',:.:.:',:.:', ハルヒはフリーってことだおね。
//:.:.:/.:イ::.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.}:}ヽ:.',:.:.
,:.':.:.:.':.:.:.:.:!:.::.:.:.:.:i !:.:.:.j:.:.:|:.:.:./.:.:.:.:.:.j:.| i:.i:.:.:.､ そして、どっちもメシアンにゃ含むところアリ。
ノi:.i.:.:.:i:.:.:.:.:|:.:.i:.::.:.| }:.:.:.|:.:.:|:.:./:.:.:.:.:.:.;:.:.; }:.}:.:.:.:.ヽ
く |,:.:.:.:{:.:iーﾄ-{斗 {/:.:.刄:-}-:斗'.:.:.:/:.:/_/:./:.:.:',:.:.:',
y'|:.:.:.:ﾊ:.{:.:.:| ヾ_ヽ从:.:/ j/j/:.:/:.:.:./:.:〃:.:/_:.::.:.:',.:.:.',
/ !:.:.:.{:.ﾍ:.:.:.っ弐=ミ､/ /イ::.:.:.:/:.:./{:.:./ ｀ヽ∧:.:} あっはっはっはぃっ！んーっ♥
/ ﾊ:.:.:.ﾍ:.:.＼:.ゝ＼＼＼＼ /:.:.:.:/:.:/-':./ ', .}/
/ /:.:ﾍ{:.､:.＼:.:.:.:へ u ,､._,､/:.:／:.／:.／ } ﾀﾞﾒ、だめ、我慢、れきなっ！
＼∧:.:.|:.:.∧:.:.＼{:.:ﾊ≧= --/ｲ j／:.:../ '. i
ヽ{ヽi }从{ﾍ:.{ i ｰ-､ j从/ / /{ .i | ーーーーーーーっ♥
/ } ヽ ' { , | | ｜
, ／ ､ ／ , , | | ｜
.i , / ｀ ｙ' i ﾊ. ! .| !
|. , ′ , | u i ヽ', .!
.| / ,: i | .i .､ .i
|. , ij .′ | .j. , V i | .＞
.j .i c { , | } ､ | |＞ ´
, ｜ , / i:.:. 八 ＜__ ＞| |
/ }:.､ i | 人 ' } {:ｯ.:. ｲ ／ ! |
＿,,. =- ￣' iゞ:.メ..＿ |イ i. ≧={ |-=彡 ／ !
.i 八￣ ＜ / | | | , ''
| , ＿__ ヽ. ! | | ,
_ --―― --（_ ￣ ≧ .､. | ,: / i
＞ ´ ´ .. ＼! / / | i
／ ＼ ﾑ .′ i __| |-―
′ ｀ ＜ } .i ノ| i , ´ .| | i
｀ﾞ.く ! 人.. j | | __,..＜ | | |
＼{ｲi:i:i:Ｙ | | ,.. ＜ .! | !
ヽ:i:i:.ﾊ､.! .／ ! !
',￣￣ / |
29
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`'<:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
／:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.'.
/:.:.:.:.:.:i:.:./|:.:.:.､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,:.:.:.:.:.:.:.l うっ……ふぅ。そして、もう一つがその、
/ｨ:.:.:.:.:/|:/ .|:.:.:.:{'､:.}､ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:.:.:.:.:.: l
/ |:.:.:.:.厂￣`:.:.:.{ ―-ミ､:.'.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.{ 妹の保護と、可能なら分離かお…。
|ｲ:.:,抖ミ､ |Λ{ __ ‘.:.:.:.'.:.:.:.:.:.:.: l:.:.:.:.:.:.:'.
|:.:l 辷 ﾞ ｨ竓=ﾐ､:.:.:.廴:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:.'.
|:i:l xwx , 之:ﾝ'，:.:.l }:.:./:.:.:.:､:.:.:.:.:.:'.
