やる夫は見えている地雷を踏んだようです ≫ やる夫は見えている地雷を踏んだようです 31
やる夫は見えている地雷を踏んだようです 31
,.-､ ,,-‐､
| :`ヽ､ ,..--..,, ,,.--‐'" |
| ゞ''"" ヾ /
! ,.' |
‐‐┼- ；
‐┼- ● ● ｰ┼- 全く凄まじい奴だったな。
.‐十 ‐┼-
- ヽ、 (＿人＿) ﾞメ、
__＿___＿ ｀ 、 ヽ＿ノ /
／ ＼/ ヽ ／、
/ ,.． -‐‐- 、 ＼ ヽ
}∠,..艦__これ_ ＼ ＼ ｀、
/.:.:.:./ ＼|＼:.:.:.＼＼ , / ./|
.（二）ｉ:/ｎ ｎ＼i:.:.:.:.i‘， } ./ ./ .|
. i:人| U U ｌ:.:.:Λ:‘，/ ./ ./ |
<人（ u ,':.:./´ヽ:.:´ ./ ./ |
/:.个: . __▽__ ,./:∠:.ヽ ヽ ./ ./ .｜
{:.:.:‘， ....| | | ヽ ヽ ＿ノ ./ .|
人:.:.:.: .| | | ノi:.:.ヽ ＿ ＿ ノ ｜
｀¨¨´. .| | | ｀､_,.ノ ｜
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_| |_ ', |
く´ヽ| |/｀ゝ ､ /
| |｀-∞-´{｀l { ┬┬┬┬ ,′
ヽ!__ ___{O | .| .｜｜ | ,
ノ | |￣| | |ヽ | | .｜｜ .| .|
＼|_|_|_|_|_／ } | ｜｜ .| |
|_| |_| ﾉ | ヽ_｀｜ ヽ──、
｣.| ｣.| ` ー┘ ｀└一 '￣￣´
＿＿＿＿＿
-=ﾆニ二二二二二二ニﾆ=-
-=ﾆニ二二二二二二二ニニニﾆﾆﾆ=-
-=ﾆニ二二二二二二二二二二ニﾆ=-=ﾆﾆ/
〈=-=ﾆニ二二二二二二二ニﾆ=-=ﾆﾆニニ二/ 確かに、凄いお人だったのであります。
-=≧=-=ﾆニニニニﾆ=-=≦二ニﾆﾆﾆ=-=ﾆ{
-=ﾆニ二二二二二二二ニﾆﾆ=-=ﾆニニニ 彼の仰ってた言の葉を信じるならば、
Y≧=-=ﾆニ二二ニﾆ=-=ﾆニ二ニﾆ=-.:イ:::.
人二二ニ( )ニﾆ=-=ﾆニニﾆ＞..´::::|::::::|::::l 彼は覚醒して半年足らずで【異能者】として
(二≧=-=ﾆニﾆ=-=≦ﾆ=-＜:::::|:::::::|::::|::::::|::::|
|＼二二ニﾆ=- ..::::Ⅳ ヽ|:::::::|::::|::::::|::::| 組織を立ち上げたという事であります。
|::::l:::::〃弐芸ﾐﾊ:::/ ィ弐芸ﾐ､|:::::::|::::|::::::|::::|
|::::l::::圦 __):小 l/ __) 小 》::::::::|::::|::::::|::::|
|::::|::::|ﾊ 込:)ｿ 込:)ソ |:::::::l〉 |::::::|::::|
|::::|::::|:∧ , /::::::::l::::|::::::|::::| あの技術を確立し、資金を集め、
__/￣＼ |::::|::::|:::圦 l::::::::::l::::|::::::|::::|
＜ ＼ヘ 〉 从:|::::l::::::込、 乂 ｱ ｲ:::::::: l::::|::::::|::::| かの範馬勇次郎氏をあしらう程の部下と、
/⌒＼＼ } ﾉ|::::|:::::::::::::≧o。 イ /:::::::::::l::::|::::::|::::|
{ ､ l ノ 八＼ |::::|::::＞ィ: : : :{＼__ ／ニ::::::::l:::/::::|::::::|::::| 我々【クズノハ】でも見抜けない隠蔽権能の
. 八 ＼ ゝ′ﾉ } 从:|二／: :／八ﾆ}ﾆﾆニ二l/:::::|:ﾊ:::::l从:ﾚﾚ
〉 ＼ / /ニ／:＞ニﾆﾆﾆ/ﾆ=-=≦ﾆl::从: |:从二ﾆヽ＞､ 【悪魔】を従えておられます。
rト ＿＿_ ノ ,/_／｡s≦ニﾆﾆ／()二二二ﾆ＼|: :.|二ニニﾆ: :.:.|
|≧=-=ﾆﾆニ＞≦二二二二二／二二二二二二ム: |二／二/:. :.:|
ニニニニ／二二二二二二／二二二二二二二二ﾑ|／ニ二 : : : |
ﾆﾆﾆﾆﾆ/二二二二ニニﾆ/o二二二二二二二二二ﾑ二／ﾆ〉: : : | ……言ってて、訳が分からないでありますな。
ﾆﾆﾆﾆ={二二二二二ニﾆ,二二二二二二二ニニﾆﾆﾆ}イ二ﾆ: : : : |
＿ ＿
＿ ( ＼
, ' : : : : :＼ ＼ノヽ
/: : : :l: : : : : :＼＿＿ノ __|_ そっちじゃない。いやそっちも勿論凄まじいんだが。
∧: :∧丶: : : :ヾヽ: !: ::ヽ ヽ/
.(・ω・｀ ) ＼: : :ヽi: ｌ: : : |＼/ ゝ オレがすげえって言ってるのはな。
∈二 ∈二 ~ ~|:;| ）: ﾉ ´
{ﾖ E]ヽ .j::ﾉ: :８x
ｌ | 辷 ',-イく_~ l: :|
丶! ト ^´,, イ', !: :l 貴様をナンパしてきた事の方だ。
! | ｀- ´ |" !: :l
! __ (_ i -=-‐t┘ |: :',
∪ /∪ i i i.) .l: : ',
（_,（_,_二二[つ ヽ从
r＜二二二二ニﾆ=-
-=ﾆニﾆ=-=ﾆニ二ニニﾆ=-
-=ﾆニ二二二ﾆﾆﾆﾆ=-=ﾆﾆニﾆ=-
ト=ﾆ二二二二二二二二ニニニニl かっ……
人二( )≧=-=ﾆニ二二二二二二ノ
{二≧=-=ﾆニ二二二二二二二二」 からかわないで欲しいのであります。
{二二二二二二ニﾆﾆ=-..::´:::::::::::::|l
. 乂二二ニニﾆ=- ＜:::::|:::::::::::|::::::::||
l|::::Ｖヽ、 :::::::::/ _, -‐ヽ|:::::::::::|::::::::||
l|::::: ｨ伝ｵ ::::/ `汽示ｫ |::::::::::|::::::::|| あ、あんな事言われたの、生まれて初めてで……。
l|::::lﾊ ゞ┘∨. └-' ﾉ::::::::::|::::::::||
l|::::从/／ ' ／/／/|:::::::::::|:::::::八
叭:::::::::＼ r っ u ｲ:::::::::::|:／-
＼l::/ﾆ≧o。 イ 从／l/二二二＼ その、何といったらいいか……。
〈ﾆﾆﾆﾆﾆＹ=Ｙ≦ニﾆ／二二二ニﾆヽ
}＼二ニﾆヽ}二ﾆ／二二二ニﾆ=- ハ
ﾆﾆＶ二二/()￣二二二ニﾆ／二二ﾆ
ﾆﾆ/ニﾆﾆ}ニニニﾆﾆﾆﾆ{／二二二/
ﾆ/二ﾆﾆ/ニニニニニﾆ/ニニニﾆｲ
,.イ´＼
/ / ﾍ 最初にＤＤＭ食らって出てきたって【悪魔】な。
/ { ﾊ
_ -┤ ゞヘ ﾉ | 多分だが、【淫魔】の類だぜ。
_＿ -─一'´ ､,, ´ ﾉ
｀ヽ ￣ﾌ´ ヽ 【異界】の空気から言っても、まず間違いない。
＼ 7 _ "（ヽ） _ -ﾍ
｀} ｀ﾞ _ '´ ／´ _ ＿ 〉、
!｀（ヽ),rｧ ｀ ｰ ＜ _ -へ、
､_＿,' ゝ､ ,. ´ ＼ 最初トーシロだった奴はその【淫魔】の
＞く､ ´ ／ ,＞ ─- .._
／ ￣_ユ′ _ ´ ｀ 、 Ｍａｇをタップリ受けて【異能者】に【覚醒】した。
／／ ´ ＼
_｛／ ／ ヽ だからあんな【陰気】を出すし、その特性で
_, ＜ ,. ´ }
（_､_rｭ_,ゝ-‐_,ﾆ´-‐-､ ゝ､ 異性に対して非常に高い影響力を持ってる。
,. -‐--‐ ´ j _ - ─ - ｀ヽ ＼
(ヽ ｒ‐ ､,. -─ ‐─ ‐＜ 、 _ -─- .._ _,ﾉ ） 【異性特攻】。いわば天然【レディキラー】だな。
｀ ｰ一（＿⊂ヽ !＿ ／´ _-ﾆ´ ￣ ／
￣ ￣ ー一' （_,. -─- .._二-_ _,. ´
04
}｀¨_¨¨¨_¨´{
={= ＾ =}= その天然女殺し【異能】が、ホームグラウンドじゃ
｡s≦ (___)――‐(___)≧s｡
......................................................................... さらに自前の【異界】支援効果を受けて、
／...............................＿＿＿＿.........................＼
/...................斗--匕 艦〔Ｙ〕これ ミ ................＼ ボス補正付き【異能】として機能するって寸法だ。
............ ｡s≦¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨≧s｡ ..............ヽ
{....／／:. : :. : :.／ { : : : : : : : : : : : : : : : ＼＼..............'
ﾏ' /:. :. : :. : :./ {: : : : : : : : : : : : : : : : : :.＼＼.........}
. {.′: : : : : :/ ､: : : : : : : : : : : : : : : : : : : 寸 ......} 【黒の騎士団】はリーダーが男だからアレだが、
. /: : : : : :{: :ｘ==ミ ＼: : : : : : ｘ==ミ:. : :. :. :. : :.ﾏ}....}
′: : : :/:{i/ ＼ : : |〕iト : : : : : :}: : : : : .ノ 【王家】はそれで落としたんじゃねーか？
. ; : : : : :' {′ ＼:{ 〕iト }:. : :. : :.',
. {: : : : :.| ∩ ∩ }:. : : :.}: :}＼
. {: : : : :.|i |ｉ| |ｉ| i}:. : : :.}: :}i:i:i:＼
': : : : 从 ∪ ∪ }:. : : :.}: :}i:i:i:ir ' 反応からして、言葉嬢も食われてんぞあれ。
r‐ ∨ / ;: : : : j}≦ヽｉ:{
{//∧ ＼ ＿＿ ｖ ｧ ＿____ /: : : ://///}＾ 人事部長も結構な美人って話だったよな。
／∨/'∧: : 〕iト .{ }┐ ┌{ } ./: : : :/辷///}≧s｡
＿＿＿＿
ヽ￣::::::::::::::::::::::::::::＞...、
|二:::￣￣￣::::::::ｰ- :::＼ﾌﾟｸｰ
｀T: : :ニミx￣:::::ーP 、l´
|: : : : : |_フ i＞x;::::::::＼ ふ、不潔であります。
|: : : : : |てミヽ: :;ｲーrf’
|: : : : : |弋ｼ fチ.iﾘ
|: : : : : | ''' ¨,,, i:|
/: : : : : :! )- .,' !
´シﾉ从:_ト､ , . : : ,'
,...ｪイ:::::::::::｀ヽ二: : : : .,'
/´::::::::::｀ヽ;::::::::::::i..从iヽﾉ
二=-‐ ._._._.￣. .｀`丶
＞ '"´ ,. ＜⌒> ): : : ) )
. ／ ,. ＜ ＿,.≠‐く (:_: ／ ,. -‐‐‐‐‐‐- ., 他の幹部は知らねーけど、あの分だと皆女じゃね？
／ ／ ∠,. イ ． ３> ／ ＼
′ (＿ ', ． ／ ＼ 聞きしに勝るプレイボーイだぜ。白饅頭の癖によ。
、 └ =- 人／ ,.ｨ -‐=====‐- ､ ヽ
ー‐＜二 { と)￣ `rく二二二かんVこれ＞ ､ あの調子じゃ他にも妾が何人いるやら。
｀ヽ `､￣)/:/.:.:.:/.:./＼.:.:.:.:.:.:.:.:´"' ＜ ＼ !
(＿ ',__'__/.:i{.:.:.:/{./＼ ＼.:.:.ﾄ､.:.:.:.:.:.|.:＼ ＼ /
／ {.:八.:/ ､ ＼| ／.:.:.:.|.:.:.:.|:.､ V／{
＼ V.:./ ┃ ┃＼|;.:.:.:|.:.:}￣￣{ だがな、オレが凄まじいつったのはそこじゃねえ。
/＼ .|.:.| ‘;.:.:.|.:.厂￣
i:.:.:./`|.:.ﾄ､⊂⊃ ⊂⊃ ｉ.:.:./ そんだけの【異能】、そんだけの背景があってもなお
|.:./ 八{ ` ., Vフ ,.、r|.:./
|/ `､ ＼≧zr ‐ｧ=≦ |/ お前を口説くなんて普通、出来るもんじゃねえんだよ。
}、 フiくLi V
_ﾉ 〈{_,ハ__}〉 ',＿
「 人 /､＿
}､ Ｌ ＼/ヽ Ｊ 〉 自覚があるか知らんが、お前の放つ覇気というか、
／／＞ .,,＿＿,,.ｨ{ ｀ｰく
<／ / / | ＼ ＼ 強者の気配って奴には、高レベル【異能者】ほど敏感だ。
＼/ / :| ＼／、
/ /` ＜ ⊥ ＞ '"〉_/ 見た限りあの饅頭も相当な実力。感じ取れねぇ筈がねえ。
/_/ /_/
/_/ 〈_/ ……だってのに、その上であの態度、歯の浮くようなセリフ。
〈_/＿＿＿＿＿＿|￣￣|
すげえなんてもんじゃねえよ。頭のネジが外れてやがる。
＿＿＿
,...........＜.:::::::::::::::＿＞:::::}
,...＜::::::::::::::::＞:::::::'':::::::::::::::::::_|
／:::::＞::''::::"::´:::::::::::::::::＞:::''":::()|
ヽ､＿＿........::＜::::￣::::＞ ｪﾆ三三二＝ｧ 酷い言われようであります。
V＿. . . . . .＜: :￣: : : : : : : :ハ: :;:ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : :|./......V:i: :}
.,: : : : : : : : : : : : : : :|: : : : :.|:_二,::V:./
|: : :i : : : : : : : : : : :..|: : : : :.!､＿,::::|ﾞ ……自分は、人様を威圧するような態度で
|: : :|: :i : : : : : : : i : :!: : : : :|:::::--:::i!
|: : :|: :|: : : : : : : :i!: :i!: : : : i! .、 臨んでいるつもりはないのでありますが……。
|: : :|: :|: : : : : : : :i!: :i!: : : : :! ＿ .〉
|: : :|: :|: : : : : : : :i!: :i!: : : : :|＿ー ／
|: : :|: :|: : : : : : : :|: : |: : : : :|: : :.T
/: :;/}:/ヽ: :i: : i: :/:/ﾘヽ; : : i!: : i !
/:／ .´ .|:::Yル'::/:´:::::::|:ヽ/,ｊ从/ﾘ
,...＜￣￣￣￣￣ T￣￣＞...、
＿,.....＜´:::::::::::::::::::::::::::::::::::○i!::::::::::::::::::::＼
./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i!:::::::::::::::::::::::::＼
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::○i!::::::::::::::::::::::::::::ハ
,. -‐‐‐- .,
／ ＼
／ ＿＿＿＿ ＼ 言っちゃなんだが、お前の見てくれは決して悪くない。
. / ,.ィ´: : : |ﾞY´|: : : `: ､ }
/ ／: : : 艦__乂ノ__これ: :＼ / 顔の造作もそこそこ良くて、乳もでかい。
{ 〈 : ＞'"´／{.:.:.|.:.:.:..:.:´"'＜/´ ぶ
. ｀/∨.:.:.:.|/＼ ＼{＼{／Vﾊ.:.} | 現代日本じゃまず美人の部類と言っていいだろ。
}/`､.:.:.:| │ │ |.:.:}/ ん
「`､.:.| │ │ |.:/￣|┐
r「￣￣`､ﾄ:::: ＿ワ＿:::ノﾚ /┘
. └| ,,. _-‐乂: :V: : 乂r― ' でも、お前の彼氏いない歴＝年齢だ。
￣ ＼_,.>､＿＿,,. ィ′
. (_＼/＿_/／_) なんでだと思うよ？
/| 食い意地が張ってるとか、口調がおかしいとかもあるけどな？
/| //
/ |//／/ そんな品の無さの問題とかもあるが、些細なもんだ。
/ ___ /
/ {: : } / 怖すぎて近寄れんのよ。普通はな。
／ ゎ /
｀/・ ．,ｲ/ 怪獣を口説くようなもんで、まともな感性じゃねえんだよ。
}/｀}／
＿＿＿＿＿
r≦ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ≧s｡
圦r=========- _ﾆﾆﾆﾆﾆ）
/⌒T⌒￣ T冖=ﾆﾆﾆ=／ で、出会いがなかったのでありますよ（震え声）
ｌ::::::::|::::::::::::::|:::::::::::::|从::＼
|::::::::|::::::::::::::|:::::::::::::|＼V^`
|::::::::|::::::::::::::|:::::::::::::| |
|::::::::|::::::::::::::|:::::::::::::| l
|::::::::|::::::::::::::|:::::::::::::lっﾉ
＿＿|ハ八NﾊN八:::::::::: 「
| ||⌒rｭ￣rｭ |⌒アY
| |||￣|￣￣| |／i:ｉ:ｉ|
| ||| | | |i:i:i:i:i:i|.､
| ||| | | |i:i:i:i:i:i|i:i＼
| ||| | | |i:i:i:i:i:i|ｉ:i:i:i:）
／ -― ￣ 艦 ￣ ｰ-、 ＼
/ .／ ＿＿＿＿＿ ＼. ヽ
/ ／ ／:/: : /: : :.,:/: : : : :≧､ こ ＼ ',
′ / ／: : /: : /: :／/: : : : : : : : :＼ れ ､
{ / ,.:´: : :: /､: /: :/ ,: : : : : : : : /: : : ヽ ﾏ i だからな。
ハ :, { /: : :./: : :／ヽ/ .i: : : : : : : /: : : : : : ', V .|
／ﾑ .', j/: : : /: ／ j/ ＼_ |: : : : : : /: : : : : : : :', .| | お前も加わってこい。
-― ＜ く ﾒ .| ', /: : : : ,ｨfz=ミ､ |: : : : :/ {: : : : : : : :| :, ! |
＿＿＿ ／´ ＼ { V: : : :.〃ん ハヾ jﾊ: : ､!__!:_:_: : : : : :!: :! | !
ﾏー-- / ､ , ,. -- ､. ＼ {: :i: : ﾊ: !込ｚソ ',: : { }: i!: : : : : ;: : | ! ,
.ﾏ ﾒ ′ __〝 ′/ ,ｨ::. ', ＼: : :| j/ ｀¨¨´ ィf芋ミ､{.|: : : : /: : :, / / あの饅頭の妾に。
＼},| / _ ヽ { {泛!ﾉ ゝ:.! んﾊ沁ﾏ: : : /: : : /./ ′
｀i { {沁 ） ｀ ￣´ =＝ニ{ニ{ ＿ ' 込廴ﾂ }}: :./: : : ./ｲ ／
} ー¨´. ｀Y --― ｧ― ､:.', /:.:.:.:.:.＼ `¨¨´ ｿj/: : : :/--- く
ニﾉﾆ＝ ノ ー ' ／ ヽヽ {:.:.:.:.:.:.:.:.:〉 u ／/: : : :./ __ }
= ≧-､ ､､､ { / / ', ＼ヽ:.:.:.:.ノ イ-／: : : :ム´ {
./ ﾏ ゝ_乂_{＿ ﾉ i ≧= --― =≦ ／: : : ／: : : :`ﾏー ′
{ , {__ ﾉ-､∨ （_. ｀ヽ ／ .／イ: :／: : : : : : : :',
.ﾏ{ー' __ ノ i Y ｀ﾞ'' ..､ } ,,＞ ´ ／イ ', {.: : : : : : : :,
}'"´ ノ } ゝ..,, Y´ ', ',: : : : : : : i
{ ／ } { ＼ ﾉ＿___ ', ヽ: : : : : :.|
.ゝ′__ﾉ ゝ-- ､ ハ￣ ヽ＼ ', }: : : : : !
{ ／ .} 乂 } .ヽ ',. ＼ ノ .,: : : : ﾊ|
ﾊ / Y ＼| ',-―― ´ } /ｲ: : /
/ {ヽi | } ∨ ! j: :/
_ -‐二三三三二ﾆ= ‐- _
_ =≦二三三三三三三三三三三二ﾆ= _
, =ﾆ二三三三三三三三三三三三三三三三ヽ
〈二三三三三三三三三三三三三三三三三二/ …………は？
ヽ ／二三三三三三三三三ﾆ( )三三二ヽ／
} 二三三三=-‐‐rｚｚｚｚzzzzzzzt=ミ三 } 何言ってるでありますか？
ﾉ:::::T::::::::::::::|｀::::ーr::y二三三三三三三二＞
j:::::::::|:::::::::::::::|::::::::/j/-‐'"|::::::::::::::::/＼l:::::::::{
|:::::::::|:::::::::::::::|:::::/_,,,,,,,_ |::/:::::::::/＿ l::::::::|
|:::::::::|:::::::::::::::|'Yﾞ f⌒l ｀ lﾊ:::::::/ r‐､ヾVj:::| そのちっこい脳みそについにエラーが？
|:::::::::|:::::::::::::::| ﾐ,_ー' V''ﾞ 廴ﾉ ﾉ/:::::
|::::::{ |:::::::::::::::| ￣ { ￣ :::::::
|::::::｀|:::::::::::::::: / :::::::;
|:::::::::|::::::::::::::::| ,..-‐--- 、 ,'|::::::!
j:::::::::|::::::::::::::::| /i i｀T i TTi } ,.仏::::|
＿ノ:::::::::j:::::::::::::::::l､ { ｀ヽ/ ／i:i:i|::::|
＞ 7彡j:/::::::::::::::::::l: :〕ｈ.,_｀ ¨¨¨¨´,ィ〔i:i:i:|i:i:i､:::、
／二三三∠;;::::::::::::::/､: : : : : ≧ｒ--イ＼tミトヾi:i:＞ゝ
二三三三三/ノ::::::/ミhz二ヽ ｒク´ﾆ7三三二二ﾆ 、
二三三三三三j／ﾐ三三三/三三ｿ三三三二二二＼
二三三三三三三三≦三 /三彡'ﾞ三三三三三二二二
二二二二三三三三三三ー<三三三三三三三三三三}
三三三三三三三三三三( )∥三三三三三三三三三ﾆ!
＿ ＿
＿ ( ＼
, ' : : : : :＼ ＼ノヽ 好きで猫やってんじゃねえんだよ！
/: : : :l: : : : : :＼＿＿ノ __|_
∧: :∧丶: : : :ヾヽ: !: ::ヽ ヽ/ いいから加わってこい！
.(・ω・｀ ) ＼: : :ヽi: ｌ: : : |＼/ ゝ
∈二 ∈二 ~ ~|:;| ）: ﾉ ´ お前ここでアレを逃がせば、一生喪女決定だぞ！
{ﾖ E]ヽ .j::ﾉ: :８x
ｌ | 辷 ',-イく_~ l: :|
丶! ト ^´,, イ', !: :l
! | ｀- ´ |" !: :l 大丈夫だ、アレほどのクソ度胸ならお前相手でも間違いなく勃つ！
! __ (_ i -=-‐t┘ |: :',
∪ /∪ i i i.) .l: : ', 一発やられてこい！そんで情を交わせ！
（_,（_,_二二[つ ヽ从
,...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／::::::::::::::::::::::;;,.. -―――――- 言えるわけないでありましょう！
/.:::::::::::::_,. '"
＼::::／ （⌒) _,. -――ｧ―r―- どんな顔してそんな事されに行けと！？
V ＞''":::::::::::::::::／＼::::}::i::::::::::
V／.:::::::::::::::::;: イ/ /二､)ﾊ:|:::i::::::
/:::::::::_;:斗::ﾁ::::/^ { {_り } |:::|::::::::
７7T7/ ,へ::|Vu `ー '' j/'|::::::::: だっ……第一入即出さんのご迷惑にもなるであります！
/八ﾘ] { (_ｸ } J U |:::::::::
/' }::/:::} ､二ノ ,，⌒ヽ |:::::::;.:: め、妾云々だってご想像でありましょう！？
ノ/::i:::} ､_＿__ '’ }|:::::/:::
フ/::j:八 し ＼ ﾉj:::/
|┃_＿___＿
|┃ ＼ 男なんだから、やれる美人が居たらやるに決まってるだろ！
|┃-‐‐- 、 ＼
|┃__これ_ ＼ ＼ 俺だって生前は都中の屋敷という屋敷に夜這いに回ったぜ？
|┃＼|＼:.:.:.＼＼ ,
|┃:::::::::ｎ＼i:.:.:.:.i‘， }
|┃:::::::::U ｌ:.:.:Λ:‘，/
|┃ ,’:.:./__):.∠ニZ 室の数だけでも両手じゃ収まらんわ！
|┃▽__ ,./:∠:._｛>o<｝
|┃( )__L/´ /:.:.|
|┃・l ト-{〉 ノi:.:./
|┃ |___,.{ ､_,.ノ あと奴の【異能】は間違いなくソッチ系だ！
|┃ | ＼
|┃ |___ __／ それでヤってねぇわきゃねえだろ！
|┃ | |_|
|┃ノ ｣.|
-=ﾆニニ二二二二二ニﾆ=-
-=ﾆニニ二二二二二二ニニニﾆﾆﾆ=-
-=ﾆニニ二二二二二二二二二ニﾆ=-=ﾆﾆ/ へっ平安時代の常識で語られても困るであります！
〈=-=ﾆニニ二二二二二二ニﾆ=-=ﾆﾆニニ二/
-=≧=-=ﾆニニニニニﾆ=-=≦二ﾆﾆﾆ=-=ﾆ{ てかそれ当時だって物凄い問題なのでは！？
Y≧=-=ﾆニニニ二二ニﾆ=-=ﾆニﾆ=-.:イ:
人二ニニニ( )ニﾆ=-=ﾆニニﾆ＞.´:::|::::::|
(二≧=-=ﾆニニﾆ=-=≦ﾆ=-＜:::|:::::::|::::|::::::|
|＼二ニニニﾆ=-.:: : ::,ﾘ _＿__ ヽ:::::::|::::|::::::| じ、自分は花嫁修業とかもしておりませんし、
|::::l:::::/,z=＝＝ 丶 : :| ィr´ｿ「ﾉ |:::::::|::::|::::::|
|::::l:::::ﾄ.´ rテ 〒 ＼l └=つ' :|:::::::|::::|::::::| そんな側室の多い方なら、そこに割り込む
|::::|::::|lヽ とr'ｿ //////////////:::::::l〉 |::::::|
|::::|::::lⅥ ////////////// /:::::l::::|::::::| 自信もありません！
|::::|::::::八 ､ , ,∠ ::::::l::::|::::::|
|::::|:::::|:::.l:＞- . _ `ー‐‐ ' .＜l::::::|::::::::|::::|::::::|
|::::|:::::|:::ﾑ＼:ヽ ;ノ }￣≦ハx/j/::从ﾊ从:|从:|
. 从从从ﾑｲ､くﾆ/ﾆﾆ〈O=ﾆﾆﾆﾆ=ｲj:./x|､ そ、その、したこともないですから、ちょっと
.i｢ム:.rﾏ:.| ﾆﾆﾆ{ﾆﾆﾆﾆ λﾆﾆリﾆ=ﾊ
|l=ﾆﾆjニ| ﾆﾆﾆ}O ﾆﾆﾆﾆ.}ﾆﾆﾆニ={ 怖いですし……。
|l=ﾆﾆ|ニ| ﾆﾆﾆ{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|二ﾆﾆﾆ=j
jlニ二|ニ!!ﾆﾆﾆ}Oﾆﾆﾆﾆﾆ|二ﾆニ=l|
┼┐ヾ |
││ . ヽ__ﾉ
／( つ 良いからさっさと一発ヤられてこい！
／ ＼
｀´ ＿｀￣｀て_ ごちゃごちゃ言い訳するより、寝てから考えろ！
「￣｀Y / ｀┐ ￣〉
「￣｀Y | r―‐| ﾄ.、 ｀ 昔から言うだろ、案ずるより産むが易しって。
| r.-‐| .i / ! ＼
| .i L＿ノ ! ﾉ. ＼,,r-、
／.L＿ノ f ﾍ
/ _,,..-‐ ￣これ￣ "＜ γ⌒ ﾍ つまり深く考えなくても、
〈 ／ 艦,ィ=＝＝＝=‐-. ._ "＜ .....i 入.ﾆ─
.(＿＼l,.ィi〔:l､ ∨/: : : ＼: ヽ : : : ヽ.､＼. .＼_／ .| ヤればでき……
/ : /l: :lヾ､ ＼l∩: : :＼ ',: : : : :',:.＼ヽ _／
.ﾊ : l ∩ ∪￣￣ V: : : : ',: : :`|'、 ￣￣￣＞ﾆ=─
.l: : :ｌ ∪ V.: : : :l: : ｌ:.ﾄ､"＜ー─--＞
.|: :ノ """ Ｖ: : : l: : l/ >=-"＜ﾏ
.∨ Ｕ." し V: : :l= 寸＜＿＿＿,ｨ_,イ ﾆ=-
lゝ. _ _,,..-‐l: : / 八: : : : : : : : : ノ
､: : :ﾏ ｰ─‐＝＝≦ ￣ノ: /三三ﾆ ＼: : : : :三三Ｕ
＼j: 三 ゝ:_/癶癶 l＞三 ￣￣
rｭ / l 介 | 三ﾆ=-
{¨}}ﾆ>v'r,ィ=}ヘ三ﾆ /〉ﾆ=─
ｽ \ﾟωﾟ =T||⌒l⌒／/ __
_／人ゝ _ ノ ゝ__l／＜-'ノ
ゞくﾆ=＼ r─‐-じ=_ -‐￣￣
￣￣￣
__――￣￣￣ヽ
／ ＼ 業斗童子さんよぉ。そこまでにしときなぁ。
ノ ヽ
) _ ______ | ここは天下の往来だぜぇ。ヤるのヤらないのって品がねぇにも程があらぁな。
| / _＼___／ ) |
| // ヽ ー-、__ / |
| | /｀ヽ |^｀ヽ < へ /
)> ゝ(_| |_) ノ | |r |/ 何でそんな話になったのかしらねぇが、ここは一夫一妻の現代日本だぜぇ。
|,| く ~″ /ト_/
|________________ノ /ヘ/ 今時、家の都合で嫁入りなんて流行んねぇんだよ。
ヽ 〟 // |
＼ ／~ |ヽ
,―――-ヽ___イ______／ | ＼
/ / | ( ヽ | |＼_______ 俺は里の出身じゃねえからそちらさんらの事情はしらねーが、
/ |冫-く / | ＼
| || | / | ＼ あんま前時代的な事は押し付けてやんなさんな。
_ ￣￣ _
／ 丶
/ ＼ なーにこいつだって満更じゃねえよ。
ヽ, -‐ 艦 |Ｙ| こ れ - _ ヽ
人 /_ -──､─､──- _ ｀ヽ l オレもお目付け役として、別にこいつを不幸にしたい
｀Ｙ´ l: : : :/＼ "'- ､／＿l: : : : iーﾉノ
_Vl: :/ ｎ ｎ l: : : : l : l, わけじゃねえんだ。
)_ﾉV〉 U U l: : : :_j,_/ ＼
/: :',: ( l: : :〈 )ーく
j/: : j: :｀ヽ ＿ﾏ ﾌ＿,イ:／l/Υ: : : :l
l: : :l ヽ:／ ＼∨__, -'ｰ' ヽ l: : : ; l 実際、顔以外はあらゆる面で優良物件だぜあれ。
＼l 〈 Y <介> ∨ l ﾑ-'"l/
ﾄイ 〈___ ノ 物凄ぇプレイボーイでコイツもすっかりやられちまったが、
Уヾ＝===＝ゝ-＼
/ ﾉ 仮にもライドウなんだ。本当にダメな奴に惚れたりしねぇよ。
r r､＿,､＼__〈 | 〉-'
l(__ ﾉ__ __ゝ l＿lゝ‐‐'`┬イ おっと、勿論性的な意味じゃ（まだ）ヤられてはねぇぞ。
/ ｷ ω ﾃ j / 「¨l
￣￣￣ l_/ ヽ」
, -- ─ -- 、
／ ヽ おいおい、お目付け役なら余計防波堤になってやれっての。
/ ,へ、 ｀、
ｌ / ＼_ j_ なんで率先してんなこと進めてんだよ？
ｌ 7 '~＼, ｀}｀
ヽ f^ヽ { （ ♪/
＼ ｛ (i | ! u ＼
Ｖ＼ﾊ { _(´ 第一、代替わりしたばっかりのライドウを寝取られてどうする気だよ？
ハ ヾﾐ '´〈
/ｱｰ-､ ｀丶、 _）
||¨¨............
||.......................≧s｡
||＿＿__.......................... 構やしねぇよ。
||Yﾉこれ ミ ..................＼
||¨¨¨¨¨¨≧s｡ ................... 別にコイツだけがライドウ候補だったわけでもねぇし、
||:. : :. : :.ハ: : : :＼＼ ............'
||: : : :／ ∨: :. : :.寸 } ちょっと男と寝たぐらいで引退しなきゃならねぇわけでもねぇ。
|l: :／ 斗匕: : : : : :寸 }
||" ∨: : : : : : ﾏ ノ
|| ∩ ∨i|: : : : : :'
|| |ｉ| Ⅵi:. : : : :i| ライドウ、言っとくがな。高レベルの【異能者】に異性を囲うやつなんざ
|| ∪ i}i / : : i| __
|| }/∨: : }´i:i:} 全然珍しくねぇぞ。元々お前の相手候補なんて何人もいやしねぇ。
|| ∨: :7i:i:i}
||ﾌ : :/i:i:i:iﾉ キョウジみたく嫁さん一筋なんてすげえ稀なんだ。
|| イ: :./}｀¨´＼
||---- ､ ＜ :}: / :|:. : : : :.ヽ 法的な婚姻関係だけが男女関係でもねぇしな。
|| }´― 、 :}/ | : : : : : : ;
|| ﾄ ／⌒， :| : : : : }ヽ} まぁくたばった際の分け前用に、ガキの認知だけはして欲しいがな。
||______ ノ....＼.......， |:. : : :.ﾉ
...-─-...
／::::::::::::::::::::::ヽ ああいや、オレも完全に嫁さん一筋ってわけじゃ……ﾅﾝﾃﾞﾓﾈｪ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::.
/:::::::/´＼::::::::::::::::::::ｌ
〈:::::::/ ＼::::r‐く:::|
Y´ /⌒ 〈::::ｌ´) ｌ:: しかし、亡霊の癖に生々しすぎだぜアンタ。
ヽ､_/「 o i:::ﾚ' ﾉ:{
） ｰ' L厂 ヾ! それで一体何がどうなってそんな話になんだ？
〈_ 7 ﾐ ｌ 人_
ｰr /／／ > -‐ ､ 盗聴器も式神もダメで、こちとら事情が全然わからねぇ。
} / ／ ／ ＼
r ＝ｰ ﾁ´-‐ ｌ| ちょいと見てきた内情を説明してくれねぇか？
/ ＼ ||
二=-‐ ._._._.￣. .｀`丶
＞ '"´ ,. ＜⌒> ): : : ) )
. ／ ,. ＜ ＿,.≠‐く (:_: ／ ,. -‐‐‐‐‐‐- .,
／ ／ ∠,. イ ． ３> ／ ＼
′ (＿ ', ． ／ ＼ ああ、そりゃそうだな。
、 └ =- 人／ ,.ｨ -‐=====‐- ､ ヽ
ー‐＜二 { と)￣ `rく二二二かんVこれ＞ ､
｀ヽ `､￣)/:/.:.:.:/.:./＼.:.:.:.:.:.:.:.:´"' ＜ ＼ !
(＿ ',__'__/.:i{.:.:.:/{./＼ ＼.:.:.ﾄ､.:.:.:.:.:.|.:＼ ＼ / よし、説明してやる。
／ {.:八.:/ ､ ＼| ／.:.:.:.|.:.:.:.|:.､ V／{
＼ V.:./ ┃ ┃＼|;.:.:.:|.:.:}￣￣{ オレがあきつ丸について【研究所】の
/＼ .|.:.| ‘;.:.:.|.:.厂￣
i:.:.:./`|.:.ﾄ､⊂⊃ ⊂⊃ ｉ.:.:./ 本社ビルに入ったらだな。
|.:./ 八{ ` ., Vフ ,.、r|.:./
|/ `､ ＼≧zr ‐ｧ=≦ |/
}、 フiくLi V
_ﾉ 〈{_,ハ__}〉 ',＿
「 人 /､＿
}､ Ｌ ＼/ヽ Ｊ 〉
／／＞ .,,＿＿,,.ｨ{ ｀ｰく
<／ / / | ＼ ＼
＼/ / :| ＼／、
/ /` ＜ ⊥ ＞ '"〉_/
/_/ /_/
/_/ 〈_/
〈_/＿＿＿＿＿＿|￣￣|
┌──────────────────────────────────────┐
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└───────────────────┘
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└──────┘
┌──┐
└──┘
□
､l||||ｌ,
ﾐOO彡
ミOO彡 はーい、業斗童子さんはこちらですよー。
ミOO彡
ミOO彡
ミOOｿ
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|| ﾉ!
|| ./ |
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||ﾉ |
＿_ |l /
/ /⌒ヽ|ノ ＿
/ /' |. || ／ / ＼
|/ |. || / / ＼|
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＼_||/
_,, --‐--
, ‐'''´::::::::::::::::::::::::::::::｀: .、 業斗童子さん向けの、特別接待です。
／ :::::::::::::::::::::::: ';::::;ﾍ:::::::::::: ＼
/ :::::::::::::::: ／:::::::: lV:ヽヽ::ヽ:::::::ハ 〆
/::::::::::/::::::/ ::;ｨ::::::::l￣ﾞヽ;:',::::ヽ:::::::ﾊ 〆
,':;':::::::::|:::::/:::__ |:::;!:::| __ |:::!::',:::';::::::: ', 〆
.|::|::l:::::::l ::;ｨ'´ .j:/j::::} ｀ヾ;}l::::|::::|::!::::::! 〆 ←ねこじゃらし
/!::{::l :::::ﾚヽ{＿ノ' /:;/ ＿/:/ヽ:} ::!::! } ;' 〆
/ l::::',|!:::::ﾄ;xﾎ示 /ノ '示ﾎiv|/:;ｲ::|/|/ 〆
. ./ l::::::|';::: |' {r;:::;i} } ー{ {t;:::;ﾘﾞﾒ:/ |:/|ｲ .ｒ-､／ィ
/ j:::::::|ヽ;::从;沙'.,ノ ヽ.之;ｿ ,ｲ:::::|::::|ﾊ .ノムイ {
. / j::::::::|:::::ヾ;､. ' /:|::::::|::::| ', ／/´- |.／ 楽しい楽しい猫じゃらしですよ。
./ /::::::: |::::::::::i::＼ 丶 ﾌ ／!::::::::::|:::::i ', /イ/ｒ:┴ﾍ
/ /:::::::::: |:::::::: i::::::::i＞ .__ イ :::::i :::::::::|:::: i. ', ,| ﾚ' ￣ / はい、どうぞこちらへー。
/ /::::::/::::::}:::::::::|:::::_ﾉ 八_:::/::::::::::j::::::::! ', .人ｰ---‐‐'i
/ /::::::/::::::_j::::::::ﾘ´＿_ ＿_, /.:::::::::/⌒::ヽ、. ､.〉<.: : : :0:..:|
,.' ./::::::/γ／:::::: / ｀ ´ _,／:::::::／: : : : : : ::Y 〈 : : : : :0 : |
,. ' /::::::/.／::::::彡' _,xく/:::::::::/ : : : : : : : : : i .l: : : : : : : ::ﾊ ゴムボールや鼠の玩具、
' /::::::/::彡'""' ≧=- ,,_Y,.xく,,ィ´{:::::::::::{ : ／: : : : : : ;j l: : : : : : : ::Y
／ /7ー‐/／: : : : : : : :￣'''‐'- ＜: : : :＼::::::∨: : : : : : : : :::〉 Y : : : : : : : | 高級猫缶も用意してますよー。
, ' // .:.:/,:. : : : : : : : : : : : .::′ : : : : : : : : Ｙ: :ヽ : : : : : : : :´:｀'!: : : : : : : :.|
,. ' .// .:.:/.′:.: : : : : : : : : : ::′ : : : : : : : : :ノ八ﾘ ＼: : : : : : : : |: : : : : : : :∧
. / // .:.:/,'{.: : : : : : : : : : : : .:: : : : : : : : : : : : : : : .:::}::ﾊ: : : : : : :ﾘ : : : : : : : | ＼
/ // .:.://八.: : : : : : : : : : .::人 : : : : : : : : : : : : : : :::ハ ::＼: :イ/: : : : : : : : :| ヽ
// .:.:///Ⅸ丶 : : : : : : : : : : :丶 : : : : : : : : : : : .::ｲ:::: ',::::::::＼ﾊ: : : : : : : : :∧ '.,
. // .:.:///Ⅸ////≧ = :t: :´ : : : : :＞: : :.:..:.: : : ::´/ ::::::::,:::::::::::',＼: : : : : : :∧ ,
// .:.:///∨//////////|: : : : : : : : : : : : : : : : : : :!::::::::::::,:::::::::::::i:::::＼__ _人 ,
ヾー―'〈/////////////ハ、: : : : : : : : : : : : : : : :ﾘ:::::::::::::i::::::::::::::i:::::::::::::ﾊ i
. (⌒ヽ'∧∨/////////// : :＼ : : : : : : : : :ー＝彡へ、::::: i::::::::::::: i:::::::::::::: ! i
（｀ヽ Ｙﾍ.∨///////// : : : : : : : : : : : : : ／ : : : : : : :＼:::i:::::::::::::::i:::::::::::::: } i
. ! ::::::::::::::U:::::ﾞ､ . . :ﾞ'ｰ‐‐…'''''''''''…ー‐‐-'::.. ､::::::::::::u:ﾟ::::: j
', :::::::::::ﾟ::::::／ ..u:::::::::ﾟ:::::::｡::::::::ﾟ:::::u:::::::::::o:. . ＼:::::::::::::::::: ,'
', u:::::｡::::::! . . . . . .:u:::::::::::::::::::ﾟ::::::::::::::: . u . . . .l::o:::::::::::::: ./ こ、この業斗童子をそのような手で……
ﾞ､ ::::::::::::::! . u . . .｡ :::::::u:::::::::｡:::u::::::::::::::::..｡ . .ﾞ'､:U:::::::: /
ﾞ､ ::ﾟ:::::/ .u :::ﾟ::::｡::::::ﾟ::::::::u::::::::｡::::::::::::::::::｡::::. . .ﾞ､::::::: /
ヾ､. ｼﾞ. . ..::::u::::::::::U:::::::::::::::ﾟ::::::::ﾟ:::::::::u:::::::::::. . .ﾞ､:: ,.ｯ'
ﾞj｀ .ﾟ . ｡:::::::::::::u::::::::::o::::::::｡:::::u:::ﾟ::::::::::::::::u::.｡. .ﾞ',r'
l .ﾟ .u . . .:U::::::::::::;､:::::::::::::u:::;;:::::::::::::U:ﾟ:::｡:. . . .lﾞ
l . u . ,,,,,､､:;;;_::::":::::::ﾟ:::::::::::::uﾞ':::o:;;;､､,,_ . . U .j
,,_ ', . .u .'';{ lll ﾞ､::ﾟ::o::;r-.-､:u:::::/. lll }''' . .ﾟ.,' _,
~ﾞ''''ｰ- ､,,,,_ '､U .o..:ﾞ'ｰ‐-､ﾉ'':｡::/:::::｡::::ﾞ､:::,'ゝ-ｰ‐‐':: . .u/ ,,､-‐''''"~
~ﾞ''､-､,,,u::::"~~::u::ｼﾞ::ﾟ::::::::::::ﾟ'､;::~~~ﾞ:::u._,,､ｯ'‐''"~
l:ﾞ'ヽ､ﾞﾞ'-‐､,‐''"::::__:::ﾟ::::_::::u::ﾞ''';;ｯｨ',,ッ‐'ﾞ:l
,,,､､---------l--u,'-｀ﾞﾞ=t､､:::::(;;;;_''';;;､)::::;;;;'ｒﾆ二､､';;;,__l＿
l . . .,'.::u;;､-ゝ‐:::u:::::;j;':::::::::::''ｯ'-､;;;_::::u, . ｡.! ~~ﾞﾞﾞﾞﾞ'''''''ｰ‐-
,,l､-‐,''"~::::ﾟ::::::｀T''ヾ､,,,,,ン'ﾂ'":::u:::::::~ﾞ'-',､,, .l
,,,､-‐''"~ l .ﾟ. .,' ::::::::u:::::::｀ﾞ''ｰ-ｰ''"::::::::::::::::::::::::: ',ﾟ.~ﾞ'i'-､,,
/
/ ／
/ ／ ／
/ ／ ／ 釣られるわけがないニャァァァァァァ！！！
/ ／ ／
/ ／ ／
/ ／. _ _ __
/ ／ ／./ ) )┐ ／ { ,, - ''"´
/ ／ ／.. {⌒ ﾉ 乂. ,, - ''"´
. /. ＿ ----- ., } 彡: : . ｀`ヽ､、＿＿
/. -=二￣.: : : : : : : : : :. :.＼ / ノ: : : . ''"⌒
. / ／. ￣￣￣ ): : : : :.)/ /乂＿ (沁 ／
/ ／ ／. ／.: : : :. :./ /::. ミ (ッ/ ／⌒ ヽ
. / ／ ／ , ＿-ﾆ: : : : : : :./ /:::::::､ Vッ ﾉ { 廴 }
＿ ―二.: : : : : : : :. :./ /::::::::::::::. ｢^｀¨ｱ_ノ__ ノ └ ノ
＿―二.: : : : : : : : : : : : : : : : : { ノ └ ノ⌒::::::: ／...―― ￣￣￣
__-二: : :.―ヘ : : : : : . ＿/
-二(￣ ＼.: : : : : ＿ﾆ‐￣
―― ￣￣＞ ＿‐⌒¨¨´
ノ ,. '"
/ ﾉ_,. --‐ ''" ￣ ――――――――――
―― - ／⌒ー―''ﾞ
￣ - ｛ ―
.. ＼＼. --- ￣￣￣―――
＼ ＼ ￣￣￣―――
＼ ＼ ￣￣￣―――
＼ ＼ ￣￣￣―――
＼ ＼
＼ ＼
. ＼ ＼
＿ ＿ 言葉嬢、彼女はまさに魔性の女……。
＿ ( ＼
, ' : : : : :＼ ＼ノヽ 尋常の猫には避けえない、恐ろしいハニートラップの数々が、
/: : : :l: : : : : :＼＿＿ノ __|_
∧: :∧丶: : : :ヾヽ: !: ::ヽ ヽ/ この私を待っていたのだ……。
.(・ω・｀ ) ＼: : :ヽi: ｌ: : : |＼/ ゝ
∈二 ∈二 ~ ~|:;| ）: ﾉ ´
{ﾖ E]ヽ .j::ﾉ: :８x
ｌ | 辷 ',-イく_~ l: :| ＜ﾁﾁﾓ ｽｹﾞｴ ﾕｯｻﾕｯｻ
丶! ト ^´,, イ', !: :l
! | ｀- ´ |" !: :l オレの記憶は、そこで途絶えているのさ。
! __ (_ i -=-‐t┘ |: :',
∪ /∪ i i i.) .l: : ',
（_,（_,_二二[つ ヽ从
,ｨﾁ￣￣｀ヽ､
／: : : : : : : : : : ＼
/: : : : : : : : : : : : : : ヽ そーんな浅い罠にホイホイつられたのかよ。
{: : : : : : : : : : : :／＼: }
{: : : :/｀`ー--' ／｀ ヽ|
!: : /--─ '' ´f |:|
〉: :{ ＝・= { =・=.{^i あんた元ライドウじゃねぇのかよ？その威名が泣いてるぜぇ。
{´｀i:{ ヽ }ﾉ
ヽヽ|| / }
`t}､. /
/ｨﾆ`ー─-ｭﾞ/
＼ｰ '´￣￣.ﾉ､＿＿＿,. -─-､
, ----──‐八＼ ＿_／| ヽ ヽ
/ / 〉:;`ヽ､ ノ:;:;:ﾄ ＼ }
{ / /{:;:;:;:,r'´⌒!:;ハ ヽ |
', { { |:;:;:;:ハ___ﾉY:;:;| ヽ .|
_ -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- __
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧s｡
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ〉
〈ﾆﾆﾆ=―――=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/ キョウジ殿。
「 | V//(@)＿＿二ﾆ=―――==ﾆﾆﾆ{
| ／ﾆ７「::::::::::::::::::::::::::'，:::::::::::::::::::::::::::'， その駄猫はほっておくでありますよ。
_ ヘ／l/::|::::|:::::::::|＞ ､:::::，:::::::::::::::::::::::::::l
/ ヽ }ノ{::::|::::|:::::::::| jI斗=‐l:::::::::::::::::::::::::::::| 実はかくかくしかじかで……。
{ Y_j´|＾{::::|⌒＼:: | fl似 |::::::::::|::::::::::::::::::
_{ ＾J ﾉ ｛:: |Yf似^` |::::::::::|:::::::::::|:::::| だっ駄猫？！＞
{〈 /､ ｛ 小 く |::::::::::|:::::::::::|:::::|
∧ ＼_/ﾆﾊ｛::::|:::. __ |::::::::::|:::::::::::|:::::|
/ﾆ ＼ﾆ≧７｛::::|:込、 ,.|::::::::::|:::::::::::l:::N
'ﾆﾆﾆﾆ ≧７ ｛::::|::::::个s｡ .イ |:::::::才::::ﾊv}ハ
/ﾆﾆﾆﾆﾆ= / ｛::::Nﾊ: |:::::::::::r≦=}:／ﾆ}／'，
,ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=/ {ﾊ」 ﾘN从:::{ﾆﾆﾆ／⌒ﾆ=‐'， ＿＿＿＿
,'ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ={＿＿＿＿_ -=ア「@ﾆ／⌒￣￣〉￣￣￣￣ |
｛ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ⌒￣ﾆﾆﾆﾆﾆ=‐ ／ニ=／ ／⌒￣￣ 〉 ＿__j
圦ニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=／ﾆﾆﾆ/ 'ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}Fニユ⌒ニう
≧s｡ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ／ﾆﾆﾆﾆ/ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=}¨¨¨¨¨¨¨¨ア
￣⌒ ｰ=≫'ﾆﾆ＠ﾆ= { {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ厂￣￣￣ {
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ= ∧ ∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ {
, ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ∧ {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ｛ {
{ﾆﾆ＠ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐ ∧ Ⅵﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾊ {
Vﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ V}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ l {
Vﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ l {
_,. -‐‐- ､
／:::::: : : : : : : : : : : ＼
／::::::::::::::::::: : : : : : : : : : :＼ 【セルフギアススクロール】……。
/:::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : : ヽ
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : /|: : | やっこさんら、随分と用意周到じゃねぇの。完全に予定通りってぇ訳か。
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : :／ ヽ: :}
∨:::::::::::::/｀`ヽ､＿＿／ ／ }:/ 業斗童子の事と言い、設楽場の新勢力とは思えねぇくらい
ヽ:::::::::::/ ,r' {:{ヽ
/⌒i::::{ ,-----‐i〉 {＝'´ {{ﾉ オレたちの事を調べ上げてるってわけだぁな。
{ ( ヾヽ ＝=＝ ヽ .}
＼ゝヾヽ / |
`ゝ_ヾヽ ／⌒`─‐--､／>
/:;:;:ヽヾ> ,,..-‐／ ⌒ﾆヽ､_ ／／ じゃあよライドウ。
{:;:;:;:;:;! ヽ,. - ‐ ''´ ﾍ ｀'< ヽ
,. ‐ ´:;:;:;:;:;＞'´ ヽ ＼､ ヽ } お前さんの目から見てどうだった？
__／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ >､ ヽ__ﾊ`ヽ ﾍ´
-‐'´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ ,. ヘ ゝ,,. 」:;:;:;∧ ヽ ヽ 連中はとりあえず危険じゃあねぇ、そう判断したって
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ Τ`‐‐'´| ｀i´:;:;:;:;:;:;:;:∧ .ゝﾉ
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ !:;:;:;:;:;:;:;| |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ 考えていいのかい？
-＝二二二二二二二二=- _
. /ニニニニニニニニニニニニニニ|
. Vニニニ( )ニニニニニニニニニ/ 直接的な意味では肯定であります。
｛ニニニニニニニニニニニニニ{
／二＞'^´|::::::::::|:: 斗匕｀```Ｔ''''':::::} ですが……間接的な意味では、国家存亡にも関わる程
／ニ／::::⌒八::::::::|::/ ＼::::|::::::|::::::|::::|!
乂二|:::::i|:: |x笊Ｙ::::|/ｧ辷彡 |::::::|⌒Ｙ:::ｌ! 危険な組織でもあるのであります。
￣|:::::i|::入 Ｖツ ￣ '"|::::::| ﾉ::::ｌi
|:::::i|::::| '' ´ |::::::|:ｨ'::::::::ｌi
|:::::i|:从 V ヽ |::::::|:::|::::::: l:!
|:::::i|::::介:... ゝ-- |::::::|:::|::::::: ｌ:! ……と言うのも、【研究所】が出来る事というのは、
|:::::i|:::::::|::l::l＞＿ ィ'゛__|::::::|从:::::::从__
|:::::八::::|::l::l::l:{-i｢ニニﾆl八:|=‐- ミ 無限の富を生む未来技術なのであります。
j／斗＼≦二ﾆ||ニ／ニニニニニ}!
/二二二二／ｃニニニニ/ニニﾆ}! 詳細を知れば、国家レベルでも奪い合うような代物。
{／二二 ／ニニニﾆﾆ=-_ ニニニ{
／二二二/ｃニニニニニﾆﾆ- ニニﾆ〉 絶対に秘匿しなければならない劇薬なのであります。
. /ニニニﾆ/ニニニニニニニニ- ニニ{
,, -‐‐‐ｰ- ､
／ 丶
/ `､ それほどかい。
/ |
ｒ |
| |
ヽ／´＼,,,...--‐'´´'; | こういうのは好まないだろうが、
〈 ヽ'´＼ ..,__,,,,..､ | ｒ''´'ｉ
丶| (´,';〉 〈 '-' , | |/ / すっぱり消しちまうってのはナシなのか？
ｌ / //／
::::::: ::: | 〈,. ｌ ｌﾞ
;:.:: 丶,.-, ／|
:: ／,､" ／ | 下手に扱えば災厄の源んなるってこったろ？
<／ |ヽ.,,／ ／´|＼＿＿＿＿
,､‐'"~/´|＼＿／ /| | |＼
／/ / /|／ ﾉ＼,／/ | :| /＼
／ ｌ / / 〈ｰ､″ / ｌ |
| ″ / ,/ / 《 ,' | |
＿＿＿＿＿＿＿＿
_ -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
_ -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐/ ……正直言えば、アリであります。
_ -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=／
/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐――――ﾍ 最悪なのはその秘匿技術が公開され、しかし他の組織が
i{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐=ア⌒:::::::::::::::::::::::::::::::'，
＼ﾆﾆﾆﾆﾆ=‐=ﾆﾆ／::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::'， それを再現できなかった場合。これでありましょう。
く⌒>‐==ﾆﾆ／＼:::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::l
７ﾆﾆﾆ=イ jI斗=ミ､: |:::::::::::::::::::::::::::::::::|
/ﾆﾆ／:::::|／ V刈⌒! :::::::::::::::::::::::::::::::|
{=／^＼:::| ソ |:::::::::::::::::::::::::::::::::| 恐らく【研究所】を巡ってこの国が戦場となるであります。
ⅵ |:::::::::::::::::::::::::::::::::|
ﾉ |:::::::::::::::::::::::::::::::::| 【異能者】の抗争ではなく、国家間のガチ戦争でありますよ。
＼ |:::::::::::::::::::::::::::::::::|
〕ト ｰ |:::::::::::::::::::::::::::::::::| それも多分、ＡＢＣ兵器解禁の。
|::::::≧=.彳::::::::::::从ハハN
|:::::::::::::::::|Vハ／ﾆﾆﾆﾆ'，
|从ハﾊＮﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ'，
/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ'， 相手に渡すならここを更地にする。そんなレベルであります。
／Oﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐'，
／ﾆﾆﾆﾆﾆ／⌒ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ'， 【中華連邦】も、【ガメリカ合衆国】も、核ぶっぱだって
. ／ﾆﾆﾆﾆﾆ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ'，
, Oﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐'， 躊躇わないでありましょうな。
/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ={ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=l
／￣￣￣ヽ
./ ヽ
/ (~ - ､＿,-'ヽ,| どんだけだよ。
l / 'ヽ､_, _,ノ`i
|ト| | ( O) / O) |
|り|.| ( > `.