|从 __ wxwx ‘.:.:.:',ｲイ:.:.:.:.:.:.:、:.:.:.:.:.:.､ ぅんんっ♥……は、はい……んっ♥
}:.:>､ ヽ_) ｕ . イ|:.:.:l `''＜ ヽ:.:.:.:.:.:.:.＼
}/ ` ＿ .， |ﾊ:.l 丶',:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
＞ ´￣` ｰ‐‐┘ -‐ ￣ヽ ＼.:.:.:.:.:.:.:､:.` .,
＞ ´ ￣ ヽ' _ -──- _ ,, ∨ ､:.:.:.:.:.:.＼ `
.ﾑ ,-r ´: . , ´. :_:_: : . ヽi u. ,′ ‘､:.:.:.:.:.:.丶
.ﾆﾑ. {='': : : : u , ′: : :ゞﾉ: : : ', ノ ､:.:､ .,:.:.:.
三ﾆﾑ. ,i: : : : : ./ : : : : : : : i , ′ ＼` .,＼
.ニニﾑ i i u / , ′ ＼ ｀ヾ
ニニﾆﾑ. l u. l ／ ., ′ ＼ }
三三三ﾑ ' , u ', u, ' ,ｲ ヾ
三ニニﾆﾑ ヽ _ ｨﾍ , イ ,/′
ﾆ､三三ニﾑ / ｀￣ 7´ ` ー---/ ,ｲ
ﾆﾑヽ三三ﾆヽ ,′ u ,′ ／´ u イ /
ﾆﾆ} 寸三三ﾆ≧ｴｪｪ｡_ ,.ｲ ,j' r=/ / ,′
ﾆﾆ} 寸三三三三三三≧ｪｪs｡＿＿_j三≧ｪｪｴｴﾉ i
ﾆﾆﾑ.≧s寸三三三三三三三三三三三三ニニr'´ ', _ --------‐‐‐
ニニﾑ三三`ｰ----r､三三三三三三_,-､ニニノ_ -‐ ￣
ﾆﾆﾆﾆﾑニニ三三三＞′ / .／ ´
ﾆﾆニニ}. `,′`´ヽ ./ / i
ﾆ三三三ヽ ,i l | ,, ,ｨ f u ,′
三ニニﾆﾆﾑ , ! l ; .,j ! f´/ ! ,′
三ニニニニﾑ' i! |! l' .{,,､ヽ ,'i .l u u /
三三三三ﾆﾆﾑｌ{ l{ l》`｀ ゜っ { ! ､ . ! ,′
三三三三ニニﾑｨ≦しｸ rj'' `l ! | | .| , ' !
三三三三三ﾆﾆﾑﾆﾆﾆﾄｲ .|_jl_j_jl_j ／ |
三三三三三三ﾆﾑﾆ／ij＿＿＿＿_ , ィ |
三三三三三三三三三三三三三ﾆﾆ≧ｓ｡---‐‐‐ ´ |
三三三三三三三三三三三三三三三三三≧s｡ |
＿＿＿_
／::: ＼
／:::::::::: ＼ ……ｸﾞｽｯ
／:::::::::: ＼
|::::::::::::::: |
／⌒::::::::: ⌒ヽ／
；/:::::::::::: ＼；
；/:::::::::::::: ＼ ヽ；
,、_ ,，--- ミ
／:....￣ `
／/:.:.:.:.:.....:.. 、 、 んっ…や、やる夫、さま？
./:.:.:.:.:/}_|__:.:. i:.:...:.:.| ‘.＿
./ｲ:.:.:_l _l/ |メ|:.:.:.:. |:.:.:.:.....l. ｀ヽ
.l_＞' んへ .|:.:.:.:i |:.:.:.:.:. ,:.:.:.:.:.l
| “ﾟ |:.:.:.:ｈ:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:l
‘. r､ .|:.:.:.ﾑ:.:.:.:.ｲ:.:.:.:.:.:. l
､＿＿__ ，|:.:/＞''"/:.:.:.:.:.:.:.,:|
}/ l |ｲ ./:.:.:.:.:.:.:./}:!