` ' |` ト-==--ｨ / 想像もつかねぇなぁ。連中は一体何ができるんだっての。
|｀､. `､＿_( /
/⌒ヽ ﾉ＼.`'" - ( ,ｨ-､
ﾉ ￣ / ﾄ ` -- ｲヽ￣ ヽ
| / | ＼ ノ介ヽ| | ヽ |
/ > | ﾉ^ヽ ヽ< | |
＿＿＿
_ -=二三三三三三二＼
_ =二三三三三三三三三三三,} だからといって、下手に刺激して、始末しそこなえば
ィ彡三三三三三三三三三三三彡'ﾞ
r彡三三三三三三三三三三三三≧彡} 間違いなく敵になります。
V三三三三三三三二=-‐ﾆ¨´三三三,ｲ
｀ヾミf二三三三三三三三彡≦彡'"::|::| 他国に逃げられて、この国に復讐心を燃やす。
Y三三ー'三三三三三三,イ::::::::::|::|
/三三三三三三三 彡ィ7 l:::::::::::|::| そんな展開はもっと最悪でありますよ。
｀'' r=ｧr-rr=rfT '{气干ミj |:::::::::::|::|
| { j | | | | ､ ＼Vjｸ'l l/ )::::::|:::|
|:| ' { ! ! l ヽ ｀､__j f /::::::::|::::､
|:::.､ ∧ | {::::::::::|::::::＼ でっ、ですので、業斗童子殿の案は、アリなのであります！
|::::::＼ ∧ j:::|::::::|::::f､￣
|::::::::::}ヽ ∧ /ヾ＼:::＼ト .,,_ その、自分が【研究所】に参画し、鈴をつける。
ﾉ:::ノィjト､｀二}_ _j三三三三三三ヽ
／i:i:/ ノ }＼￣￣|＼三三三三三三 この国と【研究所】の紐帯となり、帰属意識を高める。
} 三三三三 j三三ミhz==ｸ)三三三三三
三三三三ﾆj三三三三三f三三三三ﾆ/ 可能か不可能かはさておいて、取り込めるならぜひとも
l 三三三三|三三三三三|三三三三 /
ﾉ 三三三三|三三三三三|三三三ﾆノ 取り込みたい相手なのであります！
∧＿__∧
={= ﾟ ω ﾟ=}=
, ´ (__)----(__)--- ､ つーか、始末なんて大悪手だろ。
, ´ ＿＿__ ＼
／ ,. -艦:[Y]これ､ ＼ そりゃ戦えば【クズノハ】が勝つさ。
/ ,...:::ヾ⌒´-:r―――- ､:.:｀ヽ､ ヽ
{ ／´: :,: : : ／ |: : : : : : : : : ｀ヽ､:.＼ 理屈抜きに、【クズノハ】は最強だ。何が相手でもな。
∨: : : :/: : / {: : : : : : : : : : : : :＼:.＼ :
.' : : : : |: :/ ､: : : : :|＼: : : : : :.|: ､:.} }
/: : : : /|:/⌒ ＼: : :} ⌒:､: : : :.|: : ＼/
|: : :|: :' ､ ＼:| 、 ＼＿|: : : ∧ 絶対に負けないし、負けちゃいけねぇさ。
|: : :l: :l ┃ ┃ |: : : ,: |＼
{: : : Ⅵ ┃ ┃ ,: : :/､:}:.:.:_＞ だが、無傷で済む相手でもねえんだよこれが。
∧: : / |: :/ }'＼{
{ ､:人 ＿__ ､- , ＿__ ,: ,__ノ }｀
／＼ ＼:＼ / ヽｫ ｀´ と/ } /:/､ ヽ__ノ＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
,,,__､ _,,ﾍ,
.,,,/,,,､,.:.~`''ヾ､_ ,,／ .l 何故かって言うとな。
/.:/ ＼.:.:.:.:.:,,ゞ_,,,,,,,,,,,,,,,_ ./.,,_ l
／.:.:.l ＼''~.:.:.:.;.;.;.;.;.;.:.:.:`'/ｿ ゞ= ﾐ i あそこ、オレの鼻でも【悪魔】の気配が一切なかったんだ。
_,-''''~.:.:／l ､,,ヾﾐ:ｿヾ;.;.;.;;;.;;.;.;.;.;;;.;.;.;..ヾ/,,ｿ /
,/.:.:.:.:.:／ ヽ -''; ; ﾐ:.:.:.:.:.:.:.;.;.;.;.;. ;.;.;.;.;.:.ｿ.彡l １匹も居ない？そんなわきゃねえよな。
l.:.:.:.／ =ヾf ﾐﾞﾞ:.:.:.:.:.:.:.:.;.;.;.;.;. .;.;.;.;.7/:.:.:.''ヽ、
l.:.:/ 7 `ﾍﾞ:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ`'' ' ' ;.;. : _,, 、 .ヽ、
.l／ .,l. : . .:.:.:.:.:.:.._,ｰｪ､, ./;;;）ﾞj｀ ｔ
.,-' i. : . .:.:.:.:.:'' l、（;;） } ヽ--' :ﾄ､ 【工房】による遮蔽ならまだいい。
ﾐ ヾ、 l: : : : : : ゝ--'''ヽ 十ー
,,ﾂ ヽ .'l ゝ、 ヽ ﾐヾ- 【悪魔】の【権能】だとしたら準主神級。
ヽ `ヽ､_ ヽ ___, ------;; ; ; ｰｧj ｿ.:: ﾐ三=ｽゞ
ゞ ヽ /ﾆミ､'ｰ‐ﾃﾆソ'￣_,',,,,,,,,,,,,,,.人,,,,,ノﾐヾ 【支配異界】への隔離だったら完全に主神級がいるぜ。
`------'''''' `--''~ ヾ----''''''''~ '￣
＿＿＿
_ -‐ ¨￣
´ ｀
／三三二＿＿ ＿＿＿ ヽ これは勘でありますが、以前戦った
ﾏ三三三三三三三二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二三三三／
｀ ＜三三三三三三三三三三三三三三彡' 【摩利支天】様の【権能】と似ていたように
ト三三三三三三三三三三三￣ {
|三三三三三三三三ﾆ= ￣ j 思うのであります。
{三三三三三三三=￣ ＿_,,.. ィ´ }
|､三三三三三 ￣￣￣ ／／ | |
|iii､三三三三 _ ´ィ | |
|iiiiii＼三三 ―__二 - ´ | | | |
|iiiiiiiiii:::::::::::::::::::: `'''''''" .| | | |
|iiiiiiiiiii;::::::::: ' | | | |
|iiiiiiiiii∧ j | | |
|iiiiiiiii|iiiii＼ ― ／i| | j|
iiiiiiii||iiiiiii|弋ト..._ ,...r彡ノii} j {
}iiiiii､}iiiiiiiV三ミ三ィ彡三ﾆj /iii| j | ﾊ}
jハiiiiiiiiiiiii|三三}{/三三三/iiiii/ii j }
_ --ﾆ二三三三三||三三三彡´ﾉノ三 ｀ ー- _
／三三三三三三三三 jj三三三三三=
{三三三三三三三三r-ク三三三三二＿＿＿＿
∧三三三三三三三ﾆ| ( )三三三三三三三三三三三
__＿___＿ ライドウの勘でそうなら、準主神級を使えるサマナー濃厚だな。
／ ＼
/ ,.． -‐‐- 、 ＼ そんで、そんなレベルの大【悪魔】が支配できるならな、
}∠,..艦__これ_ ＼ ＼
/.:.:.:./ ＼|＼:.:.:.＼＼ , 【仲魔】がそいつだけの筈がねぇ。
,′ｉ:/ｎ ｎ＼i:.:.:.:.i‘， }
. i:人| U U ｌ:.:.:Λ:‘，/
<人（ ,':.:./__):.∠ニZ
/:.个: . __▽__ ,./:∠:._｛>o<｝ そのサマナーと噂の喪黒ってのの二人。
{:.:.:‘，( ) ( )__L/´ /:.:.|
人:.:.:.: (･x ･l ト--{〉 ノi:.:./ 最低でもこの二人が四天王級になる。
｀¨¨´| |___,.{ ､_,.ノ
| | ＼ 同一人物だった場合？そのほうが最悪だろ。
| |___ __／
/ | |_| 格闘能力で【範馬勇次郎】と戦える準主神級サマナーてことだぞ。
⊂ノ⊂ノ ｣.|
文句なしにライドウクラスだ。あきつ丸以外勝てんぞ。
__＿___＿
／ ＼
/ ,.． -‐‐- 、 ＼ そんじゃそんなのを従えてる【入即出やる夫】が、そいつより
}∠,..艦__これ_ ＼ ＼
/.:.:.:./ ＼|＼:.:.:.＼＼ , 弱い事を期待して戦うのか？
,′ｉ:/ｎ ｎ＼i:.:.:.:.i‘， }
. i:人| U U ｌ:.:.:Λ:‘，/ 営業部長以外に、近い実力のヤツが一人も居ないのか？
<人（ ,':.:./__):.∠ニZ
/:.个: . __▽__ ,./:∠:._｛>o<｝ 最大値の危険度を想定した場合、連中は【クズノハ】に匹敵
{:.:.:‘，( ) ( )__L/´ /:.:.|
人:.:.:.: (･x ･l ト--{〉 ノi:.:./ しかねない組織なんだよ。勿論可能性は低いが。
｀¨¨´| |___,.{ ､_,.ノ
| | ＼
| |___ __／ つか、最小の危険度で想定しても、準四天王級が最低二人だ。
| ｜ |_|
| | ｣.| この時点だけでも、既に相当な強豪組織だぁな。
| |
| | そんな組織が、兵站切れなし。資材無限資金無限で戦える。
| |
. UΤU とんでもねぇチート野郎どもって事だぜ。俺なら戦いたくねぇ。
ノ
__＿___＿
／ ＼
/ ,.． -‐‐- 、 ＼ それにな、連中の存在はそれだけで国家の益になってるぜ。相当にな。
}∠,..艦__これ_ ＼ ＼
/.:.:.:./ ＼|＼:.:.:.＼＼ , 始末したら大損害ってレベルじゃねぇ。
,′ｉ:/ｎ ｎ＼i:.:.:.:.i‘， }
. i:人| U U ｌ:.:.:Λ:‘，/
<人（ ,':.:./__):.∠ニZ
/:.个: . __▽__ ,./:∠:._｛>o<｝ だってよ、連中の商売って今でも数百億のオーダーだぜ？
{:.:.:‘，( ) ( )__L/´ /:.:.|
人:.:.:.: (･x ･l ト--{〉 ノi:.:./ しかも元手がかかってねぇ。どうやってるか検討もつかないが、
｀¨¨´| |___,.{ ､_,.ノ
| | ＼ 物資量が物資量だからな。マトモな入手手段じゃ考えられん。
. UΤU___ __／
ノ |_| |_| どうやってかは想像も付かんが、恐らくは『作れる』んだろうぜ。
. ｣.| ｣.|
_ ￣￣ _
／ 丶 ほら、連中はマグネタイトをバカみたいに買い集めてるだろ？
/ ＼
ヽ, -‐ 艦 |Ｙ| こ れ - _ ヽ 俺はアレが多分だけど材料だと見てる。
人 /_ -──､─､──- _ ｀ヽ l
｀Ｙ´ l: : : :/＼ "'- ､／＿l: : : : iーﾉノ
_Vl: :/ ｎ ｎ l: : : : l : l,
)_ﾉV〉 U U l: : : :_j,_/ ＼ 根拠ないカンだけどな。
/: :',: ( l: : :〈 )ーく
j/: : j: :｀ヽ ＿ﾏ ﾌ＿,イ:／l/Υ: : : :l
l: : :l ヽ:／ ＼∨__, -'ｰ' ヽ l: : : ; l
＼l 〈 Y <介> ∨ l ﾑ-'"l/ もしこれが正しいなら、連中はまさに無から有を生み出してる。
ﾄイ 〈___ ノ
Уヾ＝===＝ゝ-＼ 世界中の富を、Ｍａｇだけで吸い上げてるってこった。
/ ﾉ
r r､＿,､＼__〈 | 〉-' しかも払われるのは裏社会の金が大半。
l(__ ﾉ__ __ゝ l＿lゝ‐‐'`┬イ
/ ｷ ω ﾃ j / 「¨l 殆どの黒字が貿易摩擦にならねぇときた！
￣￣￣ l_/ ヽ」
_-‐＝＝ ‐- _
iニニニニニニニ=- _
i!二二二二二二二二二=- _ （……流石でありますな！）
i!二二二二二二二二二二二=- _
人二二二二二二二二二二二二二=- _ （大当たりでありますよ。）
／::::::::::-=二二二二二二二二二二二二二=-_
／:::::::::::::::::／::::::::::::::::::-=二二二二二二二二二二ヽ （【異界】の件までは読みようがない。）
/::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::i:::::::::＞二二二二二二二二二∧
/ ::::::::::::::::: ｲ:::::::::::::::::::::::|:::／ 〃:::＼. 二二二二二二二.∧ （ほぼ満点な読みでありましょう。）
/:::::::::::::::::::/::|:::::::::::::::::::::: |^ ､ |:::::::::::::＼二二二二二二二∧
/::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::|/ ヽ::::::::::::::::::::∨.二二二二二二.∧
,:::::::::::::::::::::::, - |::::::::::::::::::::|斧气ミ、::::::::::::::::::∨二（ ）二二二.∧
| ::::::::::::::::::j{ |::::::::::::::::::::|佗う ∨::::::::::::: ∧ 二二二二二二 .∧
|:::::::::::::::::::::! |::::::::::::::::::::|炒ﾞ ∨::::::::::/ ∨二二二二二 ＞'
|::::::::::::::|:::::ヽ |::::::::::::::::::::|¨ ゛ ∨::／ ｀ヽ ∨二二二 ＞´
|::::::::::::::|::::::::::ﾍi|::::::::::::::::::::| ヽ斧气ミ/::∨二 ＞､
|::::::::::::::|::::::::::::::∨ ::::::::::::: | 炒ﾞ ﾉﾉ:::::/∨ﾆ∧ ∨ヽ
|::::::::::::::|::::::::::::::: ∨:::: : : : | ¨ ゛':::: / / ∨ﾆ∧ ー､
|::::::::::::::|:::::::::::::::::: ∨::::::::: | ´ ,イ::::: /::/ ＼二, ﾄ ｝ ｝ヽ
从从从ﾍ人人从::: ∨::::::::|⊂⊃ イ:: |:::::::|:: | | 丶ﾉ 丶'_ ﾉ ｝
|二二二二.∨: : |-┬― ´::::|::: |:::::::|:: | ヽ ｀ヽ ヽ-ｲ
＿＿＿＿＿| 二二二二 ∨: '二|＿ _,,.:: |' |::: |:::::::|:丿 ＼ |
´ _ ‐ ヽ二二二二二 .∨i!ﾆi|二i! ヽ:: : |:::::::|' ｝ _ ‐ ￣i!
/＞二二≧､ ∨二二二二二二i!二二i| ,∨::: : | -=ﾆ二二二二]
i二二二二二二] [.二二二二二二i!二二i| [ ∨::::ハ ∨.二二二二二]
i二二二二二二] [.二二二二二二i!二二i| [二∠二｝ ∨ 二二二二]
/:::::::::::::::::::::::::::::／＼::::::::::::::::::Y
/:::::::/＼､:::::::／ 冫:::::::::::::冫
入:::::/ __ ｀´ _,r-‐ .Y::::::ry､/ ……なるほどなぁ。あんたも流石は元殿上人だぁな。
.＼:´｀｀`､ ‐'~´ ヽ 从{ | ﾊﾟﾝﾋﾟｰ
＼弋::冫 弋::::冫 从|. / そいつぁ一般人のオレにゃあちょっと持てねぇ視点だぁ。
{ . / ´~ /:::| /
| ﾑ /::::/|
ヽ. ヽ |::::/.|
ヽ｀‐----､. |:/ /ヽ だが動く金額が莫大過ぎらぁ。幾ら何でもヨソも気付く。
.ﾍ ￣~ ／. /:.:.:|::ヽ ､
_______＿ ／､ ／ .／:.:.:.|::::::::::: きっと何らかの形で動くぜぇ。
r------‐'´::::::::::::::::::::::::::/｀-:.:._l ´､:.:.:.::./|:::::::::
./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/|:.:.:/Y´~｀Yヽ:.:.|:|::::::::::
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:.|:/:.:.ヽr､/:.:.:ヽ:|:.|::::::::::
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:.:.゛:.:.:/ ./|:.:.:.:.:.｀':.|::::::::: まぁ、つまりあんたはこう言いたいわけだな。
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:.:.:.:.:./ |:.:.:.:.:.:.:.:.:|:::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:.:.:.:.:./ |:.:.:.:.:.:.:.:.:|:::::::: 『ライドウを人身御供に出してでも取り込め』と。
_______ /⌒l
､ヽ` ｀`７ ‐-└‐=ァ
／ `く 人聞きわりぃなぁ。
, ' / ゆ }
/ ,' / 彡 y だがまぁ俺様の読みはこんなとこだ。
,′ { { {｀` ー ´
, 八 ‘:, {
{ ヽ ':, ､ ':,
} ＼ ', { ＼ ':, どっちみちライドウの婿取りは頭の痛い問題だしよ。
ﾉ }_j_jﾉ ':, ＼ ‘:,
/´ ヽ } { こいつの纏う強烈な瘴気に耐えられる程の【異能者】で、
,′ ':, } {
{ } 乂ノ なのに自分より強い嫁を受け入れられる度量。
', /
', _________ / それでいて政治的に問題が起きないか、それ以上の
} { { ｀` ー一''"⌒)
､丶` ノ ＼＿____ -‐ メリットのある存在。
r''" ､丶｀ ヽ二二つ
｀¨¨´
∧＿__∧
={= ﾟ ω ﾟ=}=
, ´ (__)----(__)--- ､ ライドウを恐怖せず、忌避しない相手。
, ´ ＿＿__ ＼
／ ,. -艦:[Y]これ､ ＼ 子種からして、次代が期待を持てる相手。
/ ,...:::ヾ⌒´-:r―――- ､:.:｀ヽ､ ヽ
{ ／´: :,: : : ／ |: : : : : : : : : ｀ヽ､:.＼ 【クズノハ】の諸々の力を過剰にあてにしない相手。
∨: : : :/: : / {: : : : : : : : : : : : :＼:.＼ :
.' : : : : |: :/ ､: : : : :|＼: : : : : :.|: ､:.} } それでいて、【研究所】の首に鈴まで付けられる。
/: : : : /|:/⌒ ＼: : :} ⌒:､: : : :.|: : ＼/
|: : :|: :' ､ ＼:| 、 ＼＿|: : : ∧
|: : :l: :l ┃ ┃ |: : : ,: |＼
{: : : Ⅵ ┃ ┃ ,: : :/､:}:.:.:_＞ こんな条件のいい相手、他に居るか？
∧: : / |: :/ }'＼{
{ ､:人 ＿__ ､- , ＿__ ,: ,__ノ }｀ キョウジ、お前が貰ってくれるなら、お前でもいいけどな。
／＼ ＼:＼ / ヽｫ ｀´ と/ } /:/､ ヽ__ノ＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿
,...........＜.:::::::::::::::＿＞:::::}
,...＜::::::::::::::::＞:::::::'':::::::::::::::::::_|
／:::::＞::''::::"::´:::::::::::::::::＞:::''":::()|
ヽ､＿＿........::＜::::￣::::＞ ｪﾆ三三二＝ｧ 本人の前でそんな話して欲しくないであります。
V＿. . . . . .＜: :￣: : : : : : : :ハ: :;:ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : :|./......V:i: :}
.,: : : : : : : : : : : : : : :|: : : : :.|:_二,::V:./
|: : :i : : : : : : : : : : :..|: : : : :.!､＿,::::|ﾞ そうですか、私はそんな地雷女だったのでありますか……。
|: : :|: :i : : : : : : : i : :!: : : : :|:::::--:::i!
|: : :|: :|: : : : : : : :i!: :i!: : : : i! .、
|: : :|: :|: : : : : : : :i!: :i!: : : : :! ＿ .〉
|: : :|: :|: : : : : : : :i!: :i!: : : : :|＿ー ／ ショックでかすぎるでありますよ。
|: : :|: :|: : : : : : : :|: : |: : : : :|: : :.T
/: :;/}:/ヽ: :i: : i: :/:/ﾘヽ; : : i!: : i !
/:／ .´ .|:::Yル'::/:´:::::::|:ヽ/,ｊ从/ﾘ
,...＜￣￣￣￣￣ T￣￣＞...、
＿,.....＜´:::::::::::::::::::::::::::::::::::○i!::::::::::::::::::::＼
./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i!:::::::::::::::::::::::::＼
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::○i!::::::::::::::::::::::::::::ハ
/ _=- ￣「ｱ￣ ―-_ ヽ
＼ |_ﾆ=- ７二i￣ ―-＿￣-._ ‘. ま、やつらはあきつ丸の言う通り、確かに劇薬なんだろう。
`7:.:.:.:.:.:/::::::::＼ :.:.:.:.:. i:.:.:.:.―_￣-_､ /
':./､∧{:::::::::::::::＼|＼ |:.:.:.:.:.:.:.￣-_ }/
|:|:.:.|＼_::::::::::::::::_／::`|:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:./
|:|:.:.l::┃::::::::::::::::::::┃::|:.:.:.:|_:.:.:.:.:.:.:'_ だが、劇薬も上手く使えば、【クズノハ】には物資が、
＿|:|:. 」:┃::::::::::::::::::::┃::|:.:.:.:| }:._. ィ､_＞
∠:.:.:.:W ｀¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´|:.: 厶 /＿_!:.丶、 国には金が、あきつ丸には男が舞い込む。
／:.:.:.:.ﾍ ､ r ｧ ,|:./ ￣|:.:.:.:.:ヽ
/:.:.:／|/ Ⅵ≧=----= ＜.:|/ |∧:.:.:.:.，
|／ _「￣〕_,，-〔￣＼⌒ 、 }:.:.:ﾊ!
/ .L__」､＼,､ L＿ }ヽ／^ヽ }:.:/ 三方良しってわけだな。
./ ／|/．~． | / | / ヽ 〈 .}/
`'< 三 tｧ 三 ∧ ﾚﾍ‘.
＼｝ ./ L_ j
j | `ｰr--'
ｒ‐'´~｀` ､
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ……だからさっきの話ってわけかい。
/:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
{:.:.:.:.:.:.:.:ｨ ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| 聞いてると、俺らのポケットにゃあ入り切れねぇように聞こえるがな。
|:.:.:.:.:.:./ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Yl:.:::|
. .|:.:.:.:.:.:ﾌ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:／. |:/
.｜:.:.:.:./ｨ‐-､_ ヽ ノ _,ｪ. ||
/~ヽ:.:/ 穴アヽ､ r-'´ヽ /l それじゃあ、受けるのかぃ？
| ヽ |:.冫 弋Yアﾉ /Y並/ .| | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
Y ヽ:| ヽ ￣ |/ 【研究所】からの要請をよ。
ヘ |:ヽ / ./
ヽ|:.:ヽ _ｨ /
ヽ:.冫 ､__-‐'"´ﾞ /‐‐‐‐- ､
／|､ -- / ヽ:::::::::::::::
／::/:::::::|;;ヽ /::::::::::＼::::::::
::::::::::::/::::::::::|､;;;;;;ヽ ノ;;;|ﾍ:::::::::::＼:::
::::::::::/::::::::::::|;ヽ;;;;;;;;;／￣｀l;､;;|;;;ﾍ:::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::|;;;;ヽ／ヽ __|;;｀;;;;;;ﾍ::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;冫 .＼;;;;;;;;;;;l::::::::::::
|￣｀ -‐━‐- ., ´ ￣|
| |
／ く￣ ｀ 、 受けるの決まってんだろ！
. / ', ＼
__,ﾞ__ ・ ・ i ＼ 連中の要請は、【クズノハ】の方針としても
__i__ ____ | ヽ
__|__ (＿＿人＿＿＿,ﾉ、 ____ / ∨ 渡りに船って奴だ！
`、 | {/:ｌj:::::::lj:::::| |ﾊ} ___,_' V
`ー|八 ヮ | |ﾌ},.、イ | Ⅴ
ヽ「 ￣| [￣ | ﾊヽ|＼ ／| ‘,
r＜V＞､}/ ﾉ川 ヽ / ::: | │ . 【研究所】にいい貸しもできるし、
(( L}＿＿{」 )) | ｉ |::::::::| |ヽ
/ | | ＼ | | |::::::::| |::| i 文句のつけようがねぇぜ！
￣|「￣||￣ | | |::::::::| |::| |
| | |::::::::| |::| |
| | |::::::::| |::| |
| | |::::::::| |::| | 仕切りはあきつ丸にやらせるからよ。
| | |::::::::| |::| |
| | |::::::::| |::| | キョウジ、お前はいつも通りフォローしてやんな。
乂__| |::::::::乂__乂 | |＼
| 乂::::::::::::::::乂 ー――――――‐‐- .,
_| ￣￣ |､＿＿＿＿＿＿＿＿ ヽ
_‐=| r―‐┐ |三三三三三三ニ=‐ ｀ヽ
‐=三| |l三ﾆｌ| |三三三=‐￣ ﾉ
-=ﾆ三| |l三ﾆｌ| |三三_=‐ .／
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_三三三三三三三三三三三三三=‐ ( ／
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│生体エナジー研究所 │. / （ ●） （● ）. .ヽ
│ │ | （__人__） .|
│所長 入即出やる夫 ..│.. ／ | .|＼
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|:/::/:i:::::::::::i:::i::i:::::::::i:::::i::| ｲ
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ｲ::/::i:.::::::::i:::::::i::/-‐i:::::i:::::iﾘ::::::::| i
ｲ:::/:::i:::::::::::i:::::i::/ i::::::',::::i|.::::::::| i
//::/::::i:::::::::::i::::i:/＿＿',:::::::',: ',＼::::| i
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../ /::::/:::::::::i::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::∧::ﾘ::::::::::::::弋_ｲヽ └───────────┘
/ ./::::/::::::::::i::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::!_」:::::ヽ
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./::::/:::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::,.'
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／,.斗''"⌒:､⌒｀`ヽ.、 │ガイア教 設楽場支部 │
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::';..:⌒ヽ､.:ミ＝=‐-..､_ │ │
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:';.:.:.ヘ:.:＼:ヽ `ヽ、 │序列第１位 聖白蓮 .│
ｲ.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.i.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.':,:.:＼ﾞ''=ミ､ ヽ､ └────────────┘
/:.:.:／:/.:.:.:.:/:...:i!...:.}:.}＼..:...:.ﾊ..:...:ヽ ＼ }}
{:{./...:/...〃/:._;ｲ:...:/.:7ニヾ_:.:..:!..:...:...',｀ﾞ ー:--┴一''"⌒
λ':...:ﾑ:...{.／.//:ィ:...:.;''"{蓮ﾊヾ}.:...}ﾊ } : ﾞ''ー=ニ : ＿: 二ミ
{...:..i:...:λ.,ｨ::示ﾉｲｼﾞ 弋=ﾀ}ﾉ:ﾉjﾉ: jﾉ: :｀:..、 : : : ﾞヽ､
八:...:!:ﾄ.:..《＼::タ ..::-=彡: : : : : : ＼ : : ￣:ﾞ'ヽ、ヽ、
/ .〉、:{: ミ.,へ_:::::... ､ 〃i!:{: :{､ : : : : : ﾞ"''＝=ー-: ー
〃 / /:}ゝT::{ ﾞﾆヽ. ｰ ' λ:人_ :ﾍ､ ...__＿＿: : : : : : : : : :
{{ ／:ｲ〃: ﾉ__i .fﾉー-- イ {ﾞ''ｰ､ : ヽ＿ ＼ヽ: :￣ ﾞ:ミヽ､:
イ／ /: :／:ヽ:{~}rxﾉ: : ､ヾ ﾞｰ}:jﾊ ヽ:＼ ヽ＿: : : : : : :＼
. ／>彡''´_f⌒/､;;;;;;:)〉 '; j､ ヽ .z-j!彡: :ﾉ､: : ﾞ:': ー┴-- ..、:
イ: : : :f::::::::/ゝ___/::}､:ﾊ )ﾉﾘ .i:十彡(::::｀ﾞー--―i―-:x:ヽ _,.．-――.< ヾﾍ､
: : ／r'::::::/ニ彡/ミﾆ}: }､ ､ {: :{ ﾞﾞ}::、:::::::::::/ : . : . :ﾞヽ ,. ＜´ ＿ ｀ .｀ヽ
／. : }:::::/{:::::::::／ ﾉ:ﾉ＼､ ';::'λ弋､__ノ::ハ::::／}､: . : . : . ﾉ. , /ｱ´ ,ｨﾘ:ﾊ ￣￣｀ー-､ ｀ヽ、
. : . r':／､ ヽ〃 ／/}| ;:; ﾞ>、:ﾞ''ー=ニヽ::ﾉ::》. : . : . :. ﾊﾞﾄj ,ィt:ﾊ彡ﾉﾘ ｀ヽ. ヽ
:／ <:::::::::::＞{／: :/ノ ,':::､ ~~ ﾞ ー--:､｀ヽ／､: . : . : . :. rﾄ川ミz:ｲﾄt升tｦ≦'..__ ヽ. ﾊ
:/. : }ー''" ,,ｨ{ { : { ／:::::::ゝ ン:r=ヽ:}〉､__ﾞ''ー : ､... ヾ≧ミﾐY¨.)Z:ﾉ_＝= z ｀ヽ ﾏ i
: ./:λー''"::::::〉{ゝ､ー=ニ--＝=＝ニニニ{:-―{'´:}: :ﾊ:｀ﾞ丶、. ﾚ´>ｲ｀.´｀ヽ.｀ヽ､ ｀ヽ.ﾊ l .ﾄ､
__ノ // .i! ヽ､ ヽ ｀ヽ､.ヾ_ー--ｧ ｌ i ヽ
＞ｨｧ' ﾄ､ヽヽ＞z.ヽ､ i r-＜ | l j
￣ /j .ｌ tｰﾄz､.j ¨.ﾄzｿ｀iヽ:ﾉ .ﾊ i j i i
┌──────────┐ /,ィt ﾊ,ｲ iｿ ｀´ | .i! / ' /'' .,' i
│命蓮寺 住職代理 .....│ ´ .|ﾊ/ｲ|ﾊ¨､ l,ｨ､i! _ノ / j
│ ..│ 8 lイi!ト._ ､ ,.ィ/ﾌﾚ' _ ノ /
│寅丸星 .│ /iヽ l ｀アﾌ ／ 〉／''ヽ_ ／ /
└──────────┘ ﾑ_l _.> .l .Xイzﾚ' ノ;/ ヽ ノ
（（ （ o ） )) ｀ii／:i!ヽー≠´;;/ .ヽ ./
(o)0O() /i､ﾉ傘;;;;ヽ;;;;;;;/ .| i i!__i
￣￣ / .lｱi!;;i!｀¨¨;;;;/ i! ./.i ヽ
ﾉ .j;;;;｀;;'';;;;;;;;;;」_,z=| ./ .ｌ ＼
/ iｲz､;r=､．-';;l¨￣.i '' j ヽ
"''=ﾐ:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,r '";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, r ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, r';;;;;; ｨ..､ ;;;;;;;;; ／;;;;＼丶｀､ i. i i' /,r' ／〆 ＞ﾞ｀ ､
""'''::;, r ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, r';;;;;;;＿ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,r ';;;;;;; ,r'.::i:::::〉＿,r';;;;;;;;;;;;;;;;〉､ﾞ::::::::::::::,r／,r ', r ', r '';;;;;;;;;;
""'''''::;;;;;;;;;;;;;;;;;,r ';;;;;;; ／:,:r'ﾐ:::ゝ;;;;;;;,r';;; ,r '''７::::ri.::::,' ￣ﾞゝ､;;;;//;;＼:::::::::::::::::' r'彡 r '";;;ｉi;;;;;;;;;;
'"''ヾ::: ヤｲ ;;;;;; ﾍ::`,r';;;;; r' .i:::／/::::/ :::::::::::::゛ゝ;;;;;;;;;;` 7:::7ゝ'"′ii;;;;;;;;;;;;;;;ｉi;;;;;;;
ﾍ::ﾍ､_;;;;,r.ﾍ:ﾍ;,;;i r:/' i::::i r-‐- ､ _jノ二ミv .7::7;;;;;;;;;;;;;;ｉi;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉi;;;;;;
┌────────┐. ヾ､::ﾍ､_ ;; ,ﾞヾゝ__ｿ:' /::７' `ゝ￣.( ｛ {芒ｿ丿.7::7;;;;;;;;;;;;;;;ｉi;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉi;;;;
│ボーダー商事 .│ ゛''≡三ﾐヾ¨ヾ:::/::/:广卞十ﾞヽｪ_ヽY二´彡7::7ゝ;;;;;;;;;;;;;ｉi;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉi;;;;
│ ......│ i;`丶ﾍ'¨ﾞﾍ=ゝ .|｀i､: : ,rﾞﾞﾞﾞﾞ旦ﾐ〈ﾔﾊｨｿ 7::7iﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;ｉi;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉi;;;
│会長 八雲紫 .....│ ＿ヾ;;;i : : : : : ﾔｪｿ;;ﾔ: :/ｪ=ｭ.i: : : .ゝ=':( 7::7-‐､゛ﾞﾞﾞ""ｉi''''::::;;;;;;;;;;;;;;ｉi;;
└────────┘ 〈:γｪ‐ｨ.:: : ィ､ﾍ､: : : ﾞ''‐-ｱ: Y.. _／:::〉:: :.7;;7彡ソ
, ＿ ﾍ:ﾞ¨"'' /i.: : ::i _,ｪﾔ''-ｨ: : : : : : : i:: :ﾐ .dk.-ｲ::7;ソ .i
,.ｨ'ﾉ''￣.::.::￣｀ヽ、....=≡: : i: i､:i､: i"ﾋｿ ｉ;: : : : : : : : i: 彡i ミ.7::7::｀ﾞ'',i
ヽ,ｨ'.:.:.:':.:::::::::::::::::::::::::::::ヽ... ii i `xi､ヽ. ﾘ.i: : : : : : : ::i: : Δ :7::7ﾍ＼ｲ〟､
}:l.:.:.::.〈.:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾑ. iiﾞ ､.＼ ＿ ｿｌ'i : : : : : :i: : : Δ:7::7: : i ゛〟 i､
i!.l.:.:.::.::;ｿ、__::::､:::::::::::::::::::::ﾑ ﾞ ､i ｉi::丶 r゛ ﾚi.: : : : :i: : :.Δ.7::7. : : i i"'''"
ﾒ､_iﾚﾘﾞ,. 'ヽ:::｀:::';zx;:-､::::::::ﾄﾘ ｉi .i:i: :丶 ,r' ､. i: : : : ｉ.i: : ∠7::7Δ : i iﾍ
!.:.l-､ r<ｨtｵ､:::::l､::l､ }､:::::l i: i:i: : :i i: :i:: ｉ i.: : : ｲ 丶､: 7;;7 .Δ : : i i ﾍ
、::frtj ｀ ¨¨ ＼:l ヽ ﾉ:::ヾﾐ､. ／: : :ｉi: i i: i._ィ ﾚ: : / .7;;7''"ﾞ⌒ﾞ"''､.i: iﾍ.､
┌──────┐ ヽ.:ﾞl7_ __,､ ﾞ j､:::::::ﾑ ／: : : : :i,,. r '" i: : :.i , r '¨7;;7 ': : .i: : ﾍ､
│Ｓ級隊員 .│ ヽヽ、ゝﾆ‐' ／＿....,,､ｪｴﾃ"r': ,r' ￣""',r': : : i " 7;;7. i' i /: ヾ'､ ﾞﾍ､
│ .│ ヾj'＼ _f´￣_,,,.ﾞ,,r:ｿ''" .,r':/ / r',: : : ﾊ i. 7;;7-i‐-ｭ､. i: : : : : ﾍ｀:ﾍi､
│迅悠一 .....│. __∨...,r:'" , r:': :i / ,r'_ /,ri.: : ′iヽ､_ｨ''7;;7 .i:::::::....゛丶 .i : : : : : : ﾍ:ﾍi｀i､
└──────┘ _,..'" _,,ﾑ {: i ,r:': :,〆: i /, ''"￣ .{〈 |: : : : :.iゝ"`,.7;;7廿卞廿十､_＼.: : : : :: : i '. ｉi
ヽzﾁﾆ-''}l'､,:r: : :／/: : :,'" __ ゝi: : : : : i ./_ｭ_｀､ｲ三三三三亠与: : : :: : :i ｉi
∨,.ｨ'...,r': :,: :/. .ｨ-‐''"￣ "ﾞ''ヽvr'ヾ: : : : .i .iﾞ ｭ_"'ﾞ''.｀i三三三三三ﾐ7: ,: i｀.: : i ｉi
∨.::!/: :/: i､: : ＼_,,,rｪェ=-‐‐- 毛弋ェﾍ: i γﾞﾞ"" i十卉上三三: /i: : i:.:i､:i ﾘ
i..ﾞ/ : /i: :i ヾ .i:.く"三与卉亠７ミ７''"~ :(;;X (､"''''' i圭圭圭ﾐｿﾐﾉ: {. iｪ=r': : ::i "'' ､
ノＶVィァ彡
ｧ=ﾐヾ､|/∠ 三
ミr=ミV-‐=ﾐ彡
┌──────────────────┐. ミ|,,__,, レ-‐}ｿ、
│メシア教 設楽場支部 相談役 │. {`|-○-‐○‐ ｝}
│ .│ ∧_, ,l__, ＼/ﾊ､
│ケイネス＝エルメロイ＝アーチボルト ....│ ,小Ｖ＾'. ﾆニ´///∧､__
└──────────────────┘.../,|/∧:.`'ｰ‐彡'///////777ｧ．.,,_
＿,,.．ｧ7////〉、_}::| | :: ｝｝__////////／⌒',
|＼//////／///^':,┬'ﾞ:::∧┐|'/////／////.′
___,,.... --、....--――--...._......〉 ∧///,〈////{ : ::.',|０:/::::|│|///∨ /////∧
. -/ __ ノ－、 _ `''ｰ 、..ﾞ'//∧///{::::::::｢￣|:::::|│|//∨／ //////
| ' ｨ￣ "´ ／ ＾''‐‐..,, ＾‐ 、 /∧//{::::::::|＿｣:::::|│|/∨ ////////
| i' l''´ _. ‐" `ﾞヽ、 ゝ. /∧'∧:::::::|０ ::::::|│|//}／//////|
ｉ0 O ／''''''''‐‐....----ﾆ‐‐､_ ｀ ヽ、 │｀ヽ......'∧ : | :::::::: |/∧'/ニニつ///|
/ ,/ > i `‐＾''‐ヽ ￤ !ﾞ/ ＼}::::|０ ::::::|∧'/ 三三ヲ //|
＿/ / /│＿_____,,ヽ ﾞＶ-‐1/..77777777777777＼ﾆつ'////,|
／:;:;:;ゝ / ./ﾞｰ-―=''゛ ｉ ｉ /////////////////∧ //////
／.:＼:;:;ヽ _/`ｰ､ｰ''" " ｌ / ｜ﾞ/////////////////∧ ////
.:.:.:.:.:.:.ヽ;:;ヽ /〃'ｌ ‐''マ￢‐-_..._ │ / l.ﾞ＿OＯＯＯ//////////∧ //
.:.:.:.:.:.:.:.:l:;:;:;:!､ < ヾｌ,,フ‐-..`"ヽ ￤ﾉ ＿..,!..ﾞ///,777ＯOァｧ┬─┬=彡ｲ
＼:.:.:.:.:.:l;:;:;:;!ﾞヽ-│ ﾞ''‐--,, ｀ ''´/ﾆヽ , '.,,. -‐: :'i..ﾞ┌───────────────────┐
／:.:.:.:.:.:l:;:;:;:|ヾ` ､ 、 ン丿.ﾞｌ///| :::::::::: |:::│メシア教 設楽場支部 .│
.:.:.:.:.:.:.:.:l:;:;:;lヽ／ヽ ! ￤ﾞ,|///| ::::::::::::|...│ ......│
.:.:.:.:.:.:.:.:l:;:/. ｜ 、 ! // |///|::::::::::::::|...│枢機卿 アレクサンドル＝アンデルセン │
.:.:.:.:.:.:.:￤ ! ＼ `''‐-....,,_ －-ｲ, ' ///|///| ::::::::::: |...└───────────────────┘
.:.:.:.:.:.:./, ‐‐ '....,, !＼ フ ／/////|///| :::::::::::∧:::::::::::::::|///,l/////////////＼
.:.:.:.:.:/ │.:.:.:.:.:.:.:.:`''-..ｭ ＼ ／///////|///|＼＿/.::..＼______|///,l///////////////
.:.:.:./ !.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`‐､ `ｰ-.. _ ／ヽ
.:.:/┌.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ ﾂ.:.:.:ｌ
＿,,===＝＝､
∨::￣￣￣｀`ヾ＞、
〉､_:::::::::::::::::::::;':::::::＼
l｀ｰ-＝==f'⌒ヽ:::::／ ようこそお集まり下さった。
f Y!＼::::::::入,,,,,ﾉ=i"
`iヾ( l式、:::::::::::::j 御多忙な所を時間を割いてお集まり頂けた諸兄に、
,x| ｀ ｀⌒宇´
/::::＼ ＿; ,:'` このライドウ感謝の言葉もない。
,,/::::::::::::｀ヽ､.__,:ｲ
,:ｷ‐''"￣＼::::::::::::::::/::::::::|
/::::＼ ';＼::::::::/:::::::::::＼
ｘ':::::::::::| ＼. ':;::＼/:::::::::::::::::::＼
／i.::::::::::::::| ＼ ';::::,':::::::::::::::::::::::::::i
／ f゛::::::::::::::| .,,.,,.,,＼ ':;'::::::::::::::::::::::::::::::i
／ /:::::::::::::::人////7z_〉ｉ:::::::::::::::::::::::::::::::i
,／ /::::::::::::::::/、 ｀ヾ〈///::|::::::::::::::::::::::::::::::::i ┌────────────┐
"´ /::::::::::::::::/ヽ ' , ヾr‐|:::::::::::::::::::::::::::::::::i │クズノハ 四天王筆頭 .│
/::::::::::::::::/ //从 ' , 凶::::::::::::::::::::::::::::::::::i │ │
. /::::::::::::::::∧`^Z/∧. ',/::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::i │葛葉ライドウ ...│
/::::::::::::::::/ | ~Z∧／::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::i └────────────┘
/::::::::::::::::/ |__,,...-‐'":::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
__＿___＿
／ ＼
/ ,.． -‐‐- 、 ＼
}∠,..艦__これ_ ＼ ＼
/.:.:.:./ ＼|＼:.:.:.＼＼ ,
止まるんじゃねぇぞ…… ,′ｉ:/ｎ ｎ＼i:.:.:.:.i‘， }
i:人| U U ｌ:.:.:Λ:‘，/
<人（ ,':.:./__):.∠ニZ
/:.个: . __▽__ ,./:∠:._｛>o<｝
{:.:.:‘，( ) ( )__L/´ /:.:.|
┌──────────────┐ 人:.:.:.: (･x ･l ト--{〉 ノi:.:./
│クズノハ ライドウ御目付役 ...│ ｀¨¨´| |___,.{ ､_,.ノ
│ .....│ | | ＼
│業斗童子 ..│ UΤU___ __／
└──────────────┘ ノ |_| |_|
｣.| ｣.|
､zv､ ,zv,
z≧ミ｀ヾ≧ヾv}イ≦＝彡,,
三二ﾆ=ミvﾍｿノｲイゞ彡三ｾ
≧＝{ﾞ｀´ _ ｀ヾ=ミ 前置きは結構。
彡イ彡≧ﾐﾄvj r'≦三ミzゞｿ
}彡´ ｀Y=v'´ ｀Y:{_ すぐに本題に入って頂きたい。
r-ｿ弋 ソ ゞ. .ノ :! ｀ヽ
/ ハ ￣く:::, ___,､ ￣ .|ヽ !