厂j Ｙ^'く:.:.:.:.:.:.:.:/ }!
＿＿＿_
／::: ＼
.. ／:::::::::: ＼ な、なんでもねーお！
／:::::::::: ＼
|::::::::::::::: | お前ら、そんな話したからって、このやる夫様が、
＼:::::::::::::: ／ヽ
/::::::::: くゝ ） 奴隷の扱いに、手心加えるとか、思わんごどだお！ｽﾞﾋﾞｯ
；|:::::::::::: ／ ；
；|:::::::::::::: イ ；
,、_ ,，--- ミ
／:....￣ `
／/:.:.:.:.:.....:.. 、 、 （あれっ？）
./:.:.:.:.:/}_|__:.:. i:.:...:.:.| ‘.＿
./ｲ:.:.:_l _l/ |メ|:.:.:.:. |:.:.:.:.....l. ｀ヽ は、はい。
.l_＞' んへ .|:.:.:.:i |:.:.:.:.:. ,:.:.:.:.:.l
| “ﾟ |:.:.:.:ｈ:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:l
‘. r､ .|:.:.:.ﾑ:.:.:.:.ｲ:.:.:.:.:.:. l
､＿＿__ ，|:.:/＞''"/:.:.:.:.:.:.:.,:|
}/ l |ｲ ./:.:.:.:.:.:.:./}:!
厂j Ｙ^'く:.:.:.:.:.:.:.:/ }!
／ ￣￣￣ ＼： さ、幸い、やる夫たちは、多分、メシアとは、敵対するお！
：:／ ::::＼：
;： | :::::::| ： お前らが、忠実なら、その、機会があれば、
＼.....::::::::: ::::, ／
r " .r ／ﾟ。 気が向けば、その保護、やってやっても、いいお！
：|::| ::::| :::i
：|::|: .::::| :::|：
：`.|: .::::| :::|_：
：.,': .::（ :::}：
：i `.-‐"
,、_ ,，--- ミ
／:....￣ `
／/:.:.:.:.:.....:.. 、 、 （……え、こいつ……ひょっとして、ものすげーチョロい？）
./:.:.:.:.:/}_|__:.:. i:.:...:.:.| ‘.＿
./ｲ:.:.:_l _l/ |メ|:.:.:.:. |:.:.:.:.....l. ｀ヽ あ、ありがとうございます。
.l_＞' んへ .|:.:.:.:i |:.:.:.:.:. ,:.:.:.:.:.l
| “ﾟ |:.:.:.:ｈ:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:l
‘. r､ .|:.:.:.ﾑ:.:.:.:.ｲ:.:.:.:.:.:. l
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}/ l |ｲ ./:.:.:.:.:.:.:./}:!
厂j Ｙ^'く:.:.:.:.:.:.:.:/ }!
＿＿＿_
／::: ＼ キョン子、ハルヒ、お前ら、この後、荒らした玄関、かたしとけ。
.. ／:::::::::: ＼
／:::::::::: ＼ 道具とかは、シャルに聞けばわかる。
|::::::::::::::: |
＼:::::::::::::: ／ヽ そのあとは、風呂と、隣の７０８号室使っていい。ｽﾞｯ
/::::::::: くゝ ）
；|:::::::::::: ／ ； 連絡手段とか、明日教える。そのあとは、家に帰っていい。
；|:::::::::::::: イ ；
COMPは、おいてけ。お前らのｽﾞﾋﾞｯ、仲魔も、やる夫が、奴隷にする。
_／ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼:: :.ヽ.