! { ( '. }/.::::::::ﾍj ヾ;.､ ﾐ{り, '
. ＼ヽ.', ;,イ ｀ー- 'ﾞ rﾊ＼.ﾚ
ゝ}彡 ｒ_ . イｴｴｴ7Y7´ﾑ ;.ﾞ
ﾍ.／, ￣ー＝彡 ヾﾐ/
}∨彡' ,｀￣￣´ ミ,ﾚ{
|'.ム／ｲ,j| l|!l| i ヾ,ｲ: |
| } .＼/ 从从ﾊ,ｲ.:::, |
イ( ﾍ : : :.￣:￣::::: : ノｲヽ
} ￣｀ヽ::::::::::::::ｒ'´￣ .{
__| .}}￣￣{{ ト､＿
丿{{＞＜ || ||. ＞＜}}ﾊ ｀ー ＿
ﾆ二三￣ }} ｀ヽｿー―'ー=´ {{ ｀ー
_,..-:''.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:＼
.＼三三三三三三三三三三三三三三三ニニ-‐ゝ ……承知した。
. ∧二三 ／==ヽ三三三三三三三二二二-‐.／
.ｌ￣ { { ※ } .}, .-‐| では、単刀直入に言おう。
.f≧=--乂ゝ彡 ＿＿＿_ .=ﾆﾆ彡}
.、二三三三三三三三三三三三三二ニﾆ|
. 三三三三三三三三三三三二-‐ ￣ ヽ
＜三三三三≧ニニニニ-‐ ￣.:.::.::.rこ｀ヽ 我々【クズノハ】は、設楽場の現在の状況を
ﾞLh!.￣. ′_づﾂ火´ ヽ:::::::::::::lヽ rﾉ
| / ﾏ.:::::::::/ﾚ / 大変憂慮している。
:!' ﾏ:.:::.:_,ィ ﾘ
/ /:::／ :l
｀ヽ｀ ／ /:::::ｘ≦|
ﾊ _＿ _ ノ::::イ三三 l この国の将来を担うべき若者たちが、思想を異とする
`, ￣￣` イ三三三三三:l
ﾞ, ,.-'≦三三三三三三. l 【異能者】組織同士の戦いで、次々と失われている。
l. ,. -''三三三三三三三三三 l
l|三三三三三三三三三三三三三. l このことをだ。
ﾊ三三三三三三三三三二二二二. l
.::.::.::.::.::.::.::.::.:.:.::....
-=≦三三三三三三三三≧
,.ィ三三三三三三三三三三三三ﾑ そのレベルは既に内戦と言ってもいい。
,.ィ三三三三三三三三三三三三三三ﾑ
,ィ三三三三三三三三三三三三三三三三|
,ｲ三三三三三三三孑"´￣ ￣｀ﾞ ミ寺三!
,ｲ三三三三三三才" -=＝＝=- ｀ﾞ| 本来、我々【クズノハ】は【帝都】の霊的守護が
,ｲ三三三三三才" ,. ィ 三三三三二二三三会ｭ､
7三三三三才 ,ィ三卞孑"..:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.', その任であり、人間同士の争いに嘴を突っ込む事は
.7三三三三ｱ ィ ◎弋 '､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.l!三三三才 ｲ／／,.:.:.::.:ﾍ 丿 ﾑ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:i 好む所ではない。
l!三三三' , / ,ｲ,.:.:.:.:.:.:.:.:.:..ヽ ﾏ∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:l
＼三三 7/.,ｲ ﾞヽ.:.:.:.:.〉 il ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..!
寺′ 7/./,; ,:.:.:/ ﾉ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
マ /,/;; ,∥ ,:.:.:/ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:j だが、設楽場の現状はあまりにも目に余る。
,Ｖ,/;;;;: _zィ ,:.:/ i ,ィ三三三三三三ム
| ∥;;;; / .i! ,ｲ三三三三三三三三ﾑ
|∥;;;;i iliｲ三三三三三三三三三.ム
ﾚ;;;;;;i! ,ｲ三三三三三三三三三三三三ﾊ
｀ュ､. ｀￣ 、 .,イ三三三三三三三三三三三三三三ハ、
Ⅵミ＝=ｭ--=≦系三三三三三三三三三三三三三三三三三ト、
＼三三三三三二二二二二二二二三三三三三三三三三三三ト､
｀マ三三二二二二二二二二二二二二二三三三三三三三三...ム
,ィ二二二二二二二二二二二二二二二二三三三三三三三三会ｭ､
ｲ二二二二二二二二二二二二二二二二二二二三三三三三三三会ｭ､、
/圭二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二三三三三三三三..会ｭ､
/圭 二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二三三三三三三三三会ｭ、
/圭圭 二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二三三三三三三三三会ュ、
-=≦ニニニニニニニニニニニﾆﾆ:〉
-=≦ニニニニニニニニニニニﾆﾆﾆﾆﾆ:/ ここにお集まりの諸兄は、その当事者であり、
-=＜ニニニニニニニニニニニニニニニニ:/
-=＜ニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆl 設楽場を代表する【異能者】組織の代表。
〈ニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆﾆ／l
＼ニニニニニニニニニニニニニニニニ l いずれ劣らぬ指折りの強者でもある。
＼ニニニニﾆ／ ヽニニニﾆ ｪｪ|
∨ﾆﾆﾆﾆﾆl ﾏ ｪｪｪ○／|
∨ l l ｪｪｪﾆﾆﾆﾆﾆイ::ｲ ヽ
《ニニニ ヽ ______ .ﾉﾆﾆﾆﾆ ≧ﾆﾆ／:::|/ |二二二二二二二二二ス が、それゆえに諸兄の争いは、
. ヽニニニニニニﾆﾆ≧ ﾆﾆﾆﾆﾆ／ヽ::: | ハニニニニニニニﾆ ／
＼ニニニニニニ二二ﾆ＞イ:::::::::l:::::| ハニニ ／二二二ﾆ／ この設楽場にとって災害と言える
-=≦二ハ`≦ﾆ三ﾆﾆﾆﾆﾆ≧:::::::::::::::::::: /:::/ /二二／ニニニﾆ ／
-=≦ﾆﾆﾆﾆ二ハ `-`-ｲ-' :::::::::::::::::::::::::::::::::::/／斤ニニ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／ ものとなってしまっている。
=≦ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆハ l ∥lﾆﾆ／二二二／
ニニニニニニニニニ ヽ / l.／ニニニ ／
≦ニニニニニニニニニヽ ､__, / ／ニニニﾆ／
‐=≦ニニニニニニニニ ヽ ＿＿＿ ／／ 三三三／二＼ そう。我々は【クズノハ】として、諸兄に
-=≦二二二二二二二ヽ ＝＝＝ ／／ﾆﾆ≧≦￣:lﾆﾆﾆﾆ:＼
-=≦ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ ／／≦ ／￣ ヽ:ニ|二二二ﾆ＼ 停戦と和解を勧告する。
＞≦========`__--彳二二二l l ﾆlニニニニニ＼
-=≦ニニニニ|二二二二二二二二ハ /ﾆ/ニニニニニニ ＼
-=≦二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ |ニニニニニニニニニニニ二.／ニニニニニニニニ＼
／ニニニニニニニﾆlニニニニニニニニニニﾆ≧二二二二二二二二二二＼
ハ二二二二二二二ﾆヽニニニニニニニニ≧ニニニニニニニニニニニニニ ＼
ハニニニニニニニニニﾆ≦三三三三≧ﾆニニニニニニニニニニニニニニニ二 ＼
_ , --― ´￣￣￣￣ ――-､_
∨/////////////////////
V/////////////////// 最低限、この場での各代表の生命の安全は確約しよう。
{三三三三三三三三三}
|::::::::::::::::::::::::::/ ＼///{´ たとえ交渉が決裂したとしても、このクズノハと対立する場合でもだ。
.|::::::::::::::/＾ｌ::::{ 〈{l＼_ゝ(＼
|:::::::::::〈 ＼＼ ｀ 〈 (＼ ＼_
ﾄ-―´ ｀ｌ .￣ _ ゝ ＼` ｀ヽ
┌┴ー- _ ＼ ｰ-/ (ヽi }､ お互いに、危害を加えない限りにおいてだが。
|///////｀ ‐.､ゝ､__/ ヽ__ ／三三＼
.|///////////＼ ヽ三/￣￣ ＼_
.|//////, -ー ￣ ー-‐＾ゝｰﾊ_ -‐-ﾊ＼/三三ﾊ ＼
|///／´/ // ///|ー―ミ＼ﾆ＼
|彡´/// // ////|三三三三三 〉
.|///// // /////|三三三三三/
.|//// / //////////|二二二ニ／
|//// /// /////////|
|//// ////////////////|
|///// /////////////////|
|//////// //////////////////|
|//////////////////////////////|
|//////////////////////////////|
, ´￣￣｀ヾｰ―― ‐- .,_
／ ｀ ､
／ _,.ｨ:ヽ 条件は？
/ _,.ｨ:＞''´} }
/ _,.ｨ:＞''´ /∧ 一口に講和といっても、
〈 r===========ミ､ __ｨ＞''´ // 〉
__＼＼ r========≧{__}二二二二彡' ∠,,__ これまで戦っていた以上は
{ ／＼__,,二≫ ''´ / / ＼ ＼＿＿} ﾉ
＼__ﾄ､＿＿__,ノ￣￣ゝ---个ｰ-:」_ﾉ＿ / ／ 相互に様々な被害が出ているわ。
{＿ｉi: { ,/-―{､.{｀ :{､,ｨ== ミ､.} i トr‐'
|i: { /{ ｘ==ミ､＼:{ んﾊ `} | l |｜
八 从,《 んﾊ ﾞｰ' ' } i |｜
/.＼ ∧ ﾞｰ' ' ⊂⊃ﾉ人| 人的、物的損失、異界の支配権、
/ ＼ ⊂⊃ ,ｲ ,! |
／ ／, //｀ ｧﾄ､ ｀ ／´|｜ | 営利企業としては機会損失についても
／ ／ / // ヾ_〕≧=- _ イ i | ;| |
／ ／ / // __.,..＞ニﾉｰ-r-‐}ニ＜.,____ﾄ､ 考えてほしい所ですけど。
／ ／ ／/_,,...イ::::::::::::::::::::ﾉ厂:::::::':::::::::::::::∨,:ヘ、
／ ／ .／ ／ .ﾏ',::::::::,,≪':::::::::::::::::::::::::::::::// ｀''-､
. ／ ／ ／, ´ .ﾏ',:,,≪':::::::::::::::::::::::::::::::::::l { ＼
／ ／ ／ / .ﾉﾉ:{{{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍヽ ヽ
... ／ ／ ／ 八 .//::::{{{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧∨ ﾉ
. ／ ／ ／ / . ヽ .{ {::::::{{{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍﾍ ／
.. ／ ／ ／ /ﾞ /.: }二三ミ.{ {:::::::{{{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} }.三二ミ{
／ ／ ／ ./ / /:〈 人ヽ:::::ゞ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ八 〉
, -ｰ ‐- ､
／ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:__,, ..,,|
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:._,.．-'''" | そういった事も含めて、お互いに話し合って頂きたい。
く:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_,.．-'''" __,,..__ |
＼:.:,-､／´ _,.．-'''" :.:.:.:.:.:| ただし、【クズノハ】の調停の斡旋の場である、という点は
{⌒.} ,_,.．-'''..,／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |
ヽ_ﾉ,イ´:.:.:.:.:,／ ＼ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| 認識して頂きたい。
/:.:.:.:.:.:.,／ }:.:.{⌒ヽ: : :.|
/＿.,イ´ i弋ﾌ ./:.:/ ﾉ:.:.:.:.|
/ ／／ '{:.:.:.:.:.:|
〈___ ￣ ハ:.／ﾍ 脅すわけではないが、あまり不当だと判断すれば、
〈＿＿, ／:::::::::::＼
(_ ／／:::::::::::::::::::::: 我々としても和平の手段を変更する事を考える。
!__＿ ／ｘ´:::::::::::::::::::::::::::::
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::
ｌ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
_,'|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/´::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
//＞､く￣￣｀／ニニﾆヽ
//{ ﾍ // `ｰ|:|
_|:|_ｊ ___. }:}‐//' |:|ヽ
| ＼/＼ ⌒ｰｒ'⌒＼ // ｜ ‐- ､／ 理解したわ。
.人＿/￣＼___{―- ､〉=／/＼ 〈、 ／ ヽ
ム'´ / __/ ! ＿|＼___l＼,}'⌒7 ', ＿ それじゃ、【ボーダー商事】から提案。
. ｀| ! / | ｜ l | ｌ ﾊ, ｀'Ｙ′ ￣ |
| ﾚ|＿Lｊ､ l ｜ _／|_/ l | ﾉ|
. 八 l l l{＼|｀ヾﾄ､l､／￣l/｀刈Y, !
,ノ弋i⌒iヽヽl ｘ==ミ´ ｘ==ミく.＾}, | 人 『現在の状況を相互に認め』
（ ∧ xx 、 xxx,＿ｲく_ノ⌒ｰく、
廴 ,ハ_rz.､ ヽ .lｧｰ┐／ |,ｧ,ｫ }-‐_イﾉ 『お互いに賠償などは求めず』
く }ｎ:..:.::::::} } i:`ヽ._／ /{/ }ｲ /:.:}´}
`7〈:..:..:._廴. | |:::_}/ _.ノ / , ﾌ/ノ 『即時停戦すること』にしましょうよ。
{入彡-―‐ﾐi 乂/ /´ ／ ル厶{┐
`弋| ﾘ / / ん､_ノ¨7彡'/,
i |,/ .′ |′ / ,厂
l. ／ .′ | ,ん,′ 変な条件をぶつけあっても、揉めるだけよね？
| / / { /. ヽ.
i / i ∧_,.ノ´
ヽ. /{ }ノ ｀¨¨ﾌ
､＿Z≧x___}＼ﾄ､__r ､ ﾌﾘｰｸｽ
, ｨ≧ -=＝ミ ミﾐ ＼ﾄ､ﾄ､ ふざけるなよ化物。
ラ 彡 -=ミ ＼ ヾ ヾﾐﾒﾄ､
彡彳 --==＝ミ ＼ ﾄ､ ト､ 貴様らの火事場泥棒を認めるわけがなかろうが！
ヲ彡 -=三ミ -=ミ≧ ヾﾒ ゞⅦﾊｨ
イ ／ ﾆニ三 =-}￣`ーzW `川川i|
／ ／ 〃 -=＝ミ j} .:::::::::ヾ､ } } }!
7 ｲ / 彡 -=rzzミ ｿ ...:::::::::::::::::Ⅴ川ﾘ ライドウ殿、調停と言ったが、【クズノハ】は武力による
/, ｨ ./ ／r-! } -= 彡' ...::::::::::::::::::::::::Y''´
ラ/ イ 彡彳/ ./::::::} }zxイ .....:::::::::::zzzzx : ::::| 略奪を容認する気ではなかろうな？
彳イ 〃 { {:::::::::} }}＞ミx:::::::::::::::::;;;;丕ﾐi!:::::|
j ／zzイ ﾊ V:/~::.. `ﾐ;;x:::::::;;;;;;;;;;ﾑ! ::|
ﾉ／〃 .／／∧ V :::::::::::::::.........:::::::`ﾐ;;xzz/ /::/
ｲ /.／／／ V/,,,,:::::::::r-:::::::::::::::::::::;;;:>/ /イ そこの連中は【ガイア教】との抗争の最中、横殴りで
. /〃-＝彡/ ::::::::/-彡:::::::ir=-::::::::::::::::::::::::ﾚ:::::::l
＼ ....::::::: / ::::::::/彡彡:::::::i!:::r=- :::r=z､::::::::ﾑ 我々の支配【異界】を一時占拠している状態だ。
.//＼::::／ .:::::::{彡彡彡:::::::::::::::ﾄ､_:::::::::::::-=＝::ﾑ
//// ＼zz.:::::::人彡彡彡 : :::::::::ﾋ-+ミﾄ､_ﾆr'' ￣
////// .＼zzz:::::＼彡彡彡:::::::::::￣`ﾏr''¨
/////////.＼zzZz::＼彡彡彡::::::::::Y=' この状況で停戦などありえん！
/////////// ＼ZzzZ:＼彡彡彡彡|
//////////////＞＝＝＞z､彡彡' そもそもこの争い、我々【メシア教】は完全に被害者の側だ！
////////////////////////＼
//////////////////////////＼
////////////////////////////＼
/////////////////////////////入
///////////////////////////// /＼
//////////////////////////// ////
ヾ:;:;:;:;:;| /.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ.:;:;:; ソ:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼_〉:;:;:;:;:}/
ヾ:;:;:;:ﾚ′:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:丶ノ::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ/ 今年度開始時点で保有していた【異界】の
|´＼:;:;:;:;:;:;:,,=＝＝=､ :;:;:;〉 〈;:;:;: , =＝＝=､ :;:ｌ.ヾ,イ 〈
|.i:i:i:iヾ:;:; ,〃 .ヾ._ゝ一'､ ,〃 Y:i//iﾉ｀ｌ | 本来の所有組織への返還！
| ヽ:i:i:i:＼|i i|/´⌒ヽ. i .i|/ｲ´:i:i | |
.ﾊ､r′:i:i:i:ヾ. ,ｲ:i:i:i:i:i:i:i:i:iﾊ ,/:..:.| i:i .リ 人的、物的損害の補填！
.ハヽ:i:i:i: :i:i:i:ヽ.＿_,,イ:i:i:i:i|￣ﾞＹ､:;:;:ヽ.＿_,, イ:..:..:.| ﾘ /
ヽ.∨|: : :i:i:i:i::..: : :i:i| //.| : : :i:i:i:i:i:i:i:ヽ＼:.Ｙ´/ 【ガイア教】が保護している元聖女候補、
＼|: : : : : : :i:i:i:| .| ｌ､: : : : .丶V|ノ
／|: : : :i:i:i:i:i|// .| .〉ヽ,: : 〉｀|´＼ ジャンヌ＝ダルクの引き渡し！
, /:i:i:i:|: :r─: :.: ::i:i:i:i:i|// .| ノ;/´ .,､/: :.ﾘ:i:i:i:i＼
／ .ﾉ:i:i:i:iﾊ: :､ r､ : ::i:i:ｌ､＿,|i´;/: ,ゝ ' ::ﾉ:i:i:i:i:i:i ＼＿
,＿／ ／:i:i:i:i:i:i:iﾊ: :` ヾ.ーr‐r‐r─┬─r─r-r,/ ./:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i ＼
／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ﾊ: : : ヾ.ｌｰ|ｰ|─‐|─/‐/‐/./ ./:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i､ ＼
／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iハ: : : ｀￣￣￣￣￣￣￣´ /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: ＼
ヾ{乂 彡/,
爻 / ／,, --〃,, /ﾉ、
_ﾉｲ''" ｀ヾ{′ ,ｲ! これら全部！ああ、全部だ！
＼ ＼丶,, ''"´ ′ i| :iｌ|
三≧＞''"´ 丶丶|i { __ ＿l| ,,/ｉｌ|| 全ての即時履行！これが【最低限】の要求！
三ミ,''" ヾ巛(（＿彡'"´ ｀ﾏﾆ|ｌ州//州
ミ≧i〉 ﾉ,'"ヾ≧〃 i}≧ｰ＜ｉ州 わかるか、【最低限】、【最低限】だ！
ミ≧{､ __彡ｲｒ'ｨ=≦人 ﾉ′｀＞ ,γ‐,
ヾf ∧＼ヾ , =≠ミ､"´ ⌒彡"''ー ´__⌒ ､ //. ',
. ∨∧, 〃 ヾ 丶 {〃__=ﾆﾆ⌒j|ヾ |ﾐ{ l| i l }
∨∧,ｆ{{ }} ,〉 丶´′ ノ}| i| {ミｉｌ| ; l } これすら飲めないならば、【ボーダー商事】だろうが
〃ヽ,ﾞ'ゝ ___彡ｲ{_｀ ＿/il＞''r‐r‐| l| ミil| '
{ fi （ ' 〃″〃 ￣＞ ''Y⌒}__L | l| ミil|/ ,ﾞ 【クズノハ】だろうが纏めて叩き潰す！
. ', {ｉ. ':,″//,″,＞r‐<丶''"´:i:i:i:l|| l| ミ､; /
'､ﾞ , ヾ〃 （(r丶_>''´__:i:i:i:i:i:i:i:i:l| l{, ミ､,|{
. ／￣}ヽ }iliヾ}|ト'´i/´ ｀¨´⌒ }i/ｲミミ, ﾞ|{､
_/::::{、/ ヽlｉ|i∧V＾r┬-r‐‐-イj}′ミｌi/ :l｢ ㍉ 、 日本最強だか何だか知らんが、こんなちっぽけな島国で
''"´::::::::::::＼ Ｖi|i廴｀"''ｰ┴┴‐''" ﾉfミ/ i| } i}
::::/ :::::::::::::::::＼ ヾi|i|i|iｌi≧==---=彡ｲ / ｌ ／ ´| 粋がってる小物が、我々を脅そうなど１０００年早い！
::〈 ::::::::::::::::::::::::〉 ｀''爻i|i|i州i|iｌｉ爻夊'" ｒ‐''"´:::::::::::|
:::::::::.、:::::::::::::::,ﾞ ＞ , ~^"'''''"´ //,ﾞ::::::::::::::::::::∧
:::::::::::.＼:::::::::::l:::::::::::: ＞､ ≧ﾆ=-＜,::::::::::::::::::: ,ﾞ::∧
:::::::::::::::::.＼:::::|::::::::::::::::: }} {{´ :::::::::::|:::::::::::::: ／:::::::::.＼
::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::: }} . {{::::::::::::::::|:::::::: ／.::::::::::::::::::::
＼:::::::::::: /.::::::::＞ .,::::::::::}L ,,｣{:::::::::::::: ｣::::／.:::::::::::::::::::::::::
- ‐= ‐ 、
, イ ヽ ヽ
／ _,－ ､_ ｉ 「ヽ 落ち着き給え枢機卿。
ノ -―=',.‐''" ﾞﾍ､_/__ ﾞ l
／ '、 ,ﾉ ヽ ´ ﾞｌヽ> まずは全員の言い分を聞いてから言い給えよ。
┌ '" ノ .,' _＿ ` , ' !ｲ
彳..__ ‐ 、'冫 r＿二 =ヾ._j .' |.! , ^ 、 君のせいで欧米人皆が理性的ではないと
ヽ //ヽ ﾞ 丶ゝ-´_ﾕ｀ゝ `/_=- ! ヽ ＼
丨i ｌ.ソ_ ヽ !´ﾕ｀'/ , ‐＞ ‐`ヽ、 思われたくはないのだがね？
ヽ,ﾞ 丶i ! ! ｌ 丶..ｨ‐ 、ｌ ｉ
| |ゝ ! ′ / l l/ﾝ'￣'' 、ヽ
| /' ::'.、 ￣゛''ｰ ､ / ｉ 丶< / ￣二'､
_ l' │ ::＼ ^ , ′ ! !:::ｌ 〈 ｒｉ"` ﾘ
/.:.:.:| │ ::＼ ／ ! :::::ｌ ﾉ ｀ ' ｉ l
l:.:.:.:''‐...ﾍ ::::丶___..／ 丶 ﾉ !│
,／丿:.:.:.:.:.:.:.:.゛ｰ ､_ :::::::::/ゞ冫 ヽ 丨 / il＼
_....-‐''.:.:.:./ゝ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＾'- ,／:.:.:.:.:l- ､ ｉ人 －//// 〉､
_,,..-‐''"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!.:.:ヽ,,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.::/:.:.:.:`''ー-....__ ./- .、_ ./////,、.:.＼
ｌ''"´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｉ.:.:.:.:.＾ｰ-..__:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.///∟..／///<＼＼/ ＼
＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.￣:.ﾞ'''ｌ/く/ ､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|//i_／///:.:.:.:.:＼丶, '/:.:.:ヽ
//ｉ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ,,:.:.:.:.:.:.:.:|//|//| :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.V/////:.:.:.:.:.:.:.:.::/ /ヽ ＼:.:.:.ゝ
_,,.. -──- ､,_
,..::''´::::::::::::::::::::::::::::::::｀':..､ 冷静な方が居られて良かったですわ。
,.:'":.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
／: : :／: : : : :|: : : : :ﾊ: : : ｀ヽ: : : '; では、【ガイア教】からも言いたい事を言わせて頂きます。
/ / ,∠ ﾊ / j : ﾉヽ : '; ;
; ;' /-‐ﾚ'- |／ -‐- |! ｜ }
{ |! / ＿ ｧ==､ ﾘ ,/ /
'､ 人. { '"￣｀ . ∠,.イ ; うちとしては、そうですね。
ｿ ﾉ ゝ" _,. ﾑ ､ {
'´ イ 人 ｀ ,.ｲ| ヽ八 【メシア教】さんに、国内法の遵守をお願いしたいですね。
／ ノ l|＞, ､.,_,. イ / __ ） ｀ヽ
/ ／ __{ /__ｒ|､＿＿,ﾑ-‐l'":::::｀ヽ . ＼ 主に、銃刀法ね？
／ / ／:::::::｀7/:::{ -‐}:::::::;::::::::::::::':、 ヽ ヽ
/ / /::::::::::::://:::/`''ｰ---‐''ﾍ:::∨:::::::::::::::ヽ. ｀; '､
;' ; ;'::::::::::::／:::/`''ｰ-----‐''ﾍ:::::＼::::::::::::;ｒ' , ヽ
ﾉ .! ヽ:::::::/:::::::;:::＼.,＿l/＿／:::';::::::::';-=ｨ:{ ﾉ､ ! あとジャンヌ＝ダルクさんは知りませんよ？
'´ ｲ }､={:::::::::{`' ｰ--ｧi---‐ '"}::::::::::}::::::::! ,' ',
{ ´ ､ }::::人::::::::'､／／ ＼＼ｿ:::::::人::::::{ ; } 討ち取ったとも聞きません。賞金もかかったままですよ？
､ ' }:::::::::ヽ:::::::}'" l | ｀'{:::::::ｲ!::::::::::l 人 , ﾉ、
∧
/ | ヽ
,∠ ! __＼_
／￣￣￣￣￣￣`ー─-､ ＼ `|'´::::／
／ ＿＿ ﾉ､ ＼ ', |:::::/
/ ／／＿＿,!ー､ﾉヽ |.ﾉヽ へ __i ', |::/
/ ／／／. _| .ヽ| ! Yyノ‐〈_/ |‐' i |_!;;| まぁ、そうですね。
./ ./ ./ / `''-!､_,i￣r‐r<_ｧ亠─'ｧ_ |:::|
.／./ ./／ ／￣´ .`‐'-､ﾉ-'､＿∠ノ ..|:::| 【ガイア教】サイドからしてみれば、
/ / .／ ﾉィ´ ノ . i ヽ ＼ ..|:::|
./ ､| ／ /´ .／| i ＼', .| .|:::| 【異界】の支配権については左程拘りません。
.(⌒) (⌒) ./ / ‐/- 」_! ..| i､ ヽ ､ヽ / |:::|
,Y'´￣｀ヾ... ♪ | //i y'ｧ ､ .|人 |‐-L_i i. ', !＼! |:::|
ﾉく ,ﾉ ﾉﾊ ))ゝ >'/ ', i ﾄ弋ﾙﾍ )ﾉi_ 」_ |＼ ! | /_ |:::|
（ﾊ> ﾟ ヮﾟﾉ ヽ, )ﾊ| ´ゝtノ_>i | ! | |:::| 奪ったり奪われたりした【異界】については、
/⌒ヽ<-〈i.. jヽ〉. .ﾉﾉi 〉 ､ ' /iﾉ ／/ | . |:::|
. ウ / <∩しし∩〉i ノ' `y! ＼ ￣ ,.ィ .人(／ / |:::| 実の所概ね現状復帰しておりますし、
| !＼ `￣＼`y ,)'>‐| ` ー''i" !人(ヽﾉヾ/ / . |:::|
〉 `‐､ 〉.)￣`ーｧ-/￣Y ＼ i￣`ー､_ / / |:::| そもそも奪われる方が悪いと我々は考えます。
`ー--! ／ ｧt'ヽ´ ､ ＼＿ ＼ ﾉノ ／ !ヽ/ ..|:::|
/ i｀'r─' ‐-＼二 ヽニ､＿, ゞ､三∠,,／!＼ .|:::| 奪われるような弱さこそ罪ですね。
, | ! ` |`ー─‐ｧ‐ソ>nニ< t .| .|:::|
, i / ', く<´ //iヽ// ＼ ! |:::|
, |' ＿ ヽ .i ヾ''"| |､Y ヽ､ |:::|
i iヽー､ ＼ Y // | | i ヽ .|:::|
| i ! ! ', ／ // .// / .i |:::|
| i ` 〉 .iイ / i ./ i / | |:::| ですので、うちとしてはどの勢力にも
i |! ', . | |､ i i i _ゝ 〈 -亠､ .|:::|
| |i ', ﾉ |. ',─---､ ^-' `´,--､ ／!ｨ´.／￣｀r､|:::| 特段の要求はありませんね。
/!､ .／ﾍ ', く／ 〉 ￣二＞⌒＜＿ヽ ,ノｧ''─､
| `''´ヽ::::::ヽ ヽ ＼ >──''´￣ ヽ二ﾉ. ＼／ ! .>─ 〉
`r─､ ',::::::i ヽ y'＼＿＿＿＿＿＿＿＿／／ヽ-i >─ |
| /ヽ､ﾉ:::/ / i ／＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／ ｧ ＼`=ニノ
| ./ |:::/ / | ミ;､ ー=≡=- ｧ≡"＿,;;彡 ;;彡ヽ|:::|
{ ｀ヽ{ ｀ヽ. ,ィ! ヽ ヽ
＼ |＼ ∨ .},ィ!,ｨ | | ただ、【メシア教】さんが我々を非難するならば、
__ ＜＼{.(｀Y⌒ヽノ Ｖノ .| |
-=彡' ／ `ｰ{. }__ノ ! ! それには反論があります。
. / / / .／ ___ `ー ' ＼ | |
| ｌｌ ｌｌ / ´／ /´ _ノ li ｌ !