ｰ=ﾆ ｧ: : : : : :／: : : : : : : : : : : :､: : : :｀ヽ: : : : ヽ: : :＼
/ ,: : : :〃: : :/: : : : i!: : : : : : :: : : : :.i!: : : : :ヽ: : : :} わかりました。
. / / : : /: : : : i!.: ! : : |! : : : : :|: :!: : : : :|: : : : : .}: : : :i
/ ｲ : : : l: |: : : |: :j : : : : .: : : : :l: :ﾄ､: : : :!: : : : : |: : : :| ありがとうございます。……あれ？
l/ | : : : |: ｌ: : __L:ﾑ、: :.!: : :.: :.ﾊ. j ヽ: :.|: : : : : |: : : :|
│: : ｌ|: :| :.ハ/ ヽ:ハ: : :/ ´￣｀ ﾘ:.|: : : : : !: : : :|
│: : |i V. ,ｘテ云; ｊ:./ イテ云ﾄ!:.l:.: : : :.i:: : : :.|
ヽ: : | ﾊ` Vf:::::i} '" Vf:::::i} }:i!: : : : :|: : : :.| ……すみません、腰が立たないので、
ヽ |: : !:il ゝー' `ー'' .}: : :i!: ./: : : : |
l: : : :ﾑ ' /.: : :iﾚ': : : : : :| ちょっとだけ、待ってください。
. |: : : : |ﾍ､ -ー- ｨ': : : : |: : : : : : :i
. |.: : : :ｌ "＞,､ イ!i: : : : :.|: : : : : : :|
|: : : : ! .厶|＞ｰ ＜{゛ i!: : : : :.|: : : : : : :|
|: : : : | , '´/ノ L､ _|.: : : : :.|: : : : : :ﾊ!
!ハ.: :|' | ___.＿ |. |: : .ハﾉ: : : : :/
. _..-‐'´ｊノ |´ ＿｀ ｰ<|. j／ ｀ｰ､: :/
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＜バタン！
__ ． ‐───ミ
．.:´ ‐─＼:.:.:.:.:.:.:.:.:`:..､
／:.:.:.:/ _＿_.＼:.:＼:.:.:.:.:.＼ ……キョン子。
/:.:.:.:.:./ ´:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:､:.:.:.:.:.:＼
/:.:.:.:.:./／:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ ---ヘ、
':.:.:.:ｉ:.:.|":.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:l:ト :.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ＼/＼
ｉ:.ィ才:.:!:.:{:.:.:.:.:.:.: ハ从l }＼:.:.:.:.:|:.:.ﾟ， ハ:.:.:..、
／ ' !:.:.!:ハ:.:.:.:.:./ ー──く:.:.:|:.:.:.:.V ＼:.:ヽ
. 〈 / |:.:.Nーヽ:.:/ 'ィ必及 ∨ヽ:.:.:.ﾟ， 、ヽ〉:.ハ
∨廴 ｲ:..{ 芹必ﾄ 匕ツ } .ﾊ:.:.:.:.ﾄ . ヽ/l::ｉ }
| |l |:.:.ﾄ.｡ 匕ツ 小:.|:.:.:.:.l:.:.∨| |::!
| |l |:.::|:.∧ ′ .ｲ:.:.:.:|:.:.:.:从:.:.:.| リ
| |l |:.:.|:.:.込、 ` ｰ .イ:.l:.:.--彳/: :/⌒〕iト． ． ──
ヽ.!_∧:.ヾ:.:.:.:.:.〕iト -- Ｖ: : : /i:i/: :/ ＞──ｘi〔
} ヽ:.:.＼:.:.:.:.:.:./} /: : : /i:i/: : ′ ／
＼:.:.:._:.／/_＿ -/: : : /i:i/: : l
x≦/ : : /---- y’: : :/i:i/: : : | /
.ｲ:/i/ : : /── v': : : /i:i/ : : : 从{
/ |:{i:i: : : :{ /: : : /i:i/: : :／ ヽ 、
厶―`--ミ
,，'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
,，':.:.:.:.:.:､:.:.:.:.:､:.:.:.:.:.:.:ヽ どした？
-=彡:.:.:.:.:.:/:.:.i＼:.:.i斗-ミ:.:.:.:.,
/:.:.:.{:.厶-:| ヽ| .}/}Λ:.:.:.i
|/|:.:{' ヽ{,斗 =＝ '|:.:.ｈ
|､{. ''"´ ' ､､.|:.:.lﾉ
|:.:.:'. ､､ _ ｜:'
|ﾍ:.:.〉 、 ´ ’ ,，.|/
､|:.:.:` .,_ イ:.!