__ノ从从!{ i必ﾉ｀ﾉ'´_⌒ﾉ l} / ./ ,.イ/
_ノﾉハ八"" . ir'ﾘﾘ .八 / ./／／/ そもそも戦争を仕掛けてきたのはそちらですよ。
ゝ. ノﾉハﾘ＼ ｰ ""ノ イ ／ . ' i／／
￣ ￣￣ /⌒＼ ＼jK二てルﾚﾊ ／ .／／￣ 【阿修羅会】の縄張りに入り込み、攻撃を仕掛けてきたのは
＼ i⌒＼ ＼ ｰ'〉ヽ.￣￣ ／／
. `ー‐‐─.| ﾘ ∧ |「 只 ﾒ‐‐──''.／ 間違いなくそちらですし、在日米軍から近代兵器を大量に購入し、
|/ / ∧. {{_.ハ.ハ ,. -<
| / 〉 八 ﾉ rf. } 【悪魔】ならまだしも人間に向けて乱射したのも【メシア教】です。
/ !ﾘ＞==(⌒).{ X> ノ
. /. V＞＝＝＝i／/ /
/ ∨}￣￣／.∨.イ
. / _j⌒V ／ﾘ ∨ ヽ びっくりするほどの暴挙ですよねこれ。正気の沙汰じゃありません。
/ /´ 〉 !／ ∧ 〉 .}
. / __ j / .}＿ノ `＝ﾍ ﾉ うちだって既にある秩序を破壊しろって教えじゃないんですよ。
ィ⌒￣ ､
/ /| ＼
(、_ノ ｉ ､ ＼
/ | i|＼ `ー ｉ まぁ、アンデルセン枢機卿が返還と賠償を要求したい相手は、
/ iＬ ､__廴＾竚ﾊj ji
. { iﾄ=≠ _ 丿 八 我々【ガイア教】ではないんでしょうけどね。
乂 、辷 < ﾉ ｲ ィ ＼
）)≧=‐=禾￢〉 |_ｉ, ＼
／ ／:::::｢ｰ--‐’>:::｀ヽ ⌒丶
／ {:::::/::i＞=-＜!::::::::::〉 ｜ |ｉ ねえ、【異界】を横から大量に占拠した【ボーダー商事】さん？
/ ｉ ＼V::{::::l＞-＜|::_::::イ＼_ ﾉ ﾘ
｛{ 乂 /:::ゝ:ﾄ､ ,ィﾄ､::::::l､ (
`） )／:=:/:::j -' |:::＼=::＼_ ゝ
rく::::=:/:::/ラｰ=＜V::::::ヽ＿/ｧ´
⌒ﾞ,ｲ::::/ヽ、 -'ヘ:::::::::＼ｿ
／::::::/ -' ＼::::::::｀‐､
／::::::／ ／ ＼::::::::::＼
_____ ______
//￣ヽヽ_...,,_//､￣l | あら？うちは何もしてませんわよ？
〈〈,.-''"" >> ｀〈_ｋ ヽ| ﾄ､
／､｀ゝ-r'^ｰ'r､_ﾍへ､,.!/ ヽ 我々【ボーダー商事】は今回の紛争の当事者ではないと言う認識ですわ。
／ r､ r_ﾝ-'´ ￣｀ヽ､_|
./ _r-ﾒ´ ∠--ｲ }ｲ＼ }_>
li ／'丁￣ア￣ / ﾘ ,-ﾍ } Y
く.iV i. { -ァ' | xﾐｲ ﾊ| 先日、たまたまたくさんのフリー【異界】を見つけたので、
V ヽ L-イた ./ lﾙ | /
八 ハ ﾊ《 比ﾘ ,¨ |八 管理下に置いたぐらいしか覚えがありませんわね。
,ｲ ＼ ヽ ＼ 八 ）
｜ } Y ) ‘’, ｲ} Y
ヽ. | .＞ﾍヽ￣ 丁´ﾄ,-､ﾍり
＿__＼ﾚ':::::::::::::ﾘ_::=┛:::l::::::ﾍ | ＼ それとも、それらの【異界】のうち幾つかが実は【メシア教】さんの管理下
圭圭/｀丶､:::::::;≫:::::::‐':::::::::::::｀::..､＼
圭圭! ヽ ﾞ≫:::::::::::::::::::::､:::::::::::::::ヽﾞ ､ だったとでも？どの【異界】も現在の地権者は【メシア教】ではありませんし、
圭圭! V'i,:::::::::::::::::::::::::Y::::::::::::::::｝ ＼
圭圭l ∨'i,:::::::::::::::::::::ﾉ::::::::::::::ｲ L_ 【異界ボス】も誰の【仲魔】でもありませんでしたのよ？
圭刈:ヽ, V'i,::ｰ--‐::'::::::_r--r┴＜」 ＼
圭V:.:.:.:'. ヽ i,::::::::::::::＞ 1 /} / __ヽゝﾍ
圭:{:.:.:.:.:.} ＿ｧ＞ｲ"´ ﾚ._|_|/／ ヽﾍ V}＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__
圭ル:.:.:.:l ／ l , ＜:::::::::::｀ヽ＼ヽ〉V ｛圭圭圭圭圭圭圭圭為圭心
圭圭!:.:.:.l ﾚｲ:::::::::::::::::::::::::::::｀¨´:::::＞ ﾞ´:::::::::::::＼圭圭圭為圭圭ヨ
圭圭ゝ:.:.'. { ﾘ::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::イ::::::::::::::::::::::::::::::ヽ圭為圭圭圭:り
圭圭圭＞へ V:::::::::::::::::＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::::::::::::::::}為圭圭圭圭{
斗./ ＞ { /.: . :＞ー---=ｧ : : : : : : : : : : :::／ ,
/ｲ }:!ハ :. . .':/. ／ .厶斗＜ : : : : : : : : : : ／ ／. : : :
. 从f∧ ::. ':. i: .:/ .ｲ ／ _ ; : : : : : : : : :／ ／. : : : : : : ぬけぬけと抜かしたな！
. ∧ ヽ :::. :::' :!: .::ﾞ / ＞=ﾆ二三: : : : : : : : : :／ ／ ". : : : : :
.ﾊ ::.. :::. ::i ::: " ／＞ー-ミ ＜ ∨i!: : : : ／ ／. '. : : : : : : :
. ／ﾆ}_:_: .＼:::. :! };:f /./〃 ffr,メ ｀ヽ ' .ﾘ: ::／ ／／. : : : : : : : : :
／ﾆ二弐:≧_ハ '. 八:圦:{ .{{ ゞ=ｲ 》､V斗 ／ー－ --==ﾆ: : : どうやってか知らんが、プッチめが
:fﾞ ｒ-ミ:､ゝ-==ﾐﾊ ＞ｰ- -‐=彡弍 rくｲ: : : ＞ ー- . : : :
.∧' ヽゞﾒ f{r-＝=云rx ' }}/ . : :ｰ : : : :｀ヾ 死んだ瞬間を狙っていたんだろうが！
∧:., ｀ｰ 抃i |ﾊ: : : }＞ 〃二ﾆ=＝-‐ : : :ｰ-ミ: : .
＼>. ﾊ ': : : ＞-≧=--=彡´. : : : : : : : : :＞＝=ー
/＞ ミ} i: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :-: ": : ＞＝ー-ミ
/ﾆﾆﾆ≧{ ! | l: : : : : ,.⌒く::::::::::..=-‐ " .: :／.ｨ ｀i" :i__.j ヽ いや、そもそも死んだあとかどうかも
. /ﾆﾆﾆﾆﾆ::}:i l! l: : : : : : ｀ ＜: : ," ／:／f⌒i |､ノf } /
/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ::! l: : : : : ,. :": ; : : :ﾘ:. . : ': ／f ! ﾉー{:, ﾄ斗" 怪しいものだ！
/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:,. ｜: : : : : : ／.彡". : :＞イ ﾉｰｲ´ j{ ﾉゞ.イ . : : :
. /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ, |i!. : :斗くrー. :＞ ´ヽ_ 斗 〈 ゝ彡 "´: :,. : : :
/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-ゝ-‐=≦ﾆ '" ＼ゞ｀ーf⌒ヽ..ﾘ､_/ゝ." , . : : : ′
. 〈ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二二二__＼ ゞ=＝≡" ..イ: ; : : ,′ﾊ
＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二二二二ﾊ . . .＜: :彡 .ﾞ: : 'ヾ ゛
,. ─ '￣￣｀" ､
／＿ ／ ｝｝ ヽ あら、何か証拠でもおありですの？
／ { {＿＿＞∠ ／ ノ
＼＿_＞⌒'～⌒ヽ、＿ﾄ-ｰゝ 現状、私共の把握している限り、どの【異界】も
_ノ／: : :! : : |: : : :|: : : : : :ヽ ＿
了: ::|: :|＼人 : : |／|: :|: : | ノ ） 合法的に確保、管理しておりますのよ？
|: :| |: :| ≧=ヽﾉ=≦|: :|人|.／ ∠
|: :l: ヽ＼ ｒ─‐┐ |イ/／ T ヽ ＼
|: ∧ 下 V ﾉ ／丁| Y | | | /
| : : |: :|t-＞ ＜/ ./ ＞＼ ￣ >┬'´ それとも、またテロでもして奪おうというのかしら？
| : : |: :|!!((,ホ_Y ./;;;フ ｀ア”´
|::,.ｲ|: :|ヾ/ハ| ! :!;;;;;￣| ﾍ／
|// |: :|;;;;||;;;;|| | :|;;;;;;;;;;／
/|/;;;从|;;;;;;;;;;;;; | :| ./: :| 国内法を蔑ろにし、国民に武力を振るうというお話であれば、
| {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ﾉ从 ./: : :!
|;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; /: : : :l 今度こそ自衛隊や【クズノハ】さんが出てくるのではなくて？
|;;;;;∧;;;;;;;;;;; /: : : : l
V∧/|;;;;;;;;;; 〈: : : : :l
/ /;;;;;;;;;;; ∧: : :l
/ /;;;;;;;;;;; ∧:/
./ /;;;;;;;;;;; ∧
,.ィ _ ィし､__,
/（ ,. -x/Vv'ﾌ′ｘ彡'／V⌒＼
ｲｗＶ厶 ' ,.イ ／' =≦x _ミァ ならば現在、それぞれの地権者と一人残らず連絡が取れない
_{{ヾ ＾Ｙ /／ 彡 ⌒ア ＾入
ﾍミｘ:_＼:､_ ｘ彡 ^" ｀`㍉x _ ` ﾐｘ 現状をどう説明する気だ？お為ごかしも甚だしい！
厶7⌒7⌒｀" ミ /＾ヽ:::::::r
Xi:′ , ,:ｘ==ミ､ ゞ;ﾉｊ⌒; }:::::} 貴様のような邪悪な【妖怪】を滅するために、
}}､、ｊ i{ ｝ //ｘ=ミ, //＾ V ,ミｘ{
{ｉ^:::::.､ﾞ＼ゞ〃Ｏ｀}l｝iく/ し' ＼;} オレはこの極東くんだりまで出向いてきたのだ！
〉::__::.}Ｌ_ヾ{{弍='ﾍ:V/ }} ヽ,ヾ=ミｘ
ｲ{⌒`く⌒ヽ〉、__ノノ ＼`ヽx:′､ ∨爪ﾐｘ＼
＾ヾ:､_.ﾉ| ^ヾ¨´ ＼ 7 V////ﾉ⌒し:、 __
ﾏ＾{__ ／_ ｘ=ｧ=ﾐ;';';':′::;::′ﾆﾆ/: : : : : У^
. ＼＾f三+ =-＾-彡;';/:::／ﾆﾆﾆ／: : : : : :/: : :
rﾍ`xｰX⌒^xxX/／ﾆﾆﾆ／: : : : : :／: : : :
,.イ〃≧=―-- =彡'ﾆﾆﾆﾆ/: : : : : :／: : : : : :
ｘ≪ﾆﾆ/／::::::::/く::::::::r／ﾆﾆﾆ／: : : : :〃: : : : : : : :
ｘ≪ﾆﾆﾆニ〃: : : :爪:ヽf彡{｛ﾆﾆﾆ//: : : : ／: : : : : : : : : :
_ｒｖ≪: :ﾆﾆﾆﾆニ｛（: : ／::ｊ/ﾆi|: |｛ﾆニ{i｛: : :／: : : : : : : : : : : :
ｆ.:|^く: ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾍ Vﾆニ||ニV⌒ﾚﾆﾆﾆ}}:.Ｖ: : : : : : : : : : : : : : :
/:.:|: : :ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ}:｝ﾆニ||ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ厶ｆ´: : : : : : : : : : : : : : : :
,.--､_,,....,,__ ,. -- ､
_,,.// ⌒ヽヽ //⌒l |::.､
,. '´ l | ___ ___',',nｲk___,// ｀ｉ まぁ怖い。
,' ヽｒ‐'ゝゝ-' ｰ',.-､- ､イ､'ｰ'､
ゝ ｒ‐ｧ'´ , i ｀ヾ! 【異能者】が行方不明になるなんて、珍しい事でもないでしょ？
r'７´/ / ,.-ﾉ‐,ﾊ ﾊ⌒ i Y
くY´ i .i ,ｧ';-';､ i /,ｧ;';ヽ! i それを全部うちのせいにされてはたまりませんわ。
`i | ﾉ!,ｲ ﾄ 'i ﾚ' ﾄj ,ﾊﾉ ,ﾊ.
| ﾉへ,ﾊ `' `'´ , "",! ,ﾊ/
!ﾉ ﾚﾍ""" _ i｀ｉ'
ｲ , i lヽ, ´ ,.ｲ ':, ライドウさん、この席は武力での脅迫を是とする席なのかしら？
i ! ﾊ |,. ｨ＞r--＜´ｉ ', ﾊ
ﾉ / 〈 ﾉ iヽ､｀}>n<{_,.ｲ ヽヽ!
. ﾊ／ }><{､;;;;;;Y;;;;;;;;Y}><{ﾍ ',
..!〈 ﾊゝ〉〉;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾊｨ ゝｲ
ﾉ ヽ/ヽ/ヽ/ゝｲ ｆ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;V i｀/i､
ﾆﾆﾆ＞ ｪｪﾆﾆﾆ ﾏ l ﾆ二二二|
ﾆ ｪﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ `ﾆﾆｪｪｪ ノｪ ﾆﾆﾆ二|
ｪﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞≦二二二二二≧＜ニニニ 二二l
ｪ二ﾆﾆ＞≦ニニニニニニニニニニニ≧＜ﾆﾆ lﾆﾆ/ ご両人とも、それまでにして頂きたい。
ﾆ＞≦二二二二二二二二二二二二 ニﾆﾆヽ二二/
:::::::/:::::::::::::,ィ::￣二::::､::::::::::::::::::::::::|:::::::≧＜ニ∧:ﾆ/
::::/ `::::ﾒ::::．ヽ l:::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::＼∧/
:::| ￣￣:::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::〉/ 【ボーダー商事】側も、要らぬ挑発はやめて貰おう。
:::| ＼::::::::::::::::::∥
:::＼ / ::::::::::::::∥
:::::::::＼ / ∥
￣￣￣ ∥ 次は【ヤタガラス】代表として、桂家御当主。
___________ /
／-------| / 【ヤタガラス】として何れかの組織への要求ははありますか？
---------' /
:ヽ ━━━━ /
ヽ /
:::::::::::....... /
￣￣―‐‐､___:::::::::::....... /
￣―-､_::::::::::::...... _____/
￣―-､
￣￣`‐､
二二ﾆｪｪ____ | l
二二二二二二ｪｪ____ | |
二二二二二二二二二ｴ | |
__,,.、 -- ､、_
_,.ィ'"´ `'ト、 設楽場【ヤタガラス】の一員として、見解を申させて頂きます。
. ／ ＼
. / ..: ..:: ..i ..:.＼
/ ..:.:.: ..:.:.: .:.| .::.:.:∧
. j ..:.: .: ..／:: .:.::ﾄ､ .:.:.:.:.:.:ﾍ まず、私達【ヤタガラス】にこの設楽場全体を
.. | / .:.:.:.:／ .:,イ.:./!:..| i :.:.:.:.:.:.: i,
| .:.:./.:.:. ／/ .:／/.:./ |:./ } :.:.:.:.:.:.:.:.::| 管理する力は、残念ですがございません。
| .:.:.:/.: ／--─‐‐ ''/" l/＼ | :.:.:.:.|.:.:.:.:: |
| :.:./:.:/ ,ｨ=＝rｧ ／ ／_,_ `ﾄ、:.:.|::.:.::.|::| 現に、今【ボーダー】と【メシア教】が仰られた
. | :.:.:j:.:.:.:.l'"ﾄz::ﾟﾘ ィテﾗﾄ| .:.:. |:.:.:.:.|.:|
. | ..:.:|:.:.:.:.{ `-‐' ﾋ::,ﾟｿ /}:.:.: l＼:.// 地権者の件についても、認識しておりませんでした。
| :.:.:| :.:.:.ﾍ、 ~ /,ﾉ:.:.::.∧ ＼
| :.:.:| :.:.:.::}へ、 __ ' _ ｲ : /二二＾ ＼
. | :.:.:| .:.:.:.:.lト､ ＞､_ _,. ＜:.:..:..〈 ー‐-、 ﾍ
/ :.:.:.| :.:.:.:..| ＼ 了＼__:.:.:.:.:.:.:`l斤＼ | 私達だけでの【異能】犯罪の抑止には限界があります。
. / :.:／|:.:.:.:.:.:|ﾍ rー--ﾍ、 ＼:.:.:.::.:..| ト---‐┴､
/..／::::::|:.:.:.:.:.:| ＼{ ー-＜⌒)'二＼::.| {::::::::::::::::::::::｝ そのため、事実上の自治組織として、
. /../:::::::::: |:.:.:.:.:.:|＼ ＼ __,, ィ`-K-- .__).! |::::::::::::::::::::::|
/..:｛::::::::::::::|.:.:.:.:.:.|:.:.:＼／___ノ ﾉ ＼-- ＞.|:::::::::::::::::::: | 各【異能者】団体は必要と考えております。
. /..:.:.:|::::::::::::::＼:.:.::.i,:.::.::.ヽ ::`ー''´:::ﾍ Y´:::::::＼:::::::::::::::::j
. /..:.:.:.:ﾍ.::::::::::::::::.＼:.:＼:.:.::.）:::::::::::::::::::ﾍ }::::::::::::::::＼ :::::::: |
_ ,, ........ ,, _
,r ':::´::::::::::::::::::::::::｀ ヽ
／::::::::::::::::::::::::::::::::ｉ::::,、:::::＼
/:::::::::::::::::::::::/:::::::::i::ｌ∨v}::::::::::＼ ですので、【ヤタガラス】としては何れかの組織を
/::::::::::::::::::::::/:::::/|::::|::ｌ｀ﾞ ｉ::::::i:::::::ヽ
!:::::::::::::::/:::/:::::/ ｌ:::/ｌ::l !::::::ｌ:::::::::} 潰すような行動は設楽場の益とはならない、
i:::i:::::::::i/:::/ｌ::::/_,.ｌ:/ ｌ::ｌヽ.,__ｌ:::::::ｌ::::::::ｌ
l:::ｌ:::i:::::ｌ:::/ ｌ|/´ ｌ/ !/ 从::::ｌ:::::i::ｌ そう考えております。
|:::ｌ::::ｌ::::ｌ/|,xｚ=ﾐ / / ,x=ﾐ、}::::ｌ::::::ｌ:ｌ
i|::::ｌ:/ｌ:::::',:flc;;;ri fc;ri ゛!::/|::::/ｉ!
/|:::::i::::ヽ::ヽ弋シ 弋ｼ //:::|:/ ｌ
/ |:::::::::::i:::＼:＼ i) /::::::::|! その前提でお聞きください。
/ !:::::::::::ｌ:::::::::>゛~ ‐ ／:::i:::::::|ｉ
/ ｌ::::::::::::ｌ::::::i:::::i ＞ ､. _, ｨ'´:::ｌ:::/::ｉ::::|.i
/ !::::::::::::ｌ:/:::ｌr'´i iﾊヽl/::::ｌ:::::| i
/ ｌ:::::::::,rｌ/::::::ｌ / / /::::::ｌ::::::| .i
/ !:::／:::/::::::::ｌ ｀ヽ. , -‐/ ／:::::::/ヽ､:! i
/ ｌ::/:::::/／::::/ｌ ／ /::::::::::/ /:::::｀ヽ !
/ !::ｌ::::／::::::/ ｌ ／ /::::::::::/ /:::::::::::::ﾊ i
/ ｌ:::ｌ:/:/ｌ:r－-､ ｌ/,. -－､{:::::::::/ /:::::::::::::::::::} i
/ ｌ:::::}从:::ｌ} 「」 {从:::/ /::::::::::::::::::::::ｌ i
/ ｌ::::/:::::／ ヽ '´/ |｀ヽ,.／ヽ ﾙ‐'::::::::::::::::::::::::::ｌ i
今回の当事者である【メシア教】と【ガイア教】の確執は深く、その始まりを問う事に意味はありません。
昨日今日のお話ではありませんし、設楽場に限った話でもありませんから。
/: : :ヽ: : : : : : : : : : : : :
,r;:;:;;;;;;;;;;;:;.ヽ /: : : : : ',: : : : : : : : : : : :
.:;;;;;;;;,ｨｲ''')ﾉ;;;;} 〈: : : : : : :',: : : : : : : : : : :
,． -─---rﾍいｼ'､､,, ｀`ｼ ﾄ､: : : : : :',: : : : : : : : : :
,〃 い7 `'''ﾞ,r;.:/ ﾄ､: : : : : :.ﾘ: : : : : : : : : :
,〃 , l ぃ;､ ,r‐ｫ／ヽ ,,. - ─ 1: : : : : : : !: : : : : : : : : :
/ / / ヽ＿フ i ! ,． '"´ 1: : : : : : : l: : : : : : : : : :
/ / / ﾊ ,r'´ ',: : : : : : :.ﾚ彡'"´: : : : :
「 / ﾉ 〈 / i: : : : : : :|: : : : : : : : : : :
l_ノ ,.ｲ ヽ. ノ l: : : : : : !: : : : : : : :, -r
￣`ヽく .:.:.:.::::::::.:.,．'´￣ヽ ＼ _ノ |: : : : :./: : : : : :.／＿L
`ヽ.:.:.:::::::::::.ｲ´ ＼ ﾉﾚ.:-──‐- ､ `ー‐.ｲ: : : : :／.:.:::::::::::
,rく^i::::::::::::::/ ＼_／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ,. .:.::::::::/: : :.／.:.:::::::::::::::::
＼r'´ヽ_」」‐っ7´ /.:.:..:.,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l ! ,r─''´.:.::::::::::/: :／.:.::::::::::::::::::::::::
/ 11 ￣`1 ,r─ｧ ､ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.ﾘ_ノ.:.:.:::::::::::::::::::i: :/.:.:.:::::::::::::::::::::::::::
./ } } .人 , r┴ｧ'´ ハ __ノ.:.:.:.:.::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,シ.:.:.::::::::::::::::::::::::::|/i.:.:::::::::::: : : : : : : :
〈｀`ヽ ﾉﾉ'"´ ／ ／ ／.:.:.:.:.＼.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:シ ,′｀`''ｰr ､.:.:::::::l ,l.:.::::::::::: : : : : : : /
:::',. V /＿／-タ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ ,′ ,' ,' ￣i l/:.::::::::: : : : : : : :/
l |＼ _＞ ､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..／ `ナ､ /./ i |!::::::..:.:.:. : : : : :/
l | ＼ _／.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／/ / ヽ_ /./．-‐ ヽ|::::::: : : : :: : : /
l |． '"´ ￣.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／＼.:.:.:.:.:.:.:.／ ./ / ／尨 |::: : : : : : : : /
また、【異界】の奪い合いは望ましい事ではありませんが、残念ですがこれもまた、全国各地で恒常的に
起きている事と存じます。
それをこの土地でだけ糾弾し、増して一方の組織を責める事など筋の通らないお話です。
つまり現状、表ざたにならない【異能者】組織同士の抗争について、【ヤタガラス】は口を挟む気はありません。
その上で、それでも今回見過ごせない点は３点。
・抗争の規模が目に余る程大きく、しかも【異能】ではなく一般兵器にて死傷者が多く出過ぎている事。
・抗争が【異界】外まで波及し、一般の目に触れる事となった事。それ所か一般人にまで犠牲者が出ている事。
・それらの最大の原因として、重火器による過剰な武装化がある事。
これらについては、少なからず【メシア教】に責任があると考えます。
__
(" ''ﾍ,、::.
(ヽ／:::::ヽ::.