.|:.:.:.:.r{ ｛-i、
.|＞'" l } `ー-、
rf'" .l-―-ﾘ .lヽ
ノ:::'、 ‘. ' ':::::〉
|::::::::ヽ ‘. .' ./:::::;'
|／::::::::＼. ‘. .' /:::::::{
〈:::::::::::__r―--ミ ,，-＜┐:::」
}:::::::/ /::::::::::::::::::`' ､ ,〕::/
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／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ､:.:.:.:.:.:.:.:_:_:_:_:.:＼
r==:y:':.:∠ ----ミ:.:.:.:.:.＼:.:.:/====77､:.ヽ
乂_/:.:/＿＿＿＿ ＼:.:.:.:. ∨ ､ // 》:.:.ﾟ，
. /:.:.:':.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.＼≧≠=彳:.:. ∧
/:.:.:. !:.: /|:.:.:.:l:.:.:.: |:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.ﾟ,ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
. /:.:.:.:.:.|:Ｘ !:.:.: |:ｰ:.┼.‐:.l:.:.:.:.:.:. | ∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
ｲ:.:.:.:.:.:.l V:.:.|＼:.:l:.:ハ!:.:.:.:.:.:.:| ﾄ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ! ……ごめんね、こんなことになっちゃって……
'|:.:.:.:.:.:.:{ t=ﾐ ＼ｌｰｬt==ﾐ |:.!:.:.:.:.:.| | |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
| |:.:i:.:.:. ﾊ代ﾘ 弋zつ И:.:.:.:.:.| | |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|? あした、なんとか、やる夫、さまに、
| |:.:|:.:.:.:l:.:.// /// |:.:.:.:.: | /│:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
|_|:.:|:.:.:.:l:八 ′ |:.:.:.:.: |./ .|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|? キョン子だけでも、開放して、って……
.lﾊ:.|:.:.:.:.:.:.:.丶 ､＿ |:.:.:.:.: |7 │:.:.:.:.:.i:.:.:.:.|
.|ハ!:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.＼ ｀ イ |:.:.:/:./ :|:.:.:.:.l:.:|:.:.:.:.!