ヽ:::::::::::::ヽ::.
ヽ:::::::::::::ヽ::.
, -―､ ヽ::::::::::::ヽ::.
ｒ .:ヽ l:::::::::::::::}::.
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ヽ､ ......:::V':::::::::::::/::.
ﾆゝ:::::::::::::::::::::::<::..
/''"::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ■■■■■■
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(ﾉヽ､:::::::／ ■■l;;;;;;;;;;;;;;:;;:::::::;,;,:;;:::::::::::::::ノﾉヽ■■■■
/ ,ヽ ■■ｲ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::;;;;;:::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::.■
廴__,,ﾉ ■■■l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;:::::::::::::::;;:;;:::::::::::::::::ゝ::.
■■■■l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::;;;;;;;;:::::::::::::::入::.
■■■ﾅ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::::::::::::::;;;;;;;;;:::::::::ノ:::ヽ､::.
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;:::::::::::::::;;;;;;;::::ノ:::::::::::::ヽ､::.
／:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;:::::::::::::::;;;;ノヽ､:::::::::::::::::ヽ::.
/:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;:::::::::::ノ::::ヽ::. ヽ:::::::::::::::::ヽ::.
∠、:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;:::ノ::::::::::::::ヽ::. ヽ:::::::::::::::::ヽ
ヽ:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:ノヽ:::::::::::::::::ヽ::. ヽ::::::::::
＼:;;;;;;;;;;_,,-ー''"ヽ-ー'' ヽ:::::::::::::::::ヽ::.
￣
先日、アンデルセン司教が宣言された内容を鑑みて、これは【メシア教】さんご自身も同じ認識と考えております。
ミ:.､ヽ＼､ヾ｀ヽ ＼ヾ}､j! |ﾘ ,〃／ノ,ｲ／ .:' /,ｲ彡
≧,': ｀＼､ヾ,斗､｀ﾞミ､｀、ﾚ,／,:彡ｿ､ノﾉ／ ,:ｲ: {´ ……その通りだ。
｀} : ヽ､/｀ﾞ ｀ﾞ'´ ｀ヾ彡' }
{: :＼::} | :! {z彡, j この国にも信徒はいるのだ。我々【メシア教】も決して、
}､: ヾj ﾑ､ :. ､｀:. i { !ﾚjﾉ j彡ｿ,:{
r-ﾐ､: : i z=斗ミz､_ゝヽﾍ.j∨､_＿.ノ ヽ ∨彡ｲ＞､ 日本の国家転覆や内戦など望んではいない。
i i｀ ＼ | .::::::;二≧:ﾐ､｀:.ﾞ.彳.:＞r-.ﾐz, Y, ./ !
:. .:｀ヽ＼ ｀ヽ＞＝ミ､＞＝ﾐz,:' ＝ミ.､__／,ｲ/.::' /
∧:. i ﾐ:,ゞz{:{ }}､´￣｀{! !}=彡{i{ 〃
ヽ ヾ:, 人. ,.:'ｿ.:! | 八 ,.:ｼ ﾚ' ,' プッチや言峰が行ったような重武装化は
ハ ﾞ:, ｀￣ ´' ﾊ .j｀ヽ｀￣ ＼＼ .: j
:､ ;., .::: ／ ゝ-､__ -' ｀ヽ ヾﾐY≦z､ 明らかに度が過ぎており、【聖地】としても
｀ヽ彡ｲ,{ , :. ､ヾj///,∧
∧彡ﾁ;,｀ ー- --－＝' j､ヾｲ/////ﾍ 到底容認できるものではない。
. >､彡';, ー===z' ´ ／////////∧
,.イ///ハ彡',´ ｀ヽ,.:＜///////////,∧
_,.．-'''"///////ﾄ:､ｿﾑ_,.．-'''"/////////////////,ﾍ_
_,.．- ''' "´//////////__,,.. ．.＜///////////////////////////＞､_
､////////////////＞ ､////////////////////////////////////"'''- ．._
｀ヽ/////////////r‐―ヽ.////////////////////////////////////////,＞､
∨///////////|｀ー-､∨/////////////////////////////////////////
. ∨//////////|::::::::::::|!.}//////////////////////////////////////////
. ∧//////////!::::::::::::|!j//////////////////////////////////////////
,:/i//////////,!::::::::::::|!!//////////////////////////////////////////
. ﾚ'//////////zﾑ＝彡イ´/////////////////////////////////////////
／//////////∧{￣//////////////////////////////////////////////
.イ／////////////ﾊ ///////////////////////////////////////////////
ﾊヽ.//////////////!|//////////////////////////////////////////////
/ヽ........／／{
/}/::::::::::::::::::::::／し- ､
/ /''':::::::::::::::::::::::::::::／／￣ミ_メ だからこそ前首脳陣は全員破門としたのだ。
lゝ':::::::::::::::::::::::::::::／ ∠二ニﾆ メ
メ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／∠二ニ=ミ ﾐｘ これは一般人向けの表向きだけの話ではなく、
. /／::::::::::::::::::::::::::::::／´ ｀ﾞミ ⌒ヽ ヾ
l' {::::::::::::::::::::::::::::: /／ ミ =ﾐｰ いち【異能者】組織としても同様だ。
ヽ::::::::::::::::::::::::::{/ __ ミメ, -､ﾐヽ
';:::::::::::::::::::::::::〉／ -‐｀ｰ ｀㍉!ヽ 'ﾐﾒ ､‐-
...:::::::; = ､ｰ}=く::::rt_ｱヾ ／ ´ 〉} }ﾐ ' ＼ ｀
／:::::::::{ }≠={{ ｀¨彡}}／ {´/ﾐ ', ヽ また、今回に限った話だが、我々は本件で
. ‐／::::::::::::::::ゝ- '::| ゝ-- '＼ ､ ﾐr‐ '/: :: :|
_/´ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::､:| ／ ´ ヽ ヾ::V:::::::: :| | 【ガイア教】を糾弾する気はない。
/ | /::::::::::::::::::::::::::::::::::::､_｀´＿ -‐ ､ヾ、ヾ/::/::/::::::::| |
r{ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼二二´／ ､／::/::/ /:::::: l
. 八 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ｀ ｰ─‐ ´ヾ／::／／ /: ::::;
／ ￣ミ::::::::::::::::::::::.. ＼ ヽ」」」」」／::／／ .::::::::/ 先ほどの話は、全て【ボーダー商事】のみを
ヽ ー─── ヽ ヽ＼ ､::::::: :／／ .::::: :/ /
rﾍ / ＼ ‘, ヽ'. / / ヽ:: :{ / 指していると思って貰いたい。
∧ / / ヽ ﾄ ',V / / /
｛ ヽ ＼ / '. V { '. /
＼V / | 〉
＿＿
,. :'.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ､、 そちらに関しては、お怒りは御尤もです。
／:::..... .......::::::＼
／::::::..... ......::::::::::＼ 【ボーダー商事】さんが今回行った事は、
/:::....... / / / l |l .::ヽ
|::::..... / / / | l | ﾘ .:::j} 【ヤタガラス】としても極めて問題の大きい、
|::::.... i / | | | ...:::::|
|::::...| | ｌ | ｌ .....:::::| 限りなく黒に近い灰色の行動という認識です。
|::. . | ..:::::.. ! .......::::l|
|:. | :::::::::::.. ......::::ﾘﾉ
. || | ::::::::::::::.. l |i
. i | ! :::::::::::::::::: | | i
i | . :::::::::::::::: ｌ | |. i
i |. :::::::::::: | :| | i
i .| ::::::::::: | :| |. i
. i | ::::::: | | | i
i | l :::: | | .|. i
.i |. :: | :| :| i
. | : │ | |. i
/:::|. ｌ | │ | :|::＼ i
! ::| | | | :::| |::::::ｌ. i
,.--､_,,....,,__,. -- ､
,.- '"// ⌒ヽヽ //⌒l |
／ l | ___ ___',',nｲk___,// ヽ, 【ボーダー商事】としては、その見解は大変遺憾ですわね。
,' ヽ_ｒゝゝ-' ｰ',.-､- ､イ､ i
i ,.へ_ﾄｰ'"____,.ｨ ! ﾊ､___ ｲヽ､ｲ 【ヤタガラス】さんにそういった誤解は持ってほしくないですわ。
r'⌒ r´γ /__i_ i / V___ﾊ ゝ
〈_,.イ ｲ ,ｨ´,.ｰ,｀ ﾚ´ ',-,｀!ヽ! ﾊ
i i .レｲl ﾄ' i ﾄ' } ! ﾊ/ヽ
〉. i i ',,,'ー' __ 'ｰ',从 (
i /〈 lヽ, （ / ,.ｲﾉ Y まぁ
ﾉ ｲ /ヽ､| i＞r--r,=´/ _ハ,
,' ) i,.-ﾊ/ ゝ､__ 7 iゝﾉヽi ヽ.ｲ
i / ./ 〈 ﾉ i ヽ､｀}>n<{_,.ｲヽヽ!､
ﾊ !／ }><{､ Y Y}><{ﾍ ',
! 〈 ﾊゝ 〉 ｀ー´ ﾊｨ ゝｲ
/ iヽ/ヽ/ヽ/ゝｲ ノﾉ V i｀/i､
,.....::::::―:::....._
_,.......::::::::::´::::::::::::::::::::::::::::｀丶､ それは【ヤタガラス】をあまりにも侮りすぎです。
...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＿:::::::::::｀ヽ､
:::::::::::::::::,..::-――::::::::￣￣:::::::｀ヽ､:::::::::::＼ 【ボーダー商事】さんが今回、貴方の能力によって
::::::::::／::,:::'´:::￣::::::,:::＞-:::::::::::＿:::｀丶､:::::｀､
:::::::/::／:::::,.:::'::::,ィ::::::::::-―::::::＿::::::::::::::::::､:::∧ 複数の【異界】を連続して陥落せしめた事は把握しております。
:::::::::/::::／:::::／,:::::::::::::::::-::::::::::::::＿::::::,ｨ::/::::::ﾊ
::::::::{::イ::::／::::/,.ィ芹ﾃ抃､-――::::::::イ::/:::;:::::::i
:::／:::::{::/:::::::/ んし _ら ーニ彡 /:::/:::/::::::::i
/:::::::::::l/::::::/ 乂_）zメ ／イ }/:/:::/::i その数、実に９カ所。【研究所】本社【異界】も含めれば、
::::::::::::/:::::从 ー=ﾆ彡 ´ l /::::/:::/::/
:::::::::::{:::::/ ,ィﾃ､ ／:::::ｲ:::/::/ １０カ所に渡りますね。
￣￣｀ヽ､ んメ/ｲ::::／::／:,/
-―--､ ＼ , ⌒v ' ｀¨／::イ::／イ:/､ 低レベル【異界】とはいえ、短時間で攻略しうる貴社の
/＼///｀ヽ､ } ｰ ´ イ::´::::/ｲ//／//＼
///ヽ////∧!､＿ ..... - ＜::::::::／//////////丶 精鋭の練度には正直驚きましたが。
////∧////}!::::::::::::::::::::::::::::::／/////l////////∧
//////}////!:::::::::::::::::::::::::／ ＼/////////////∧
//////|////}＼＿__:::,. イ ＼////////////∧
//////|//// }///＼＿r-､＿ {/＼///////////ﾊ ですが、そんな大きな動きまで把握しきれないほど、
//////!//ｲ､ ∨////// ////l///ヽ///////////}
/////,ｲ///{ }//// ／/////､////｀丶///////ﾉ 私どもも節穴ではありませんよ？
///イ ////∧ |/// /////////＼////////////
///////////ﾊ. |,ィ////////////////////＞''´
////////////}/:.V:.!///////////////＞''''´
////////////l{:.:/:.////////＞-- ''''´
////////////}-イ＞-- ''''´
______ （マジ？数も合ってる……こいつら一体どの辺まで把握してるの？）
....´. ｀....
／. .＼ （今の【ヤタガラス】って設楽場じゃ殆ど死んでる組織と思ってたのに。）
/. ':,
.:: . .:. （あの悪名高い桂家前当主の後って、碌な人材いないんじゃないの？）
l . . . i /! /! ﾊ .l､ . i .! .ｌ
l .i .ﾄ!┼ﾄ弋 .!::::';,:┼弋ﾊ. l
. | .l .lｿ::┬┬ゞ':::::::::┬┬::::l l |
| l l:::::::|iiii|::::::::::::::::::|iiii|:::::l .l | （ガイア教でも一目置かれてたのは知ってるけど、）
| . ', .l.....::｀´:::::::::::::::::::｀´::...l l .|
|. .', . ﾄ､ ￣￣ ｲ. .l | （この牛乳娘も正直、ただの脳筋だと思ってたのに……）
| ﾍ..';,..｀.....－-＾-－.....´ .l / .|
. | . .ﾍ..ﾍ. ／i!:::::::::::i!＼. .l./ .|
. | .ヾ..l/ .〃:::::::::::::ヾ .∨′ . ..|
|... ...ｿ .|i:::::::::::::::::::i| ∨. .l （……まさか私の能力の詳細までは知らないわよね？）
|.. ../ .',::::::::::::::::::,' ∨ !
|.. ..| , l|::::::::::::::::|l .! .|. ! （……そういえば『ちう』って知恵袋が居るとか話あったっけ……）
|. γ´｀ .i|::::::::::::::::::|i ´｀ヾ . l
. ／::::::::::::::i:::::::::／ ::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
/::::::::::::::::::i::::::::/::::::::yWvwﾊ:i::::i :::::::ﾊ
/:::i:::::::::::::::i:::::::/::::::::,/ ./ .l::i::::i::::::::::l （すみません嘘です！節穴です！）
|::::i::::::::::::::i:::::/l:::::::;/ / l:;l:::::i:::::::::|
l::::|:::::::::::::i:::/_,|::::;/‐ / ‐‐- j_ |::::i:::::::::| （旦那様の情報がなければ、気付きもしませんでした！）
. l::|l:::::::::::::i::j´ .|/ ／ / ｀|::::i:::::::::|
ﾚ {::::::::::::从 |:/l::::::::::|
i::ゝ:::::::{ ,,x=≠ゞ ≠=zx,ﾘ l::::::::::il.i
. il::::l｀ ､;乂_ ノ::::::::::i l i （正直情報収集能力は私全然ありません！）
i.l::::|::::::::::ﾄ ｀ ｲ::::::::::::i::l .i
. i l::::j:::::::::::i::｀:... . 丶ﾌ ...:´::::i::::::::::::i: | i （【ヤタガラス】自身、千雨さん以外からの）
i |:::::i:::::::::::i:::: , -l｀ - ´ l-､::::::i:::::::::::i::::| i
. i |::::::i:::::::::::i／ l´ ゝl ＼:i:::::::::::i::: | i （情報なんてほぼありません！）
i j::::::::i:::::::::::l | | l:::::::::::i::::::| i
i j::;::ｬl l:::::::::::l | | .l::::::::::::lヽ:::| i
i ./∧/.l.j:::::::::::::l .ﾊ￣｀ ´￣ / l::::::::::::l l/ゝ i
i /:l~///l::ﾊ:::::::::::l ハ / l:::::::::::l l///ヘ i
i /::::|////lﾚ l::::::::::l ハ / .l::::::::::l l/////l i
|/.:.:.:/.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.::／.:.:.:.:.:/<ヽ.:.:i.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
.|i.:.:.:/.:.:.:.:/.::.:.:.:.:.:/.:.:.:.:／.:.:.:／;;//iﾍvwｖ| :|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ですが、その【ボーダー商事】さんの行動もですね。
|.:.://.:.::.::/.::.:.:.:.:/.:.:.:／:.:.:／;;／/// .|.:|.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:|
|:.:| |.:.:.::.:i.:.:.:.:.:::i.:.:.://.:::..／;;;／.// |:.:|i.:..:i.:.:.:.:i.:.:.:| 【ヤタガラス】としては、『許容範囲』内なんです。
|:.| .|.:.:.::.:i.:.:.:.:.:i.:.:/ｰ;;／ソ／ // -＝=､_.|:.| |.:.::i.:.:.::i.:.:::|
.|:| .|.:.:.:.::i.:.:.::.:i.:.:ﾑ;ｒ-y,ﾈ' // -_､,,,,__ .|:;ﾍ|.:..:i.:.:.:i.::..:| 割と境界線ギリギリぐらいですけどね。
ii |i :i.:.::i.:.:.:.:|ﾔｹiﾃうﾄ` ,/'´ '´,ｹﾈﾃﾞﾇ;., |.:.:i.:.:/|.::.::|i
.` |iﾄ,.:i..:i.:i.:..:|{_|;:::::`}:| ／ |{::::::f;;ｲｿ:.i.:.ｲ./.:.:.::|i
|i|i.:.::ﾄ,.:iヾ;;:| ｬ:::::,ソ .ｾ_:::::ソ/.:.:/.|/.:.:.:.:|.i
.|i|i.:.:.:;iヾ;ヽトヽ￣ , .~￣ /イi.:.:|i.:.::.:.:.| .ｉ 何故なら、【異能者】同士の争いの範囲で
.|i |:i.:.:.:.:i..:`,ﾐ:ト､ ＿＿ ' /V::./.:.:.:.:.:|| i
|i .|.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:トト`: .､. ヽ __丿 , ｒ'´.:::|.:.:/.:.:..:.::|| i 収まっておりますから。
|i |:.:i.:.:.::.:.:i.:.:.::i.:|;:;:;:;::`i ､ __ , . ｒ'´;:;:i:;:;;:/:/.:.:.:.::.:.:|.:| ii
. |i |;:;:;i:;;:;:;:;:;:i;:;:;:i:;|_,／ i :ト､;;;;i;;;//;:;:;:;:;:;:;:|;:;::| .ii
.|i .|;:;:;:ﾄ;:;:;:;:;:;:;:i;:;::i:| ＼/';: /;:;:;:;:;:;:i;:;:::| .ii
|i .|;:;:;:小;:;:;:;:;:;:;::i;:;::|＿,,...,,_ ._,,,＿＿:/;::/;:;:;:;:;: /:|;:;:;::| .ii 一般人への被害を起こしたわけではなく、
ﾉ'´ |:ﾊ;:;:;:;:;:;:;:;:i :|`ヽ, , ｒ'´/;:/;:;:;:;:;;:/;:/＼;::| ii
. / |:| .ヽ,;:;:;:;:;:;:;i:|= =`=､ ,ｒ'´ _./;:/;:;:;:;:;;:/;::/ ＼ .ii 社会問題にもなっておりません。
/ |:| ヾ;:;:;:i:;:;::|-＝ﾃ＝Yd ＜´/;:/;:;:;:;:;::/;:;:/ー- ヽ ii
|:| ヾ;;;;i;;;;;;| ｒ彡ﾊ:/ ハア//|;:;:;:;:;:/;:;:/ | ii 大規模な抗争も実際には発生しておりませんし。
/::::/:::::::::/:::::::::::::::／/:::／}/:::::/⌒ー}:::::::::::::::ヽ
':::::/:::::::::/::::::::::::／￣／ /:::::/ |:::::::::|:::::::::, つまり、【ボーダー商事】さんは私たちの目から見て、
.:::::::::::::::::::::::::::／-‐≠ /}:::/⌒ヽ. l:::::::::|::::::ｉ::|
ｉ::::|:::∧:::|:::;イﾃ示ミ ／ />ｰ- ﾉ:/ ::::|::::::}::| 反撃できない機を捉え『うまくやった』という事です。
|::::|:/::::Ⅵ:i::::{ｂ::::::} ./ ィ芹ミ､/::::::::}::::八|
|::::{::::::::::Ⅵ::::{ｖ'::::}| ん::::f八}/::::::}:/ } 一般社会で表面化しない問題の対処まで、
|:::::::::::::::::|八{弋少 .う:::::/ /::::::/i /
|:::::::::::::::::| ′ 乂シ /:::／|::| 我々の手は届きませんから。
|:::::::::::::::::| /／::::::|::|
|:::::::::::::::::| ⊂⊃ ／:::::::::::人|
|:::::::::::::::::|＼ u ,..:::::::::::/|::::|
/|:::::::::::::::::|⌒＼ イ::::::::::::/:::}::::| ……逆に、【メシア教】さんは『下手を打ち過ぎた』
/:::|:::::::::::::::::| > .∠{/:::::::::::::::/::::八:{
. /::::::|:::::::::::::::::| ／ ￣ ´ /:::::::::::::::/::::/:::::ヽ と言うことです。
/:::::::::|:::::::::::::::::| / /:::::::::::::::/::::/＼:::::::＼
'::::::::::::|:::::::::::::::::| { /:::::::::::::::/::::/ ヽ::::::::＼ 刑事事件を起こし、社会問題化までしております。
'::::::::::::::|:::::::::::::::::| { /:::::::::::::::/::::/ }::::::::::::::＼
優先的に対応せざるを得ません。
|:i.:.:::i.::.::i.:.:.:.:::i.:..:.://.::/.:.::// /:/ .|.:.:i.:.:::i.:.:.:.:.::i.:.:.:.::
:i.:.:.:i.:.::.:i.:.:.::.:i:.::.// :/;ｒ´// ./;ﾍ,_ .|:.:ii.:.:.:i.:.:.:.:.::i.:.:.:.: 誤解してほしくはありませんので念のため申しますが、
i::.:.i.:.:.:.:i.:.:.:.:::i:.://:./'´./'´ .// `"=ｪ,,_.|:.ハ:.:i.:.:.::.::i.::i:::.:
i:.:.ﾊ:i:.:.:i.:.:.:.::i:.:i ﾚf / /´ .|;ﾅ‐ﾄ､i.:.::.:i.:.:i.:.:: 抗争を推奨しているわけではありませんよ？
i:.:.| |;i:.:.i.:.:.::::レ´i:|./ ／ i' |:.i.:.:.:.:i:.:.i:.:.:
｀i;| .|;i:.:.i:.:.:.:.:ﾄ;| i _,,ｒー‐-､,, .|:i:.:.:./:.:/:.:.::
＼ヾi:.::ト:.:.:.{ヽ _,.ｒ=､ '´,ｒ=＝＝ｭ､ii.|:.:.:ｲ:./:.:.:.: 社会に大きく害となる者を手段を選ばず力づくで排除する、
｀ }:.:i`､;:::{,｀,ｒ'"~ヾ. / ﾘ|./:i:.i:.:.:.::.
|ヾヽ;ﾄ､kヽ､.::::::::. ..::::::::...／.|:.:.i:.:i:.:.:.:.: いわゆる【クズノハ】案件ではない、というだけです。
.|;i;｀ヽﾄ､:{ '､ ./i:.i:./:.:.:.:.:.
|.:.:.:.::i.::｀＼ ー‐ u /:i.:.:i/.:.:.:.:.::::
.|.:.:.::.:i:.:.:.:i:.｀;. ､ ／|:.:/:.:i':/:.:.:.:::.: こんなタイミングでなければ、問題視する事もあるでしょう。
|.:.:.:.:.:i.:.:.:i.:.:::i.:.:｀i;...､ _, '´ .|:/..://.::.:.:.:.:::
.|.:.:.:.:.:i.:.:.:i.:.:.:i.:.:.:i.:.:.:.｀ T '´ .|':://.:.:.:.:.:.:.::.: お墨付きと思われては困りますよ？
. ／::::::::::::::i:::::::::／ ::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
/::::::::::::::::::i::::::::/::::::::yWvwﾊ:i::::i :::::::ﾊ 話を戻しますが、アンデルセン枢機卿の宣言については、
/:::i:::::::::::::::i:::::::/::::::::,/ ./ .l::i::::i::::::::::l
|::::i::::::::::::::i:::::/l:::::::;/ / l:;l:::::i:::::::::| 私たち【ヤタガラス】は評価しております。
l::::|:::::::::::::i:::/_,|::::;/‐ / ‐‐- j_ |::::i:::::::::|
. l::|l:::::::::::::i::j´ .|/ ／ / ｀|::::i:::::::::| 【メシア教】自体が滅ぼすべき社会の害とは思いません。
ﾚ {::::::::::::从 |:/l::::::::::|
i::ゝ:::::::{ ,,x=≠ゞ ≠=zx,ﾘ l::::::::::il.i
. il::::l｀ ､;乂_ ノ::::::::::i l i
i.l::::|::::::::::ﾄ ｀ ｲ::::::::::::i::l .i ですが、今回の件については責は負うべきと考えます。
. i l::::j:::::::::::i::｀:... . 丶ﾌ ...:´::::i::::::::::::i: | i
i |:::::i:::::::::::i:::: , -l｀ - ´ l-､::::::i:::::::::::i::::| i
. i |::::::i:::::::::::i／ l´ ゝl ＼:i:::::::::::i::: | i
i j::::::::i:::::::::::l | | l:::::::::::i::::::| i
i j::;::ｬl l:::::::::::l | | .l::::::::::::lヽ:::| i
i ./∧/.l.j:::::::::::::l .ﾊ￣｀ ´￣ / l::::::::::::l l/ゝ i
i /:l~///l::ﾊ:::::::::::l ハ / l:::::::::::l l///ヘ i
i /::::|////lﾚ l::::::::::l ハ / .l::::::::::l l/////l i
|/.:.:.:/.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.::／.:.:.:.:.:/<ヽ.:.:i.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
.|i.:.:.:/.:.:.:.:/.::.:.:.:.:.:/.:.:.:.:／.:.:.:／;;//iﾍvwｖ| :|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| 長くなりましたが、私共の希望としては、
|.:.://.:.::.::/.::.:.:.:.:/.:.:.:／:.:.:／;;／/// .|.:|.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:|
|:.:| |.:.:.::.:i.:.:.:.:.:::i.:.:.://.:::..／;;;／.// |:.:|i.:..:i.:.:.:.:i.:.:.:| ●【メシア教】は奪われた【異界】を一旦容認すること。
|:.| .|.:.:.::.:i.:.:.:.:.:i.:.:/ｰ;;／ソ／ // ヽ＝=､_|:.| |.:.::i.:.:.::i.:.:::|
.|:| .|.:.:.:.::i.:.:.::.:i.:.:ﾑ;ｒ-y,ﾈ' // -_､,,,,__ .|:;ﾍ|.:..:i.:.:.:i.::..:| ●【ボーダー商事】は今回支配した【異界】を手放し、
ii |i :i.:.::i.:.:.:.:|ﾔｹiﾃうﾄ` ,/'´ '´,ｹﾈﾃﾞﾇ;., |.:.:i.:.:/|.::.::|i 緩衝地帯とすること。
.` |iﾄ,.:i..:i.:i.:..:|{_|;:::::`}:| ／ |{::::::f;;ｲｿ:.i.:.ｲ./.:.:.::|i
|i|i.:.::ﾄ,.:iヾ;;:| ｬ:::::,ソ .ｾ_:::::ソ/.:.:/.|/.:.:.:.:|.i ●【ガイア教】は一切の賠償を要求しないこと。
.|i|i.:.:.:;iヾ;ヽ:::::::::::::.. , .:::::::::::::.. イi.:.:|i.:.::.:.:.| .ｉ
.|i |:i.:.:.:.:i..:`,ﾐ:ト､ ､ ,' /V::./.:.:.:.:.:|| i 以上３点を持って、最低１年の停戦を確約すること。
|i .|.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:トト`: .､. , ｒ'´.:::|.:.:/.:.:..:.::|| i
|i |:.:i.:.:.::.:.:i.:.:.::i.:|;:;:;:;::`i ､ __ , . ｒ'´;:;:i:;:;;:/:/.:.:.:.::.:.:|.:| ii これらを求めます。
. |i |;:;:;i:;;:;:;:;:;:i;:;:;:i:;|_,／ i .ト､;;;;i;;;//;:;:;:;:;:;:;:|;:;::| .ii
.|i .|;:;:;:ﾄ;:;:;:;:;:;:;:i;:;::i:| ＼/';: /;:;:;:;:;:;:i;:;:::| .ii
|i .|;:;:;:小;:;:;:;:;:;:;::i;:;::|＿,,...,,_ ._,,,＿＿:/;::/;:;:;:;:;: /:|;:;:;::| .ii
ﾉ'´ |:ﾊ;:;:;:;:;:;:;:;:i :|`ヽ, , ｒ'´/;:/;:;:;:;:;;:/;:/＼;::| ii
. / |:| .ヽ,;:;:;:;:;:;:;i:|= =`=､ ,ｒ'´ _./;:/;:;:;:;:;;:/;::/ ＼ .ii
/ |:| ヾ;:;:;:i:;:;::|-＝ﾃ＝Yd ＜´/;:/;:;:;:;:;::/;:;:/ー- ヽ ii
|:| ヾ;;;;i;;;;;;| ｒ彡ﾊ:/ ハア//|;:;:;:;:;:/;:;:/ | ii
＿＿＿__
, ＜´ ｀ヽ､
/ ｀ヽ､ ……かなりうちに厳しい内容に聞こえるわね。
/ /_ヽ､ , -､ ＼
r- ｉ ./ ＼＼ ／／ヽヽ ｉヽ＿ 【生体エナジー研究所】への要求が無いのは何故？
,┴ニ､_｀ヽ ｀ヽ｀ヽ ／／ } } /´ /
ヽヽ｀ヽ､｀ヽニニニヽ{ニ}／-------/_＿ } 【ガイア教】も一方の当事者なのに、事実上何もなし？
＼ | ＼ ／￣ -, {￣￣｀ヽ _ -l---/
| | .| |ヽヽ--´ / /| |／ |／ これは依怙贔屓なのではなくて？
| .| ||ヽ | ', ヽヽ// |, /| |
|｜ || ｀ ヽ ､ }∧//／| / | |｜
.| | | ｲ圷示 〃 ｲ圷示| | |
| | |. ! ゞ=' / ゞ=' !.| .| |
| | |. ヽ , / | .| |
| | || ＼ - - イ | | .| |
| | || r-- |_ヽ.___イ__|＿_| | | |
| | || ヽ‐‐‐‐┐┌‐‐‐/.| |／＼|
--| | ||´ ＼:.:.:.:| |:.:.:／: ／ ／|-､
_ｌ::::| |｜:.:.:.:.:.:.＿| |:.:.:.:.／ ／／:/- ､
|￣ |::| ! |:.:.:.:.:./r‐‐:´:.／ ／／ |:/ ヽ
/ .|:| | |ニニ-:.:.:.:.／!r,／／| | | ヽ、
/ !:! } !:.:.:.:.:.:.:.:.／／/ ／:.:.:.! !. ! ゝ
/ // / /--- ／／／／----ヽ | | / ｉ
ｉ´ /:ｉ / /_____/ ‐‐ニゝ|＿＿__ヽ }､ ´ｉ
| ｀ヽ ｉ::|| ｉ. / /ヽ/ r-､ ｉ:.:.:.:.:.:.:.:.:ｉ || / ＼
ｉ ＼ | |ヽ ｉ /ヽ/ /:.:{_/:.:.:-:.―‐| ||／ ／ }
＼ r-､≠7 /ヽ ／‐‐‐:.､＜＿:.:r ヽ__/-,／ ／
. ／::::::::::::::i:::::::::／ ::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
/::::::::::::::::::i::::::::/::::::::yWvwﾊ:i::::i :::::::ﾊ 今回、【生体エナジー研究所】が何を求め、
/:::i:::::::::::::::i:::::::/::::::::,/ ./ .l::i::::i::::::::::l
|::::i::::::::::::::i:::::/l:::::::;/ / l:;l:::::i:::::::::| どう動かれたかも把握しております。
l::::|:::::::::::::i:::/_,|::::;/‐ / ‐‐- j_ |::::i:::::::::|
. l::|l:::::::::::::i::j´ .|/ ／ / ｀|::::i:::::::::| その上で、【研究所】への要求は何もありません。
ﾚ {::::::::::::从 |:/l::::::::::|
i::ゝ:::::::{ ,,x=≠ゞ ≠=zx,ﾘ l::::::::::il.i
. il::::l｀ ､;乂_ ノ::::::::::i l i
i.l::::|::::::::::ﾄ ｀ ｲ::::::::::::i::l .i また、【ガイア教】は今回、殆ど何も得ておりません。
. i l::::j:::::::::::i::｀:... . 丶ﾌ ...:´::::i::::::::::::i: | i
i |:::::i:::::::::::i:::: , -l｀ - ´ l-､::::::i:::::::::::i::::| i 事実上被害を被っただけ、誤解を恐れずに言えば
. i |::::::i:::::::::::i／ l´ ゝl ＼:i:::::::::::i::: | i
i j::::::::i:::::::::::l | | l:::::::::::i::::::| i 現状、負けていた状況です。
i j::;::ｬl l:::::::::::l | | .l::::::::::::lヽ:::| i
i ./∧/.l.j:::::::::::::l .ﾊ￣｀ ´￣ / l::::::::::::l l/ゝ i 『被害を容認せよ』という内容は、事実上の要求では？
i /:l~///l::ﾊ:::::::::::l ハ / l:::::::::::l l///ヘ i
i /::::|////lﾚ l::::::::::l ハ / .l::::::::::l l/////l i
/ : : : : :|: : : /|: : : / |.:| ____ ＼|: : : : : | : |ｌ : :｀,
,′: : : : :|: : / 」:.:.:/ '´「 ｀｀ 丶 ､ |: : : : : | : |ｌ : : ! つまり、以上の見解には、
ｉ : : : : :|: : /-十/ ｊ/ ＿ ＿ ｀|: : : : : | : |ｌ : : |
| : : : : :|:／ 」′ r ,.-──c､/|: : : :.:/:.:/ｌ: : : | 【研究所】→【メシア教】の攻撃と
| : : : : :|' 〃 |::r‐（）ド>|: : ／／.:|:: : : |
| : . ヽ :l ,.ニニ､ Uh;;;;;ﾉ| ﾉイ／: : :.:|:: : : | 【ボーダー商事】→【研究所】の攻撃は、
',. : : : : :| 〃|::r‐（） Ｖ__／ |´ : : : : :|:: : : {
ﾞ､.: : : : :ﾄ､ Uh;;;ﾉ| | : : : : : :|:: : : :{. 一切考慮しておりません。
＼ : : :|ハ ＼／ | : : : : :ﾉ|;; : : : {.
ヽ､ : :|: : ＼ ､ ﾊ/: : : |;; : : : {. 【ガイア教】と【メシア教】の抗争、
ヽ､.:＼: :`､＞ __ -ｧ / : : : : |;: : : : :.ゝ
}: ￣￣: :ヽ ｀ ー' ,. ' : : : : :|::: : : : : :.ヽ およびそれに乗じた行動だけを
|: : : : :｀丶､ ／/ : : : : :ｊ:::: : : : : : : ＼
|: : : : : : :|ｉ:｀:'' ‐- ､ __,.. '´ ./ : : : : ;ﾑ､;;: : : : : : : : ｀ 問題としております。
|: : : : : : :|l: : : : : : : :.ﾞ|: ノ : : : : :.:/ ｀`''- ､;,._: : : :
|: : : : : : :|l: : : : : : : : :}／. : : : : :.:/_, ,､‐''"´￣ﾞ`丶､
|: : : : : : :||: : : : : : :／. : : : : : ..:,.' ／ ｀
_,,.. -──- ､,_
,..::''´::::::::::::::::::::::::::::::::｀':..､ 【ガイア教】としては異存ありませんわ。
,.:'":.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
／: : :／: : : : :|: : : : :ﾊ: : : ｀ヽ: : : '; そもそも、うちが標榜するものの一つ、『自然回帰』には、
/ / ,∠ ﾊ / j : ﾉヽ : '; ;
; ;' /-‐ﾚ'- |／ -‐- |! ｜ } 当然ながら弱肉強食の理が含まれておりますもの。
{ |! / ＿ ｧ==､ ﾘ ,/ /
'､ 人. { '"￣｀ . ∠,.イ ;
ｿ ﾉ ゝ" _,. ﾑ ､ {
'´ イ 人 ｀ ,.ｲ| ヽ八 今回、【ガイア教】が何かを失っているとしても、
／ ノ l|＞, ､.,_,. イ / __ ） ｀ヽ
/ ／ __{ /__ｒ|､＿＿,ﾑ-‐l'":::::｀ヽ . ＼ その罪は自らに帰します。つまり、『弱い』から悪いのです。
／ / ／:::::::｀7/:::{ -‐}:::::::;::::::::::::::':、 ヽ ヽ
/ / /::::::::::::://:::/`''ｰ---‐''ﾍ:::∨:::::::::::::::ヽ. ｀; '､
;' ; ;'::::::::::::／:::/`''ｰ-----‐''ﾍ:::::＼::::::::::::;ｒ' , ヽ
ﾉ .! ヽ:::::::/:::::::;:::＼.,＿l/＿／:::';::::::::';-=ｨ:{ ﾉ､ ! まぁこの理を求める相手は【異能者】だけですけどね。
'´ ｲ }､={:::::::::{`' ｰ--ｧi---‐ '"}::::::::::}::::::::! ,' ',
{ ´ ､ }::::人::::::::'､／／ ＼＼ｿ:::::::人::::::{ ; } 全人類に当てはめては、文明も文化もわやですから。
､ ' }:::::::::ヽ:::::::}'" l | ｀'{:::::::ｲ!::::::::::l 人 , ﾉ、
＿＿
,,.-´ ￣`ヽ
／ _＿ノ `ー ＼ 最後は我々、【研究所】の要求ですな。
/ （ ●） （ ●）ヽ
| （__人__） | とは言え、【研究所】は実の所、今回の戦いには余り関りありません。
／.| |＼
／ ／￣'‐、 ／ ＼
／ / .7 ───一′ ヽ .＼
＼ ∧ __ノ ∧ .∧ | .／ 例の中部教会での戦いには一枚噛んでおりますがね。
/´ `ｰ'〉 .i .ｌ ..| / ／丶
./ / ヽ / | / ／ ＼ ちなみにジャンヌさんはうちにいます。今回の件の協力者ですお。
ヾ:;:;:;:;:;| /.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ.:;:;:; ソ:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼_〉:;:;:;:;:}/
ヾ:;:;:;:ﾚ′:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:丶ノ::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ/
|´＼:;:;:;:;:;:;:,,=＝＝=､ :;:;:;〉 〈;:;:;: , =＝＝=､ :;:ｌ.ヾ,イ 〈
|.i:i:i:iヾ:;:; ,〃 .ヾ._ゝ一'､ ,〃 Y:i//iﾉ｀ｌ | ……ほう？
| ヽ:i:i:i:＼|i i|/´⌒ヽ. i .i|/ｲ´:i:i | |
.ﾊ､r′:i:i:i:ヾ. ,ｲ:i:i:i:i:i:i:i:i:iﾊ ,/:..:.| i:i .リ ﾋﾟｸｯ
.ハヽ:i:i:i: :i:i:i:ヽ.＿_,,イ:i:i:i:i|￣ﾞＹ､:;:;:ヽ.＿_,, イ:..:..:.| ﾘ /
ヽ.∨|: : :i:i:i:i::..: : :i:i| //.| : : :i:i:i:i:i:i:i:ヽ＼:.Ｙ´/
＼|: : : : : : :i:i:i:| .| ｌ､: : : : .丶V|ノ
／|: : : :i:i:i:i:i|// .| .〉ヽ,: : 〉｀|´＼
, /:i:i:i:|: :r─: :.: ::i:i:i:i:i|// .| ノ;/´ .,､/: :.ﾘ:i:i:i:i＼
／ .ﾉ:i:i:i:iﾊ: :､ r､ : ::i:i:ｌ､＿,|i´;/: ,ゝ ' ::ﾉ:i:i:i:i:i:i ＼＿
,＿／ ／:i:i:i:i:i:i:iﾊ: :` ヾ.ーr‐r‐r─┬─r─r-r,/ ./:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i ＼
／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ﾊ: : : ヾ.ｌｰ|ｰ|─‐|─/‐/‐/./ ./:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i､ ＼
／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iハ: : : ｀￣￣￣￣￣￣￣´ /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: ＼
＿＿
,,.-´ ｀｀ヽ そうです。我々【研究所】は、あの戦いの折り、
／ ＼
/ _＿ノ '⌒ ヽ 主力をあの中部教会に送り込み、ある目的を果たしておりました。
| （ ● ） （● ） .|
／,〉／.| （__人__） |＼
／ / .＼ ／ .＼
.／,二ニヽ / `ー───ー′ヽ .＼ そして、それを事前に察知した何者かに（ﾁﾗｯ
_ / ,-― ､}l .l | ∧ .∧ | .／
/ | ノｰﾍJ i l .| .i .ｌ ..| / .／丶 本社【異界】を襲撃されただけです。
./ |_,イ { ＼ | . | / ヽ＿/ .| / ／ ﾊ
＼＿/ | | / /::::亅 |/／ / | 正直申しまして、してやられた。あれは油断でしたな。
／ｎヽ-‐ー- ..,,__
,-､ ,,ｨ´/￣ ! | "''ヽ､
',＼＼,// ,' ! | ', あら？
', iヽ､Y/ ﾉﾉ
ヾ､/,(ｰ-'￣ヾ""ヾヽｰ-..,,_,.. それは災難でしたわね。
>iｰｕ´i~>､‐-'") ,..,
/ 'ﾄ;;≧-i、`i"`､i`ｰ''´｀
〈 ヽ!､'ヾ)' ヾﾐ..,,_ヾ､､_ゝ
ヽ、`-ﾅ‐ , ゝ,,_＿,,
` ￣〈 ／' ｲ:: i
＼ ´ ／丶､ ,／／
/｀'`,.‐｀;;"1i、ゝヾi､_'ヽヽ
/ ｀´丶=､イ|i',',ヽヽ
,' ‐､i',ヽヽ; ＼
＿＿
r― ＿-=二二二二'，
ニニニニニニニニ'， ま、襲撃犯の証拠は掴めませんでしたので、
. { 二二二二二二二二}＿
. { 二二二二二二=-￣ ﾉ おたくらの仕業と断定は出来かねるわけですな。
／ ￣￣￣ ＿ -=''´
｀こ=-,＿＿＿＿, -=ニニﾆ｢
／ {ニニニニニニニニニニ}_ ＼
／ Λニニニニニニニニﾆﾆニ-_ ＼ 【研究所】としてはその被害については現状、
. / ﾆﾆ ､ニニニニニニニニ/ニニ_ '，
/ ニニﾆ＼ニニニニニﾆﾆｲ二二二 ﾉ 泣き寝入りしかありません。
ノ＼ ニニニﾆﾆ乂ﾆﾆ人二ノニニﾆ/ﾆﾆ ／＼-＿
⌒＼ {ニニニニﾆﾆ｀⌒ニニニニﾆ/ニﾆ／ -ﾆ いやはや、勉強になりましたお。
二＼二二二二二二二二二二/ニﾆ(ニ-＿ ＿
二二二二))二二二ニニニニニﾆﾆ/ニニ ｀¨¨¨⌒''＜ニ
￣￣＼二二二二二二二二/ニニ ﾉﾆ
＼二二二二二二／ニ￣ ／ﾆﾆ 勿論、犯人を見つければ相応の報復も致しますがね。
＼. ＼ニニニニ／-￣ ／ニﾆﾆ
ﾆ=＼ -ニﾆr-、 ｢:乂_ ＿-ニニニニ 実はそちらは割とどうでもいいんですお。
ニニニ=-＿ ／|::::::､ ＿-.ヽ::::::::::ヽニニニニニ
ニ／⌒＼ニニ=-＿／ |'､ ::::､ニニニ-_::::::∨ニニニニ
ノ -ニニニ／ ___,| ＼:::::＼二ニノ::::::::∨ニニﾆﾆ
-＝ニニニﾆﾆ／___-ニニﾍ::::::＼::::::::::::::::::::::::::::}Vニニニ 我々の目下の敵は、アンデルセン枢機卿。
ニニニニﾆ／-二二二二|::＼:::::::＼::::::::::::::::::::ﾉ::}⌒＼ニ
ニニニニ/ C) 二二二二'､::::::＼::::::::::::::::::::::::::::ノﾊﾆﾆ_ニ あなたがた、【メシア教】だ。
￣ ＿ノ｛ヽ -二二二二二ﾆ=- _::::::::::::::::::::::::::::｝二}二
ニニニ｛ﾆﾆ=-＿-二二二二二二＼::::::::::::::::::::ノ二/二
／二ﾆ=- __
／ニニニニニニニ====ミ 我々は現在、【メシア教】を全人類の敵。
／ニニﾆ丶ニニニニニニﾆﾆ＼
／ニニニニニ＼ニニニニニニﾆﾆ＼ 最悪の邪教だと考えております。
〈ニニニニ{ニニニニニニニ` ----------=彡.}
. ∨ニニﾆ八ニニニニニニニニニニニニニニニ!
∨ニニﾆﾆ＼二ニニニニニニニニニニニニﾆ|
＼ニニニﾆ＼ニニニニニニニニニニニニﾆ| 少なくとも、前代表。【メシア教】司教たる『言峰綺礼』。
＼ニニニﾆ｀ ､ニニニニニニニニニニﾆﾆ!_
/ -=ニニニ＞ _ニニニニニニニﾆﾆ}ﾆ≧=- 我々は何を犠牲にしてでも、彼を決して
| -=ニニニﾆ＞―――――=彡二二二}
. ／.| -=ニニニニニニニニニニﾆ＞´ 生かしては置かない。
ノ{ | 《 ① ` ｲ1) }〉
. 〃 | .八 ｀＝＝彡 ｀=" ! ええ、それは明言しておきましょう。
. ∥ ! 丶、 |
. |l .| {＼ / }
. |l .| 八 ＼ { 人__ﾉ /
. |l .| ＼ 、 ー--- ´ つまり、こう言いたいのです。
. |l .| 丶、 ＞ ＿＿＿＿ イ＼＼
. |l .ｌ __＿＿＼ /:::::::::∨ /ヽ〈
. |l .∨ ／ || / ＼. /::::::::::::::∨_《 ∨
. |! .∨ / || || ./ .＼ ./`ー―一 .ﾆﾆヽ ∨ おいこのクソカルトども、さっさとあのクズを渡せ！
. |! ヽ{ || || / ＼ノム |::::::::::| 仁二}〉,∨
|! ∥ || 〈 .∧ﾆム::::::::::| 仁二|∧ } もし庇い立てするというなら已むを得ん。
|! {{ .|| ＼ ∧ﾆム::::::::| 仁二! ∧!
I ／￣￣￣ ｀ ＼ .∧ﾆム:::::| 仁／| / 一人残らず皆殺しにするまでだ！
| ／ ヽ＞ ∧ﾆム::| ≦ニ.|/|}
＿_
, -'":::::::"'- ､ 黙って聞いてりゃあ、よくぞ吠えたな木っ端商人！
|::::::::::::::::::::::::|
|:::::::::::::::::::::::::|
／::::::○::::○::::::` ､
__,,.. ．-‐"::::::',::::::::::::::::::::::,':::::~""'''‐- ．..,, 我々を邪教だと？カルトと抜かしたな？
,':::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::,'::::::::::::::::::::::::::::::::',
,':::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::,':::::::::::::::::::::::::::::::::::', いいだろう、さっさとかかってこい！
〈 ', ',:::::::::::／ :∧:',:::::::::::,':::{ ＼:::::::::|:::〃 / 〉
', ', | : :::/ /::',:::::::::,':::::} |::: / /
::', ', ｌ/ l/ ./ ',:::::',::::::,':::::/ ', .l::: /.ノ ',
,' l / / /:::::::::',:::,'::::::', .', .l:::,' .〉 貴様の肉と言う肉、骨と言う骨を叩き潰し、
,' ｌ / / /::::::::::::::||::::::::::', l::, -'"-'"
〈 ', ,'/ / /:::::::::::==||==::::::::', l．-'''" ', 嫌と言う程身の程というものを教えてやる！
::', ', ./ /::::::::::::::::::||::::::::::::::::', .l ',
./ "'-､/ ／:::::::::::::::::::::||:::::::::::::::::::', lヽ＿_/￣〉
:: / /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',' , .| ＿ __ ',
,':::::::::::/ /,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::'., ', ',
,'::::::::::/ /:,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:::', `､ ',
,':::::::::/ /::,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:::'., ヽ::::::::::::::',
.,'::::::／ /:::,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'.,::::', `､:::::::::::',
,'::／ ./::::,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:::::', `､:::::::::',
'/ /:::::,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::',. `､:::::::',
/ /:::::::￣,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',￣:::::::::', `､::::',
./ /:::::::::::::,'::::::::::::::::::::::::/￣￣'.,:::::::::::::::::::::',:::::::::::::::', `､:',
/ /::::::::::::::,'::::::::::::::::::::::::,':::::::::::::::',::::::::::::::::::::::',:::::::::::::::', `､
／. ./::::::::::::::,'::::::::::::::::::::::::,':::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::',:::::::::::::::', `､
-=≦ニニニニニニニニニニニﾆﾆ:〉
-=≦ニニニニニニニニニニニﾆﾆﾆﾆﾆ:/ そこまで。
-=＜ニニニニニニニニニニニニニニニニ:/
-=＜ニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆl では【生体エナジー研究所】は、【クズノハ】の
〈ニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆﾆ／l
＼ニニニニニニニニニニニニニニニニ l 要請を無視して戦争を継続するおつもりか？
＼ニニニニﾆ／ ヽニニニﾆ ｪｪ|
∨ﾆﾆﾆﾆﾆl ﾏ ｪｪｪ○／|
∨ l l ｪｪｪﾆﾆﾆﾆﾆイ::ｲ ヽ
《ニニニ ヽ ______ .ﾉﾆﾆﾆﾆ ≧ﾆﾆ／:::|/ |二二二二二二二二二ス
. ヽニニニニニニﾆﾆ≧ ﾆﾆﾆﾆﾆ／ヽ::: | ハニニニニニニニﾆ ／
＼ニニニニニニ二二ﾆ＞イ:::::::::l:::::| ハニニ ／二二二ﾆ／
-=≦二ハ`≦ﾆ三ﾆﾆﾆﾆﾆ≧:::::::::::::::::::: /:::/ /二二／ニニニﾆ ／
-=≦ﾆﾆﾆﾆ二ハ `-`-ｲ-' :::::::::::::::::::::::::::::::::::/／斤ニニ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／
=≦ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆハ l ∥lﾆﾆ／二二二／
ニニニニニニニニニ ヽ / l.／ニニニ ／
≦ニニニニニニニニニヽ ､__, / ／ニニニﾆ／
‐=≦ニニニニニニニニ ヽ ＿＿＿ ／／ 三三三／二＼
-=≦二二二二二二二ヽ ＝＝＝ ／／ﾆﾆ≧≦￣:lﾆﾆﾆﾆ:＼
-=≦ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ ／／≦ ／￣ ヽ:ニ|二二二ﾆ＼
＞≦========`__--彳二二二l l ﾆlニニニニニ＼
-=≦ニニニニ|二二二二二二二二ハ /ﾆ/ニニニニニニ ＼
-=≦二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ |ニニニニニニニニニニニ二.／ニニニニニニニニ＼
／ニニニニニニニﾆlニニニニニニニニニニﾆ≧二二二二二二二二二二＼
ハ二二二二二二二ﾆヽニニニニニニニニ≧ニニニニニニニニニニニニニ ＼
ハニニニニニニニニニﾆ≦三三三三≧ﾆニニニニニニニニニニニニニニニ二 ＼
/ニ/ /二二二二二二二二ニニニニニ／ ./二二二∨
/二二,, ＜ ￣）ニニニニニニ／ ./二二二ニ} もし『言峰綺礼』を庇うようであれば、
‘＜ ＞ ´二二二ニニ＞ ´ ／二二二二/
＞ ´二二二二二＞ ´ ／ニニニニニ/ 【クズノハ】とて敵ですお。
／ ￣￣ -=ﾆ二二二二二/
, ´ -=ﾆ二二二二二二／
./二ﾆ=- ___＿___ -=ﾆニ二二二二二二二／ヽ
/二二二二二二二二二二二二二二ニ=- |三|.:.:} ですがまぁ、まずはこの資料をご覧頂きたい。
／｀＜二二二二二二二二二二二ﾆ=- 三三 }三|.:.:ﾄ､
／'三 ｀＜二二ニニ-=≦【:: |ア 三三三三 八=|.:.:|.∧
／.:.:{三 -=≦三､ 三三三三三}三三／三 八.:|.:.∧＼
.:.:.:.八= }三| /三.／三 ／.:.ｲ::.:.:.:.:} ＼ 今回メシア教の襲撃に【研究所】が噛んだのは、
.:.:.:.:.:.:.`ー=彡＼ /三} ／三イ-=≦.:.:.:.:.∥.:.:.:.:/ .＼
.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼三三＼＿ イ三／ -=≦.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∥.:.:.:./ ＼ こいつが理由ですお。
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ー=三三三イ -=≦.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ィ/.:.:.:./ ＼
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼三三-=≦.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＜.:.:／.:.:.:/ ＼
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-=≦.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＜.:.:.:.:／.:.:.:.:./ ＼
＿＿
,,.-´ ｀｀ヽ アンデルセン枢機卿の分もある。
.／ ＼
/ ヽ この資料を見てまだ【メシア教】がカルトではないと言えるなら、
.| _＿ノ '⌒丶 .|
／ | （ ●） （● ） .|＼ 言ってみられるが宜しかろう。
／ ＼ （__人__） ／ ＼
／ / `ー─ /￣￣￣￣￣￣/＼
,＼ .l | ∧ / / ／
／ .＼ i l .| / ⊂)／丶
./ .＼| | ./ / ⊆) ＼
￣￣￣￣￣￣
Y二二二≧=zz､
|二二≧=zz､ﾆ7 随分と厚いですな……モリヤ計画詳細？
二二≧=- .． ｊ二ﾆfヽﾆ! 怺ﾆ､
三三三三三二≧=--＜二.ヽ. ^ｰ` _ .､ ……！？
三三三三三三三二ﾆﾆ ヽ二 ＼ _ ｱ
三三三三三三三三二ﾆﾆV二ﾆ >｀
三三三三三三三三二二ﾆi＞`
三三三三三三三三二ﾆﾆﾆ こ、こんなことが……！
三三三三三三三≧=ﾆﾆﾆ/
三三三三三三三二ﾆﾆﾆ/
三三三三三三≧=-ﾆﾆ./
三三三三三三三≧=／
三三三三≧=-‐=ﾆ ¨
斗./ ＞ { /.: . :＞ー---=ｧ : : : : : : : : : : :::／ ,
/ｲ }:!ハ :. . .':/. ／ .厶斗＜ : : : : : : : : : : ／ ／. : : :
. 从f∧ ::. ':. i: .:/ .ｲ ／ _ ; : : : : : : : : :／ ／. : : : : : : ……………………(ｷﾞﾘﾘ
. ∧ ヽ :::. :::' :!: .::ﾞ / ＞=ﾆ二三: : : : : : : : : :／ ／ ". : : : : :
.ﾊ ::.. :::. ::i ::: " ／＞ー-ミ ＜ ∨i!: : : : ／ ／. '. : : : : : : :
. ／ﾆ}_:_: .＼:::. :! };:f /./〃 ffr,メ ｀ヽ ' .ﾘ: ::／ ／／. : : : : : : : : :
／ﾆ二弐:≧_ハ '. 八:圦:{ .{{ ゞ=ｲ 》､V斗 ／ー－ --==ﾆ: : :
:fﾞ ｒ-ミ:､ゝ-==ﾐﾊ ＞ｰ- -‐=彡弍 rくｲ: : : ＞ ー- . : : : ク・○・共・が……！
.∧' ヽゞﾒ f{r-＝=云rx ' }}/ . : :ｰ : : : :｀ヾ
∧:., ｀ｰ 抃i |ﾊ: : : }＞ 〃二ﾆ=＝-‐ : : :ｰ-ミ: : .
＼>. ﾊ ': : : ＞-≧=--=彡´. : : : : : : : : :＞＝=ー
/＞ ミ} i: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :-: ": : ＞＝ー-ミ
/ﾆﾆﾆ≧{ ! | l: : : : : ,.⌒く::::::::::..=-‐ " .: :／.ｨ ｀i" :i__.j ヽ
. /ﾆﾆﾆﾆﾆ::}:i l! l: : : : : : ｀ ＜: : ," ／:／f⌒i |､ノf } /
/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ::! l: : : : : ,. :": ; : : :ﾘ:. . : ': ／f ! ﾉー{:, ﾄ斗"
/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:,. ｜: : : : : : ／.彡". : :＞イ ﾉｰｲ´ j{ ﾉゞ.イ . : : : | レl]l] 」Ｌ
. /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ, |i!. : :斗くrー. :＞ ´ヽ_ 斗 〈 ゝ彡 "´: :,. : : : | 匚 」Ｌ | レl]l] 」Ｌ
/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-ゝ-‐=≦ﾆ '" ＼ゞ｀ーf⌒ヽ..ﾘ､_/ゝ." , . : : : ′ . |_／ || | 匚 」Ｌ
. 〈ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二二二__＼ ゞ=＝≡" ..イ: ; : : ,′ﾊ . |_／ ||
＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二二二二ﾊ . . .＜: :彡 .ﾞ: : 'ヾ ゛
_, -- ,.. _____
.ゝ‐====､､‐ ´ ＞''´＜¨l`l
.i .| ., ｨ‐''｀ヽヽ, .／ ／ .`| .|､
.l .|´ . ＼ヽ, ./ ／ .i i .`', ……随分な計画ね。
ヽ､ｪｪﾆﾆﾆﾆﾆﾆゝ辷匕-‐‐‐--､_/ / ﾘ
,'￣ <⌒'ゝ <￣￣｀ゝヽx--‐‐､ ∠
ヽ_______＞＾ヽ‐ﾊ‐--ゝ..___,と______＞γ .}
;' ;' ,..;イ .! )ノヽ,､''_｀ ´i!.l `￢‐''ﾍ
i ; レ' ／ニ才´ 'ｌ/l _＞'´iﾊ. ﾉ
V Ｙ /´| ｧ'ｰr--r' ﾚ´ r--rｧ.i'ヽ ／
i､ j .ﾉ i! .ﾊ ﾄ !. ´ﾄ '!,' ﾘｌ.Ｖ{
... ..l ヽ.,__ __,.．-'" jﾊ ',ゝ `"´ , `"´ ! ､ ヽ. ｰ- ､
. ヽ.,___ ｀¨¨´ /:::::) ',. ､ _, ,.ｲ ; ヽ. ヽ ｀ヽ ､
. ／ ,.ｵ:;:オ .i｀＞z｡..,_ ,. ＜ ､.l l:::ヽ ヽ ｀ヽ、
. ／ ___zzﾆ三ﾆ／ __ノ_,r''´￣￣{{:::ﾞ!:::__ヾヽ.li:::::lヽ ', ヾ､_ ヽ
/ イ三三三/'ヽi ,イ´､::::::::`''::::::::::::{{:::::｀::::::ヾV:::::j .ｉ ', ＼ヽ!