|ヽ:. !:.:.i､:.:.:.:. ≧＝ﾊ ﾉ:.ｲレ{ .／!:/:.ル1:.:.:.:|
＼{ ＼:.:.:.lヾ/: ∧ 才: :/ｲ: : : lﾘ:.:.:.ﾉ
/ /i/_: ／} ／: : : : : : : : : :{:／: ＼
/ /i/ ＼ -./: : : : : : : :x========ミヽ
./ /i/￣ ＼ ＼': : : : : : :／: :ィ´￣￣｀ヽ: : ＼
/:.:.:.:.:.:i:.＼:.:.:V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|/:.:.:.: ／/:.: ／/:.:.:.:.:.: /:.:.:.:.:＼
:.:.:.:.:.:. l:.:.:.:.＼i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.／ ./:.／ ./ｲ:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ あやまるなよ、お前らしくもない。
:.:.:.:.:.:.:.V､ :.: ,」:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}ア￣￣ ー-,，ﾘ:.:.:／|:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.，
:.:.:.:.:.:.:.:.V:.:./｜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:lｲ汽f示ミｘ' /:／ ､ l:/|:.:.:i:.:.:.:.:.: i ここに突貫したとき、止めなかった。
:.:.:.:.:.:.:.:.:寸l .|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|“ ら__:V ./'´ ﾒ､|:.:.:l:.:.:.: i:.:l
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|､＼|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ‘ー‐' .たﾐx .|`:/:.:.: /|:.′ その時点で、『あたし』も同罪だろ。
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ` |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ﾊ::r竓ﾑ′:.:, .|/
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l .|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ,ﾞｰ ' /:.:.:j／ /
:.:.:.:.:.:.:.:.:∧ ｜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ＿ /:.:.:.:.i
:.:.:.:.:.:.:.:/:∧..｜:. ,i :.:.:.:.:. | ｀ ':./:.:.:.l 二人して迂闊すぎた……それだけだ。
＼:.:.:.:/:/:.∧｜:/.|:.:.:.:.:.:.:| 、 イ: /:./:.∧
＼':./:./:.∧l/ |ﾍ:.:.:.:.:′ ` ， ´ ∨ /:./:∧
＼/:./:.:.:､ .| .i:.:. / {- 、 ∨:/:./:. i
＼:.:.:.:.:.:＞ |: / V/＼_ V:.:.∧:.|
＞ ´ /|/ ./´ ` ._ i:.:/ }/
,， ´ / '′ / |/ ._/
,，´ ﾉ´￣￣` 、/ / ` 、
--- … ===ミ
.ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:..､
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
,:':.:.:.:.:.:.:.:.:.:／─── ==ミ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
./:.:.:.:./:.:.: ィ 二二ｽ＿＿ __ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾟ，
i:.:.:.:./:.:. / ｨ :／ ﾉ:.:.:.:.:.:.:.:.:＼{:.:.:.:.:.:.:.､_:ﾑ
.／⌒オ:.:./ ,/／ 'ｱ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.《 ｀ ､
／ ′/:.:.:' .:/ / /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.{ 、 〉 でも、でも、あたし、キョン子を、自由に、じだぐで、
＼/ /}:./ |:| /:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.::.:.:.:.ハ:.:.､ ＼/
廴__{:|:.| |:| ／:.:.､:.:.:.:.:.:.:. l:.:.:.:.:.:.:ﾊ:.ヽ. ＼廴「 ヽ ぞれなのに、ど、奴隷って……ｸﾞｽｯ
/ Y|:.| V ｲ:._ノV ヽ:.:.:.:.:.:.ト-- :.:.､ ＼!！ ＼! 冫
廴.| V ｨ:.:ﾊ:.:.| ` ＼:.:.:.| ＼/ ｨ:|/:.∨ } ∨
.ﾊ:.:.| |:.:l V ＼l ／ １:|ヽ:.:.V廴{
/ .-| |:.ｃっ===ﾐ ｚ=/ |:.| ∧:.|:厂ヽ
/ | ﾄ:.:| ／/／/／/／/{ |:.l":.:.:ﾘ:{
{/:iﾊ ,l:i:込、 ＿｀＿_ ヽ. ｲ|/:.:.:./:/ i
|i:// ゝ.ｲi:i:i:}:.父ト. ゝ __.ノ イ∧ ハ:./:/ :|
./|i≧=彡:i:i:i:/Y:.:.:!＼≧ｰ一 .ｲ:.∧ ﾏﾍ ￤
圦i:i:i:i:i:i:i:i:イ |:Ⅵ: | ￣￣ j:.:/∧ /i:i∧ |
{ ￣￣ :|: : : :|ニニニニ.ｨ|/: {// イ:i:i:i:i:i}ヽ !
i、 :|i : : :| |: : :ﾏi:i:i:i:i:i:i:i:/ ､ ヽ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヽ
:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:. i:.:.:.:.:.:.‘. 泣くなよ、ハルヒ。
:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:/:.:.:i:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.‘
:.:.:＿／〕イ:.:.:./:.:.:ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:‘ その気持ちだけで、十分あたしは嬉しいから。
:.:.:／` |:.:.:/|:.:./ ‘.:.:.:.:.:.:.:.‘.
∠＿ |:.:/｜/￣`:.:.:.:.:.:.:.: i それに、どうやら分かってないみたいだけどさ。
竿弐` |/ .|/ _ |:.:.:.:.:.:.:ﾊ|
多:リ 竓ﾐ､:.:.:.:.:.:/
―'" frﾘ }}:.:.:.:ｨ
､､ “" ﾉイ:.| ----これって、降ってわいた、ものすげー幸運だぞ？
i ｜:|:.:|
|:.:|:.:| 宝くじなんか目じゃねーってレベル。
ｲ:.:|:.:|
/_〕 ／:.:.:.:.!: |
ｨ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
,，―--‐'".ﾉ:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊ|
{-､ /ｨ:.:.:.:.:.:.:./
' ＼ |:.:.:.:.:.:./
‘､ ＼. ｜:.:/}/
､ ヽ l:.:/
-――ﾞ┐ ‘|/
-――l ＼
.':.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ やる夫さまってさぁ。あの人多分、超のつくお人よしだぜ。
.′:':.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'.
.′:':.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
|:.:.:.l:.:.:.:.:i:.:.:.:.:..:.:.:.:.:ィ:./|／}/＼_:.:.:.:.:.:.:i:.|
|:.:.:.l:.:.:.:.:l:.:./:.:.:._／ }/ ´＼:.:.:.:∧l それでいて、Lv３１もの悪魔を連れ、最低でも１つの異界持ち。
|:.:.:.:,:.:.:.:.:Ｖ:.:.:.:./￣￣ ,ィ刋㍉/l
｜:.:.:.,:.:.:.:_|:.:.:.:.:l'ﾃ云:冖 之ﾝ ,:.:.:l しかも聞いたこともない未知の技術も多数抱えてる。
｜:.:.:.:.ヽ､ '.:.:.:.:.l ゞ- ' l:.:. l
|:.:.:.:.:.:.:l ヽ'，:.:.l ' 八:.:l, ----そんな強豪サマナーが、あたしらの保護をしてくれるんだ。
.!:.:.:.:.:.:.l `'.:.:.:.:, ー- ' . ' .l:.:.:.,
.|:.:.:.:.:.:.l. ／‘.:.:.:.:., ` ., _ イ'、 .l :.:. こんな都合のいい展開、まずないぜ。
.|:.:.:.:.:.:.l/ '.:.:.:.'. ､ .} Ⅵ:.:.:,
|:.:.:.:.:./ ､:.:.:.:､＼＿,／ ﾞ}:.:∧ あたしら全員の貞操の対価としても、高すぎるぐらいだよ。
|:.:.:.:厶-―-ミ ､:.:.:., ＼ l/ ﾊ
|:.:.:/:::::::::::::::::::::` ‘,:.:.:., ＼ /l l::!
｜/:::::::::::::::::::::::::::::::'.:.:.:l、 ＼ l .l::',
|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::}:./:::丶、 ＼l l:::::、 それに……その、正直、ﾑﾁｬｸﾁｬ、気持ちよかったしな。
.ﾉ:::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉｲ:::::::::::::＼ ‘. .!::::::::、
}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ‘.l、::::::'. ……ハルヒも、そうだろ？
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:::::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Ⅵ/ ､:::',
:::::::::::::::::::::::::::ノ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ､ }::::l お し ま い
とびきり邪悪なはずのダークサマナーやる夫さんを、
いわれのない風評被害が襲う！？（°Д°）
＿＿＿_
／ ノ ヽ＼
／ （○）}liil{（○）
／ （__人__） ヽ
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＼ lｪｪｪl ／
/ ヽ
しヽ ﾄ､ﾉ
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!___ノ´ ヽ__丿
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