i '7:三:三:三i i / ヽ::::::::＞‐=ﾆ:':::::::::::::::::∨:/ ﾉ ﾉ , ヽ
... ..ヽ i:ﾊ三n/ ﾏi i', .:::ﾉV´::::::::::::::::三ニ:::::::::::ヽv'´ ,:' ／ｲ ; }
. ＼ ヾi｀ヾi! ヽ.,__ l.ヽ､ }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} ,／ﾚ'´ j ﾉ
｀ヾt､ ｀¨ヾ __ .,.｀ヽ::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::ﾉ（ ﾚ'´ﾚ′
}´ ﾍ::ｰ--‐::::'::::ｰ--‐ｌ}:.ﾍ、
/ ｀､二l:::::::::::l二l::::|ﾄ::. ｀ヽ、
j ｀ヽ:::::::::::::::::::::::ｌ}::. ﾞ'､
_,,...__,,,...,,_
,,..::''":::::::::::::::::::::::＞...、
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞヽ、
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ……なるほど、これは確かに。
/:::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::ﾊ
j!:.:.:.:.／:.:./:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.i
/:.:.:.:/:.:.:.:/:.:.:i:.:.:{:.:.:.:.:ﾊ.:.:.:.:.:ﾞ;.:.:.:.:ﾍ.:.:.:.:.i
/:.:.:.:.i.:..:.:/.:.{:.:i:.:i:.i.:.:.:.:.:.}:.:ト､:.:}:.:i:.:.:.}:.:.:.:.:i
/.:.:./:.{:.{:.:ﾄ{:A::{从:.:.:.:.:.:.j ﾘ‐-jﾊ:.:}:.:.j!:.:.:.:.:.i
／/: :/: :i: : :{ﾑにｴ､ ゞ＼:.:ﾄxﾆ二,}ﾉ}: /: :i : : i
,...:''" _ノ: : : : 代 : ﾄ 込仞 ｿﾞ込多 >ﾉ/ﾞ): :i : : ﾄ､
／ ／ : : : : : : ゝY :ヽ ／,ィ／ : :i : : ﾞ、＼
〃 / ／ : : : : : ノ :ノ .:! 弋(/ }: : :i: : : i ゝ､ ﾐｰ-...__
{{ {/ / ,..::''" j }＼ ` ::: " ∠`ﾐ`ヽ､i ト､ ﾞヽ￣ヾヽ
ﾞ､ i { ／ ノ r＜}`::....__ _...::＜{＞ヽ ＼＼ 乂. ＼ ﾊ } }
}} ﾞ、 i 〃/ ／ } ｀''ー---‐ '" / ﾉ ﾊ Y ⌒ヽヽ } j j
ﾉ ﾊ .i i i ｛ { 「｀''ー---‐ '''"´ 〉 ( } } ﾊ ｝ ! //
‐ '''" / } j__} }-ｧ ''7":::ﾍ ー--‐ /::`''ﾍ-{ i~ﾞヾ､ ll i { {
／ __.../:::ノ ﾉ::/ /::::::::::ﾍミ＝=x===＝彡:::::::::::i弋 {ｰ-.､} } { `ﾐ=
＿＿
,,.-´ ｀｀ヽ
／ ＼ これが【メシア教】がこれまでやらかしてきた、【計画】の全貌ですお。
/ _＿ノ '⌒ ヽ
| （ ● ） （● ） .| ご覧の通り、『モリヤ計画』というのは、【悪魔人】を作成するための計画。
／,〉／.| （__人__） |＼
／ / .＼ ／ .＼ その目的は人間が悪魔の力を得るためのものではありません。
.／,二ニヽ / `ー───ー′ヽ .＼
_ / ,-― ､}l .l | ∧ .∧ | .／
/ | ノｰﾍJ i l .| .i .ｌ ..| / .／丶 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
./ |_,イ { ＼ | . | / ヽ＿/ .| / ／ ﾊ Ｍａｇ生産力を持つ【天使】を作るためのものですお。
＼＿/ | | / /::::亅 |/／ / |
その犠牲者は我々の把握する限り、およそ２万名。その９割が１０歳以下の子供。
隠れ蓑として作られた世界各地の孤児院で、【メシア教】はその子供たちのＭａｇ適正を検査してたんだお。
その検査の結果、Ｍａｇとの親和性や保有量が並み以上の子供を選別し、【特別孤児院】に移籍。
まだ自我の弱い子供に【天使】系【悪魔】を憑依させ、支配するという手順だお。
＿_
／｀´: : : :＼ ＿ ........._ r- '⌒ヽ
, -ｲ:.:.:/{{｀ヽ-: : :ヽ .ア:__,.へ:::｀ヾ _ノﾞヾ、 .j ,___ぅ^′
＿＿ ／:.:.:.:ゞ/rx__r廾>ヽ: }ｱ::ﾉ,zz __ヽ<, -へ__ , --- 、-{:.:.:; -'ー ､ / l
: : : : :＞-- '´_:.:.:.:.:.:.:.:.L..」└‐┘!／}:_/ ﾟ- ﾟ ' ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:ゞ´￣>´::::::::::::::::::::ヽ／:.:.:.:.:.:.:.:.:＼__l ＿＿
}:.:, ´: : :｀丶: : : ＼ｰ｀,. イ:.:il:.:ゝ! [二l ハi:.i:.:.:.:.:.／/＜__::::::::,､::::::ヽ:::l:.:.:.:i:.:.:.:.:.ﾄ､:.:.:l ア￣r---
^~｀ヽレ′: : : : : : :厂｀Lア二,イ:V ヾ__ヽ .._ ｲlr．ヽ＞｀. . . . . . .く/V xz-↑L:.:.:ﾄ，__/二_/ /
:::::::::::l: : : : : : : : : ／ <／ヽ／｀ヽ／ ゝ..__/. . . . ,､. ,､_ト. .ﾐ __ﾟ- .r '::::}:.:「 x． -ﾟｲ＿ /
:::::::::::ハi,､,､i: : : / .l i Ⅵ. . ノ-イ r． Lト'ｰ 'イ⌒ヽヽ-＜ rっ':.:.:.:.ド､
Aﾍ::::j__Lヽ_r-ァ' ./ j i ヽVr┘・｀ _ｰ ﾚﾍ V⌒′'. ﾄ､!:.:.:ト¨´:.:.:.:.:.ヾ:.:.｀ｌ
.ﾟ ' r ':::::} ア ／} Y⌒ヽl ＞- ､.ｰ'イ´｀ヽ L＿.ノ! ! ハ:.:':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゝ┴- 、
-‐'´:::/:::| ∠_ ∠、 丁] .厂 r ⌒7:.:/:.｀¨´:.:.:.:.:.:｀ヽ＿_l .l 厂ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
::::::::::）:::／:.:.:.:.｀丶__ j. ヽ !/ ,l ヽ !V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'.:,/l｀＼! l /r‐┴ ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:::::::＞ '::::::::::::::::::::::::::::V- ､ './ / ! , -= ￣￣^＼ ｀!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ヽ-l ./／ノ:.:.:.:.:.:.:.￣｀ヽ- ....＿
::／::::::::::::::／::::::::::::::::{ ヽ l ./| }／:::::::::::::::::::::::::::::ヽ ｀ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.L_ヽL) /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}: : : :/:
結果、その【悪魔】の支配権を握る存在を決して裏切らず、自在に操れる手駒を生産できるわけだお。
しかも【悪魔】の能力を最初から獲得している【異能者】でかつ、国籍持ち。
そして【メシア教】の内部で、相当な規模で組織化されてるようだおね。
『言峰綺礼』を頂点に、完全に独立した命令系統を保持してるお。しかもこれは国内だけの話じゃないお？
/ニ/ /二二二二二二二二ニニニニニ／ ./二二二∨ 日本だけでも、８年間の間に３０００名以上の
/二二,, ＜ ￣）ニニニニニニ／ ./二二二ニ}
‘＜ ＞ ´二二二ニニ＞ ´ ／二二二二/ 【使徒】が生まれ、５００人以上の子供が犠牲となってる。
＞ ´二二二二二＞ ´ ／ニニニニニ/
／ ￣￣ -=ﾆ二二二二二/ 警察は寝てたのか？児童相談所は何してたんだお？
, ´ -=ﾆ二二二二二二／
./二ﾆ=- ___＿___ -=ﾆニ二二二二二二二／ヽ なぁ【クズノハ】、お前らは一体何見てたんだお？
/二二二二二二二二二二二二二二ニ=- |三|.:.:}
／｀＜二二二二二二二二二二二ﾆ=- 三三 }三|.:.:ﾄ､
／'三 ｀＜二二ニニ-=≦【:: |ア 三三三三 八=|.:.:|.∧
／.:.:{三 -=≦三､ 三三三三三}三三／三 八.:|.:.∧＼ どうだお、アンデルセン枢機卿殿。
.:.:.:.八= }三| /三.／三 ／.:.ｲ::.:.:.:.:} ＼
.:.:.:.:.:.:.`ー=彡＼ /三} ／三イ-=≦.:.:.:.:.∥.:.:.:.:/ .＼ これ全部お前らの身内のやらかしだお？
.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼三三＼＿ イ三／ -=≦.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∥.:.:.:./ ＼
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ー=三三三イ -=≦.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ィ/.:.:.:./ ＼ 【メシア教】はカルトか？まともな宗教か？
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼三三-=≦.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＜.:.:／.:.:.:/ ＼
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-=≦.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＜.:.:.:.:／.:.:.:.:./ ＼ ええ？言ってみろよｵｨ。
-=＝==- - _
- ´三三三三三三三三≧
く三三三三三三三三三三／
＼三三三γ⌒ヽ三三二Ｉ
〔 ￣ 人 ◯ﾉ _,,1 かっ……返す、言葉もない……で、あります……。
├三二二====ﾆﾆﾆニイ
δ`ミ二二三三二二ィiiλ
{ヽii ｀ .,:::::::::::::::::;.. ii丿
ヾ ii ¨│¨´ ﾙ.
ヽ. │ , ,
. ∧. ‐-｀__´-‐ ｲ::ゝ
〔. ＼ ＿, ／ ´ 1
ﾆ＞. ＜ﾆﾆ1
ﾆﾆﾆ＞ │＜三三ゝ、
.. ‐=＝二三三ﾆ │ ﾆ二三三二=- .
イ │三三三三三三三三三三三三/ /= ..
. /三三│ .│三三三三三 ◎ 三三三三三│ │三ﾆ
zミ＝ﾐ:ー､＿
≧｀ヾミ｀ー=ﾐ｀ヽjV!_,
7ﾐﾐﾐﾐミミミミﾍヽi |ﾉｿ, こっ……これが……メ、【メシア教】の全てなどでは、ない。
}:..ヾ≧=イ｀ヾﾐｿj,ﾉ从≦
/.::/る}彡ﾞ _ f､!｀ﾞ
＿,へ:::::ﾑ ｀ﾞ ､ r ﾍ＼ゝヽ
,. :' : : : {i : :'.:::::::7, ;, 乂 ﾊ ∨ }､ だが……。
＜. : : : : : : : : : : :.＼ﾑ, ; , ゝ-.､ヾ ヽ '.|
. : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ＼; ;,ゞ＝=ﾊ. |
: : : : : : : : : : : : : :､ : : ﾊ:::.＼; ; , ;/_! ー､_
＼ : : : : : : : : : : : :.＼ : :}::::r-z＝}:ム ´ｆ:´:￣: .＼
: : :ヽ : : : : : : : : : : : : : :ﾉ.:::ゝイ::ﾉ: . ゝ}: o : : : : : ＼
: : : : : : : : : : : : : : : : : :}}:::::::::::::〈: : : : : .＼: o : : : : : :.＼
: : : : : ー: : : : : : : : : : :||::::::::::::::::}: : : : : :. ＼: : : : : : : : :｀ヽ
: : : : : :｀ : : : : : : : : : : :!!:::::::::::::: | : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : ＼
: : : : : : : : : : : : : : : .:::::||::::::::::::::::|: : : : : : : : : : : :｀ : : : : : : : : : : ｀ｰ､
: : : : : : : : : : : : : : .::::::::!!::::::::::::::::!: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :j
::.: : : : : : : : : : : : :.:::::::::||::::::::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ノ
=========ミ
/ ､ニニニニニﾆ＼
/二 `ー━━━==彡ヽ だがなんだお？
__＿/二ニニニニニニニﾆﾆ|
-=ﾆニニﾆ=- -=ﾆ二二二二二二｜ 言い訳はいいんだお。
-=≦ニニﾆ=- __ ニニﾆﾆﾆ|
′{歪 -=≦ニニ=- __ 二}≧=- お前らこれからどうする気なんだお？
{ ｰ==ァ -=≦二二二二＞
( ／}!
＼ 人 -=≦ |i
｀ヽ ￣｀ -=≦ .|l さっきの【ヤタガラス】の話通り、世界的な傾向として
く ￣く__ -―― ||
`r=＝＝ミ || 大体の国じゃ【異界】は国家の管理の外だお。
/ ∧ ||
∨ ∧ -=ﾆ, ∥ 【異能】や【悪魔】による犯罪を処罰する法律もない。
∨ _∧_／ ∥
/∨ー＝ﾆ彡.∧. ∥
／ .∨ ∧ ∥
／ ∨ ∧ｲ{ 【異能者】ってのは国家の管理しきれない、
／ ∨ |} ||
／ , / || いわば別種の生き物だお。
／ , ／ / {I､
∥ /: ／ ／ . : ﾊ＼ この手の【異能】犯罪者は、結局各地の
|l {: : : ／ ／ . : ﾊ ∧
|| 丶／ ／ . : ﾊ .∧ 【異能者】組織しか対処できるもんじゃない。
∥ ＼ ／ . : ／: : ﾊ. ∧
{| ＼.／ ／: : : : ﾊ. ∧
|| ヽ ／: : : : : ハ. ∧
＿＿
,,.-´ ｀｀ヽ だから【ヤタガラス】があり、【クズノハ】があるんだお。
.／ ＼
/ ヽ 欧州ならお前ら【メシア教】や、【魔術協会】なんかが相当するお？
.| .'⌒` '⌒丶 .|
／ | （ ー） （ー ） .|＼
／ ＼ （__人__） ／ ＼
／ / `ー───ー′ ＼ こんなクズは、お前ら真っ先に見つけて、潰す義務が
,＼ .l | ∧ .∧ | .／
／ .＼ i l .| .i .ｌ ..| / .／丶 あるんじゃないかお？
./ .＼| | ./ ヽ / | / .／ ＼
-‐‐‐-
／ ｀ヽ ｀ ､ ……ああ、そうだ。
/ -‐‐yﾆ=‐‐､_ヽ i ﾊ､
/ _ﾆ=〉 ~ ￣ i 欧州と言っても、地方ごとに事情は違うが……。
〈 ﾆ=/ /__ ､:. :.
∨ r‐､/ rtｯ､ヾ i,'_ .〉 ……概ね、どこもその地域に根差した【異能者】組織がある。
', i.f } {ｆｧ/
∨ > _i :
Ｙ从 __ ´ /
i___ ＼ ‐｀ その何れも、自らの縄張りの治安の維持を担っている。
｢i:i:i:i:￣ﾆ‐≧‐- '
＿_ﾆ=---‐‐´寸i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:｀i| その『治安』の意味は、違う事もあるがね。
/｀ヽi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i寸i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iﾄ
/.i:i:i:i:i:';i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i }} i:i:i:i:i＞､ _ そして、やる夫く……入即出所長の言う通り、これは明らかに
i:i:i:i:i:i:i:i:';i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: }} i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＞､ __
i:i:i:i:i:i:i:i:i:';i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i }} i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|:i:ヽ 【メシア教】の責任問題だな。
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:';i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:０=ﾆi:i:i:i:i }} i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:i:i､
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:';i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i }} i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i
＿＿
｀ . つまりだお。
/
/ __{_ ヽ.､ メシア教は勿論だが、ここに集まったお歴々にとってはな。
､__ ､ ,{ｚ≦〒ﾐ .!:i:i＼
,′( 一ﾙ' ﾞ ｀`￣ }:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:＼ この言峰って奴が生きて呼吸してるだけで、
,{ :ｉ:ｉ:ｉ:i:／′
／八 { __ ﾉ 八:i／ / 全員の面子って奴が丸つぶれなんだお。
. ／ :ｉ:ｉ＼`ー' ｀￣´ 厂 /≧ｭ
＼ :ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i＞ ___ . イ } , ┌┬ ､ ≧ｭ
,ﾍ :ｉ:ｉ:/={{ ＼:::::／ / ′ ＼} ＼__ ≧ｭ
___／ V :/ニ|V /ﾆV / / ＼ ￣| ∧ 全員、一人残らずだお。やる夫も含めてな。
{ / / 仁ﾆ| ∨ﾆﾆ∧ / / ｀ー‐＜⌒ 7
| , 「´ {.ﾆﾆ| |//| `'´ ｀ 、 ／ ,′ /!
| { |>ニ| |//| { ＼. l ／ / ./人
「 . l |ニﾆl |//| ./ | / ! / / ノ ｝ 賠償とか異界だとか、んなこたどうでもいい。
} ! ∨ , |二ﾆ| |//ﾚニ| / .ﾚ / ´ |
ｙ'` ､__,∨ lﾆﾆﾆ! .|//ﾆﾆ.| , |==≠＝一 | 何よりも、何よりもまずこいつの始末だお？
/ } ∨ Ⅳ二', |/ニ二! ′ |／ ∧
{ | }〉 /ﾆV二', /ﾆﾆ二| / | l} ∧
| l / ./ﾆ=-V二仁二／! / ∨ / ∧
, l〉 / ./ニﾆ=-＼仁／ﾆﾆ / ∨ /へ、 ∧ なあ、お前ら。
. i /. / ./ニﾆﾆﾆ=-／ニﾆﾆ{′ ∨ ／ ｀￣ ∧
ｌ { / ./ニニﾆﾆ=-{ニニﾆﾆ| ! V__／⌒ヽ }、 これ以上優先順位の高い事があるかお？
! / ' ./|ニニニﾆ=-}ニニﾆﾆ| { }〉 __. ﾊ
. i / /:i:!ニニニﾆ=-{ニニﾆﾆ| ＼／ -==≧ 八
. ! { /:i:i:i|ニニニﾆ=-}ニニﾆﾆl ＼ ／
l .| {:ｉ:ｉ:/ニニﾆﾆ=-/ニニニﾆ| ハ ／∧
. i | |:i:/ニニニﾆ=-{ニニニﾆﾆ∨ ハ ／ .∧
. ! | |:i{ニニニニ=-|ニニニニニ∨ } ／ ∧
／{ ／{／し──ｧ
/ "´ ∠＿＿＿
. }V ／ /
. 刈 ,､, ,, -‐ｰ== ､ ｀ __、 ……ない。
. V " ミ ヽ
/ ／ ≦ ﾐﾒ､
. γ ､ γ く¨ヽ ｀ﾞミ , ｰ /
{ /¨ﾞ{{ }}￣￣￣厂ﾉ/¨ ｌ /
У ゝ- '' ヾ' ヽ ﾉ:/
. ヽ ‐ ' ＼ ミ ／ /
. . r‐ ､＿_ヽ＼ ､ ﾐ ´ }ﾐ′
. l `こ￣´ ヽヾ/ i{＿_
. l i i! ヾヾ -‐ ' ......::::::::ヽ
f:｀::::==┌ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
. |:: ﾄ-r‐ | ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
..:弋ﾉl :l | ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l､
::::::::::::::::／ /:└‐j＿＿＿＿:::::::::::-‐:::::::´:.
-=＝==- - _
- ´三三三三三三三三≧
く三三三三三三三三三三／
＼三三三γ⌒ヽ三三二Ｉ
〔 ￣ 人 ◯ﾉ _,,1 ……ないであります。
├三二二====ﾆﾆﾆニイ
δ`ミ二二三三二二ィiiλ
{ヽii ｀ .,:::::::::::::::;r'_タ' ii丿
ヾ ii ¨│¨´ ﾙ.
ヽ. │ , ,
. ∧. ー｀__´-‐ ｲ::ゝ
〔. ＼ ＿, ／ ´ 1
ﾆ＞. ＜ﾆﾆ1
ﾆﾆﾆ＞ │＜三三ゝ、
.. ‐=＝二三三ﾆ │ ﾆ二三三二=- .
イ │三三三三三三三三三三三三/ /= ..
. /三三│ .│三三三三三 ◎ 三三三三三│ │三ﾆ
/ / ,､ |､|"ﾞ｀､ ｀､
l / / | .|.ｌ| l .::::::::::l
| | l /_,. | .| |ト､ | , .:::::::::| ……ありません。
| | l/l/'´ // / ｀メﾉl /l .:::::::|
､ヽ ,ｨﾁ斤､′ 仡ミュ' !.:::l:::|
| ＼ {ｂ::::::ﾘ P::::::リ / .:::|:::ﾄ､
ﾄ､ ｀トﾞ-‐' , ｀‐-'／l.:: |:::| ヽ
|::| ﾍ /:::|.::. |::::| ｀､
|:::| ::::「｀ ､ ´｀ イ ｀|.:::. |:::::| ＼
|;:ｲ ::::| l ` ー ' ´ ! |.:: ﾄ､:::|
／';:::| :::|. |‐- ､ , -‐/ !.::. ｜:::ヽ、
/::::::::';::| :::| ヽ / |.:: |:::::;'::::::ヽ
l::::::::::::';:| :::| __＼／__ |.:::. |::::;'::::::::::::l
__,..- '-､
,. '"￣ ￣｀ﾞヽ､. ヽ_
.〈.(⌒ヽnノ⌒ヽ, ヽ. ＼
r'､_ｒ'-､_,.''､_,.-､ﾉ __ ﾉ.､/ ',
ヽﾚル_ｲヽﾊ_i_ﾊゝﾆヽ:::::ヽi
'ゝ|ﾊ.'l.) ´i_ﾝi ゝ |´:::::::::l
〈人" _ "ﾉｲi i_,;;;::ノ ……ないわね。
ﾉiﾉ｀＞rγ´ヽ 〈
/⌒l).｀ﾚ〈.,_,__,.) 〉∞
(ゝノ_ゝ_,./ /i }>ｲ<{ノl
_(_ノ:::::r'=､__ノ.ｲγ'"::::::ﾉ
／::::::::γ｀l/ ､ﾉ:::ﾟωﾟ)ノ
/,,ﾟ∀ﾟ／/,...--...,,,,/ ヽ､:イ
∞ 〈γ( (´ ｀γヽ､_,ゝ
|) ﾞｰ｀ヽ〉､ﾉヽ!´
ヽヽﾉ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
-‐── ‐- 、
／:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/.::.::/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:ﾊ
〃..:.ﾊ､..:..:..､ハﾉヽ:..:..:..:', な
ﾚ :.ﾉ ノ ヽ,ﾉ ｀ヽ ヽ:...:..:ﾊ む ありませんね。
ヽ.:( ● ● （:.(..:...:..:） さ
）ν⊃､_,､_,⊂⊃ν （ ｌ 【研究所】さんの仰る通りです。
（ /⌒l,､ __, イァ......、 ） ん
）ヽ::::::::/:|___/::::/::::::::::） （
（ |::::::::l:::|><|::::::ヽ:::::ノ )
＿＿
,,.-´ ｀｀ヽ
.／ ＼ ではお歴々。
／/ ー一､ ,,／゜ .ヽ 、
／ .| （ ●） （● ） | ＼ 言峰の始末が終わるまで、喧嘩禁止でよろしいか？
／ l （__人__） ... | .＼
.＼ （｀ヽ、 . , '´ ﾉ ／ .／ 条件に関しちゃさっきので問題ないと考える。
/..＼ . ＼ ヽ___ '´ ,,'' .'i ／、
./ .＼ .} イ / ／ ヽ 代わりに、必要なものは何でもうちが格安で用意しよう。
l 丶 ＼ | .〉 / ／ / 冫
.| .l ／~＼ ／ / l .l さしあたって、【メシア教】。
.| .l ／ .＼／ l .l |
..| '／＼ﾟ > | .l | あのクソ邪魔な建物よこせ。丸ごとうちが買ってやるお。
__＿ｧー＝ミ｀ー-ﾐ
＿＞ ｀Yf
__≧ {ﾙ /f´ ｀ヽ
＞ー-ミ汽ﾊメ /ｆ´ 乂
厶斗≧f^⌒｀ヾﾙｨｱ彡ｲ {
7: 彡'" ￣｀ヾ } ……何？……まさか【中部教会】の事か？
孑斗 ⌒ヽ j′ 辷=ﾐ 汽
. {_f´ ﾏﾙ {zｨ=＜ 抃｀ヾ { 上物ごとか？
}乂_ ノ⌒ヾ´frぇj∨__}ﾊr-v'"
i ′ 人___彡'"ﾊり⌒{
' 仏_ ﾐx , ;/f_彡.ﾘ
八, '_＿__^ ヾﾏi厶ｒｾ´
__ ∧ﾒー-- ‐彡メ／. /从
. /ニニ=- _ﾊfハｨｲハイ ′
/ニニニﾆ=- ._=≦ ___/
ノニニニニニニニ=_Y {ニ{_
ﾆ＼ニニニニニニﾆ_{--}ﾆﾆハ
ﾆﾆ-＼ニニニニニニ}: :{ﾆ才二＼
ﾆﾆﾆﾆ-≧==＝＝≦ハ: ∨ﾆﾆﾆﾆ_＼
＿＿
,,.-´ ￣`ヽ
／ _＿ノ `ー ＼ ああ、丸ごと全部だお。
/ （ ●） （ ●）ヽ
| （__人__） | というのもな、あそこの地下にゃ計画の機材が詰まってる。
／.| |＼
／ ／￣'‐、 ／ ＼ やる夫たちなら、あそこで被害者の一部でも救済可能なんだお。
／ / .7 ───一′ ヽ .＼
＼ ∧ __ノ ∧ .∧ | .／ それに、もしかしたら言峰の手がかりもあるかもしれんお。
/´ `ｰ'〉 .i .ｌ ..| / ／丶
./ / ヽ / | / ／ ＼ 仮に全部だめでも、うちならあのボロ屋も再利用可能なんだお。
､yjｿ从ｲｲｲｲﾂﾂ:::::::::::::ﾒ
ﾄV /ｲ从从ｲｲｲｲﾂ:::::::::::::ﾐ
ミﾐﾍﾍ//从从ｲｲｲｲ辷=:::::::ﾐ
Zﾐﾐﾐミ /ｲｲｲｲ--ｰz三ﾆ=::::::ｿ ……いいだろう。
彡,ｲ｀¨''´ ｀Y彡r-､::{
/ jミ､__ f==-＜_／Yｲ｢ ）j 確かに、【研究所】の技術は極めて高いと認識してる。
`Y =ｷ⌒{ ＝=y' r / }
人__/ ゝ__ス､ ,;;Yヾ }
ﾄー‐｀ ＼/ ヾ}
ヽt-ｰ- ､ ﾐ/ | 我々が調べるよりもいいかもしれん。
ヽ'''' ,;ｼ |ミヽ
/ヽ rｰ{¨Y'ﾇｼ''' ＞ｲ }､
/ ._ﾑ-ｰ-､----''¨´＼ |┐ ┌‐:::¨／ ＞ ､__
. / ／ ｨ-＜. || ＼ﾍ::|----|:::::／ 彡'l´ ｀ その代わり、手がかりがあれば情報は共有しろ。
ﾚ' ／ ,､____）. || l^l|ｰ-‐‐ﾚ.l^ﾚ'¨´ ||
/ ／ ､ ＼. || <ﾆﾆ>｡｡｡｡<ﾆﾆ> ||
, | ／ ｀ヽノ || {_}| | {_} ||
/ .| ,ｲ_ノ || |, | ||
/ .| （ || | ' , ,' | ||
. / .| | || |. || | ||
/ .rf､ .} || | ==||==| ||
. / ___|:::::ヽ､____/. || | || | ||
/ 人/:::::::::::::::::::::::〉 || |. || | || ___
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../ { ﾍ:::::::::::::::人'''''─--ﾑ======j ﾑ======ﾂ----‐‐‐‐'''´ ／ヽミｰ---ﾑ|
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／ ― ― ヽ
/ （ ●） （●） ヽ 完全に主導権を握れたおね。
| （__人__） |
γ￣￣￣/ー／￣/ あきつ丸殿、言葉も、お疲れさまだお。
/￣ ￣ /)＼ | < ヽヽ
| | ｊ ）' y/＾) i |
ヽ ヽ／ヽノ| ﾊ| ヽニ､ |
ヽ ／o |ｌ || o＼_ﾉ ご協力感謝するお。
| ￣ |ｌ || |
| o |ヽﾉ| o |
| |=Li| |
| |/＾|| |
ﾉ＿＿＿ノ| /::|＿__|
|:: ::::::|/:::: /
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,'.:.:.:.:./.:.:.:.:／.:/.:.:.:／.／; ,／:.:.:/ /i.ｉ,ｖｙ',.:.:,.:.:.:.::ヽ:.ヽ
,'.:.:.:.:/,.:´/.:.:.::/.:.:/ ／./.:.:.:.:.:.: /:.:/ i i i.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾄ,:ヽ
.i.:.:.:.:/.:.:./..:.:.:/.:.://.:.:/.:.:.:..::.:／/./ // ',.:.:.:.:.:.:.:..:i.ヽ.',
,'.:.:.:/.:.:/.:.:.:.:/.:.:/.:.:.:/.:.:.:.:／ /./ // i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i i.:i ……いえ。
.ｉ.:.:.:,'.:.:,'.:.:.:.:,´.: ,'.:.:.:/:.:.:／ /./ // |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| i.:i
,'.:.: i:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:|.:.://ｧｨ--=イ' // 丶､,__, |.:.:.:.:.:..:.:.: |.| i.i
i.:.:.:|..:.:|.:.:.:.:|.:.:.:f..:|´/ ＿,／ // _＿_ |/|.:.:.:..:.:./|.i |.ｉ
|.:.:.:|:.:.:|.:.:.:.:|.:.:.:| i.ﾅｧ=＝,=,` // ｨ==ｬｪ,, |.:.:..:.:.:| i:i |i
|.:.:.:ヽ.: |.: :.:ヽ.:.:ｒケ:::::::`::i ／ i::::`.:i '|.:.:.:.:.:.:ﾚ'
.λ.:.:.::ヽ.|.:.:.:.:.ヽ..ト .５:::::::::i .５:::::| /.:.:.:.:.:.:|
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圦r=========- _ﾆﾆﾆﾆﾆ）
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|::::::::|::::::::::::::|:::::::::::::|＼V^` ……こちらこそ、ご協力に感謝するであります。
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|::::::::|::::::::::::::|:::::::::::::| l
|::::::::|::::::::::::::|:::::::::::::lっﾉ
＿＿|ハ八NﾊN八:::::::::: 「 ……あれほどの被害が出ていて、気付いても居なかった。
| ||⌒rｭ￣rｭ |⌒アY
| |||￣|￣￣| |／i:ｉ:ｉ| ……我々の怠慢をご指摘いただき、かたじけなく思っております。
| ||| | | |i:i:i:i:i:i|.､
| ||| | | |i:i:i:i:i:i|i:i＼
| ||| | | |i:i:i:i:i:i|ｉ:i:i:i:）
/:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/::::/::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
.::::::::::::::::::::/::::;:::::/:::::/::::}:::八;;;}::::|::::::::::::::::::... わ、私も……【ヤタガラス】として、
|:::ｉ:::::ｉ::{:::/::::/::::/／/::::::j/::::::: |::::|:::::::::::::::::::::
;|:::|:::::|::|/:::::/__/::::::/::::::;/:::::::::::|::::|:::}:::::::::::::::::} お恥ずかしい、限りです……。
/:::::|:::::|::|:::::/:::/≧=-:／/::::::::::: |::::j/!::::::::::::::::::
/:::|:::|:::::|::|爪示圷:::／::}/｀≧=-':|:::/::|:::::::/::::::′
/::::::|__!::: |::| 乂/リ／ / ^仍圷x}/:::ﾉ:::::/:::::/
/r―「 |:::::}::{::{::::::::::::::::::::::::::::::乂リ /／::::}/ }/
´ ￣￣ヽ. |:::::}人ヽ :; :::::::/::／:::ﾉ /
/ ＼::::::::::＼ _ _ ／ｰイ::|／
/ ＼::::::￣＼___ ／|::::::::::|:::|
／ ￣＼ ヽ:::::::＼ } |￣ ,／|::::::::::|:::|
／ ＼ ;::::::::::::::, |: |::::::::::|:::|＼
{ ＼｝::::::::::::::; |― ´ |::::::::::|:::| 丶
＿＿
,,.-´ ｀｀ヽ あほう。
.／ ＼
/ ヽ お前らが責任感じてどうするんだお。
.| .'⌒` '⌒丶 .|
／ | （ ー） （ー ） .|＼ そもそもお前ら今何歳だお？
／ ＼ （__人__） ／ ＼
／ / `ー───ー′ ＼ 現役の【異能者】になって何年経った？
,＼ .l | ∧ .∧ | .／
／ .＼ i l .| .i .ｌ ..| / .／丶 【クズノハ】や【ヤタガラス】の意思決定権があるのかお？
./ .＼| | ./ ヽ / | / .／ ＼
. , .、 ' ￣￣ 、
/ ﾍ ／ ＼
l ﾐ ﾍ / ヽ 【異能者】も神様じゃないんだ。気付けるわけがないんだお。
l ミ .∧. / ｀ｰ- ､ ‘，
_j_7ﾍ ∧. 冫 ､___ , } 仮に責任感じるとしても、そりゃお前らよりもっと上役。
_r"＞’､ ﾍ ∧/ ￣ /_
「; i ! .r.､ , j ﾍ.､ ) ／ .7 お前らに指示を出してた連中だお。
l! .j .ﾍ l _! , ゝ-ゝ- ' 一 ＝ 一 " ,'
. !: ﾍ ﾍzｲ .l! ! ! l斗＜ ￣ ､〈!
. ',: r j ! .j .}ﾊ´ 、_ ,,... 〉
,: i、' / !ﾔV ,.r ￣ ﾊ" ﾊ そもそも、【ヤタガラス】【クズノハ】の現状の方が不味い。
,: / ∨’ ,!∧ﾍ イ≠ﾁ j.! o jl l
ヽ ,ｨ≧x＼//＞'┘ ./ ≧≠＝" .! こういったことに気付ける体制や余裕自体が
ｨチ≦'"´ .j j/／ l .i/ ' ｀ヽ .!
〈￣ ﾊ/j ＝ l ,' _ z ＝ z ﾍ l どっちにも無い事の方が問題なんだお。
l ＿zｲ.ﾔlj .j l , ,. j !
lzzzzｲ' Ⅵ ,' j! ／ /,ｲ l
V ＼ / / イ ＿ z /7 . !
V ｰ.v＜ ＿ ./j7 l だからな、あきつ丸殿、言葉。
V ,ｲ j! ､ ,ﾑ/ .j
V / l! ヾ ./// ,' 【研究所】から、一つ提案があるお。
,ｨ.､ .j! /// ｲ
//l ＼ ｲ//' l
//7l 丶 ,.'// 7 .!
////! j .＼ ／///7 .l
,'.///.! l Vヾー "////.7 l
l////! l .＼//////_/ .l
l////! l ￣￣ .l つ づ く
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